読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

松岡圭祐「千里眼~キネシクス・アイ~上・下」岬美由紀の危機に直面した数秒でも諦めない強い意志☆

2013-06-27 10:33:18 | 



松岡圭祐「千里眼~キネシクス・アイ~」上・下♪読み終わりました☆



今回は図書館で借りちゃった



この「千里眼」シリーズは私が利用する図書館に結構あるのでつい




このシリーズは飛び飛びに読んでいて、



順序が前後してしまっていたので、



『千里眼』と呼ばれている岬美由紀について、


まだまだ知らないことが多いです。




この名前がついたきっかけもまだつかめない状態。。



『千里眼』とは、


一瞬にしてその人の思考や遠くで起こることを感知する能力を言うらしい。



そんなことからつけられた美由紀のニックネーム?であるらしい。




今まで読んで来たシリーズで謎だった一つが、


今回の「キネシクス・アイ」で明らかになったこと☆




小6の美由紀がクラスメイトの黒岩裕子と親しくなったきっかけ。




なるほど!


そういうことだったんだ



クラスでも群を抜いて優秀だった美由紀と裕子。



裕子は勝手に美由紀をライバルだと思っていた。



しかし、


美由紀のほうはそんなことは全く考えていなかった。



自分が前に出ようなどという考えは全くない。



そんなとき事件が起こる。




バスケ部の部室から体操着や帽子が盗まれる。



その犯人を巡って・・



裕子と美由紀の見解が違っていた。




事実を冷静にみつめ、


犯人が誰かを見つけ出す!



美由紀のその言動に・・


裕子は「負けた」と感じる。



しかし、


美由紀はそんなことを鼻にかけることなく、



裕子は「リーダーに向いている」と立てる。



そんなことから、


二人は親友になる





小6の美由紀は職を失うことになったと知り、


父の会社の親会社の社長に会いに行く。




社長は最初こそ聴く耳を持たなかったが、



美由紀の類まれなる優秀さに舌を巻き、



自分の窮地を救ってくれた美由紀に美由紀の父の仕事が続けられるようとり計らう。






その後社長「鷲見」そして息子の「編朗(あむろ)」は飛行機事故で亡くなる。





そう思っていた美由紀の前に、




20数年後会うことになる。






ノン=クオリアそこに籍を置いていた2人に。




ノン=クオリアは、



『人は物にすぎず、ただ地上に機械を作り出すためだけに存在している。』



人間の感情などは無意味である。



そんな理念を持ったノン=クオリアが作り出した、




キネシクス・アイは、



千里眼と呼ばれる美由紀の思考さえも瞬時に読み取ってしまう。




そんなキネシクス・アイと美由紀の戦いが始まる!!





美由紀の大切な友、



黒岩裕子・そして同じ時期に臨床心理士の資格を取った朝比奈宏美。



この二人を人質に取られる。



美由紀に協力していた警視庁の久保田の妹、





大切な人を助けるため、



キネシクス・アイと戦う美由紀。




「自分はどうなっても構わない」その気持ちがいつも美由紀にはあった。




大切な人を巻き込みたくない!



そんな強い思いも、



美由紀を大切に思う人たちは協力を惜しまない。




久保田をはじめ・・



始めは頼りにならないと思っていた益山、




そして、



元自衛官だった美由紀の仲間達。




みんなが美由紀の志を応援する




弱気を助け、強きをくじく!!




そんな美由紀だから、



みんなも危険を顧みずに力を尽くす☆




そして、



どんな危機に直面しても・・





たとえ数秒しかなくても諦めない強い意志





そんな美由紀の前向きさに感動






最後にはズバッと決めてくれるところも読んでいて気持ちいい





人間が機械に負けるはずがない!!




その気持ちが機械を負かす





おーっと・・



つい結末をいいそうになった!笑






このシリーズまだまだこれからも読んでいきたいと思います☆



鷲見社長が言ってた・・


美由紀の両親の事故死の真相。。



それも知りたいなぁ。。




まだまだ美由紀について知らないことがたくさん☆




もっともっとしりたーい


















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坂木司「ワーキング・ホリデー」☆いつの間にかハマってしまう子供の魅力♪

2013-06-14 01:41:02 | 




坂木司の「ワーキング・ホリデー」読み終わりました☆



今回は読むペース早かったかも




ここのところ「坂木司」にすっかりハマってしまった私




本代もかさんでます!笑



それでも読みたくなる~




そんな坂木司の作品。




今回のこの話は、




ホストとして働いていた大和のもとに、




突然!自分の息子だと名乗る、小5の「進」が訪ねてくる。




大和には寝耳に水の話だったが、



進の母親の名前を聞いて、




思い当たる




そして、


夏休みという期間限定の父子の生活が始まる☆




ホストをしていた大和だが、



ホストクラブの経営者「ジャスミン(おかま)」の計らいで、



宅配会社に就職することになる。




慣れない宅配業や子育てに奮闘する大和。



主婦のように何でもこなす「進」に、



面倒を見ながらも、




教えられることも多い




今まで子供とかかわりのなかった大和。




めんどくさくて生意気な存在に手を焼く




だけど、



その分、





自分の中の「父の気持ち」が膨らんで






進のことがいつの間にか愛おしい存在になっていた





そんな大和の心の変化。



進の存在が日に日に大きくなる




進との気持ちがすれ違ってしまい・・



ケンカもあった。




だけど、


それがまた絆を強くする




それはまた、


進も同じだった




母子家庭だった進が、



初めて接する「父」



その父「大和」の存在が進にもまた・・





かけがいのないものになっていた





そんな二人の物語。




脇を固める、



ナンバー1ホストの雪夜とホストクラブの常連のナナ。




この二人もいつの間にか進のファンになる




宅配会社「ハニービー・エクスプレス」のボス、



そして社員達☆




たくさんの人が大和と進を応援してくれている。




そんなあったかさが、



読んでるとほんわかと伝わってきて



すごく心地よい




読んでる時の私は、



きっと百面相☆



笑ったり



怒ったり



泣いたり




そんな色んな感情を引き出してくれる、



貴重な1冊になりました




今発売中の「ウインター・ホリデー」では、


その後の大和と進に会えるらしい。



読みたいなぁ~



けど、


文庫になってないんだよなぁ。。



単行本高いからなぁ




さぁ~どうするかは
















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坂木司「ホテルジューシー」は昔の青臭い自分を思い出し胸が熱くなる☆

2013-06-09 02:13:24 | 



坂木司の「ホテルジューシー」読み終わりました☆



今回で坂木作品何作読んだっけ?


・・って忘れるほど、


ハマってもう何冊も読んじゃってます





今回のこの作品には、



今までの作品の中に出てきた人たちも登場します☆





主人公の柿生浩美の友だちの、



叶咲子はシンデレラ・ティースの主人公




そして、



柿生浩美が石垣島のバイト先から、


那覇のホテルに手伝いに行ってくれと頼まれて、


その行った先のホテル「ホテルジューシー」でバイトをしていたのが、



『動物園の鳥』に登場した松谷さん



コレには思わず!


「あ~あの松谷さんだぁ~!」と声に出してしまった





こういう伏線が張られてるのも楽しいよね




シンデレラ・ティースでは、


サキちゃんが苦手だった歯医者で働くことになって、


そこでいろんな体験をして成長していく物語☆



そして、


今回のこの「ホテルジューシー」は、


サキちゃんの友だちの「ヒロちゃん」のほうのバイトの話。




こういうところも楽しい




主人公の柿生浩美こと、


ヒロちゃんは、


大家族で育ち弟や妹の面倒を見てきたしっかり者のお姉さん。



その性格は、



私は自分にできないことがあるということを知っている。


私は「自分の取り分」というものを知っている。


そして私は、身の丈にあった物が好きだ。


だから、


なんでもできると思いこんで、


他人の分まで欲しがり、


身の丈にあわない物を身につけている人間が嫌いだ。



本当に嫌いだ。



でももっと嫌いなのは、だらしない人間。


物に対しても人に対してもいいかげんな振る舞いしかしない。


そんな無責任な人間と一生つきあわずにいられたら、



私はきっと幸福に違いない。





こんなところからもわかるように、



本当にキッチリと自分の考えを持っていて、



白黒ハッキリさせたがる。




そんな正義感が強くて、


ちょっとおせっかいなヒロちゃん。



そんなヒロちゃんが働くことになったのが、


那覇のホテルジューシー。



ビルの2階から4階が普通のマンション。



そして、



5階から7階がホテルになっている。



一見、


ココがホテルだとは思えない



ヒロちゃんははじめてきたときに驚いた。



そして、


バイトは松谷さんという女性が一人。



しかし、


その松谷さんは、


ヒロちゃんに仕事を引き継いで辞めてしまう




調理担当の比嘉さん。



そして、


お掃除担当のクメばぁとセンばぁ2人の双子の姉妹のおばあちゃん。



そして、


だらしない・・


全く頼りにならないオーナー代理。



オーナー代理は隣のビルで、


客が来てるのか来てないのかわからないような喫茶店をやっている。


そこにいることがほとんど。



オーナー代理というが・・


「オーナー」は長年勤めてる従業員さえも会った事がないという。



ヒロちゃんはココで働くことに不安を覚えながらも・・



与えられた仕事はキッチリこなしていた。




そんなホテルジューシーには、


お客さんが持ち込むいろんな謎が!



お客さんにまつわる困ったことを、


ヒロちゃんは自分が何とかしてあげたいと思う。



それをオーナー代理にたしなめられてしまう。




オーナー代理は、


ヒロちゃんの嫌う人種だった。


だらしない・・


仕事もちゃんとしないいいかげんな無責任な人。




が、


昼間のだらしないオーナー代理が、


夜になると人格が変わったようにまっとうになる。



そんなオーナー代理の変貌振りにヒロちゃんはドキッとする。



そして、

いつの間にか・・


その大嫌いだった部類に属する人に、


自分は成長させられていた☆





『自分は間違ってない!』


『正しいことをして、言って、何が悪いの?!』



ヒロちゃんはオーナー代理にたしなめられてそう反発する。





けれど・・



頭を冷やして考えたら・・




「自分も自分のものさしで考えていた」


「人にはそれぞれのやりかたがある」



そんなことに気づいていく。





ただ真っ直ぐで☆


純粋なだけ☆



そんなヒロちゃんを見ていたら(もう見ている気持ちになってた)


昔の自分がダブった。




あ~私もこんなだったなぁ。。



困ってる人を見ると見過ごせなくて、


自分が何とかしてあげたい!って思う。



けど、


自分にはそんな力はなくて。。




その人にはおせっかいなだけのことで。。



そんな自分が嫌になって、


傷ついて。。




そんなヒロちゃんの思いが痛いほどわかって、





胸が熱くなった




あぁ~いいなぁ



青春だよなぁ



青臭いのは悪くない。



青臭いから一生懸命



青臭いから感動できる




ヒロちゃんはひと夏でいろんな体験をして大人になっていく。



自分が「こうでなきゃ」って思ってたことが、



「こうでも」「あぁでも」なんでもこい!


そんな柔軟性を身に付けた沖縄の生活☆



きっとこれからの人生に大きく影響していくだろう



そんなヒロちゃんの未来が楽しみになる




そして、


沖縄の食べ物がたくさん登場してお腹がなること間違いなし!笑



ちなみに、


ホテルジューシーの「ジューシー」は、


雑炊なんだって



読み終わったら・・


沖縄に行きたくなった



ホテルジューシーに泊まって



ポーク玉子の朝食



あ~想像しただけでお腹がなってきた!笑




感動してもお腹は減る!



それが生きていくってことだね



なんつって














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