重松清「ファミレス~上~」読み終わりました☆
「下」も読み終わって・・それから感想書こうと思ったけど
もう~書かずにはいられなかった!笑
いいですね~♪
重松節が利いてます✨
応援団の
押忍
・・が聞こえてきそうな作品です
40代後半
中学の国語教師をしている
宮本陽平
長女の葵は出版社に勤め始め
一人暮らしを始めた。
そして
長男の光太も
大学入学とともに一人暮らしを始める。
そして
家に残ったのは
妻の美代子と2人の生活。
そこに流れる
重苦しい空気
今までも
子供たちが大きくなり
帰りが遅い日や
食卓にいない日も多くあった。
しかし!
居るのに帰りが遅くて居ないのと、
家から出てしまっていないのとでは
大違い
なのだ。
グッと縮まった夫婦の距離感
その居心地の悪さを感じていたのは・・
妻の美代子だった!
妻の愛読書の間から
偶然見つけてしまった
署名捺印入りの離婚届
身に覚えのない陽平。。
しかし
妻は考えていたのだ。。
それに愕然とする。。
妻からいつそのことを切りだされるのか?
気が気でない夫の陽平。
妻からは
自立のオーラが感じられ・・
不安は募るばかり。。
一方
料理教室の変わりもののエリカ先生に
出産間近のエリカ先生の娘ひなたとともに
居候されてしまう編集長をしている一博。
妻とは離婚はしていないが別居中
そして
17も若い奥さんと移動販売車で惣菜を売る康文
1度めの結婚の失敗を踏まえて
今の生活を充実させている。
そんな
3人のそれぞれの家族のあり方☆
そして
ファミレスに足を運ぶようになった陽平が気づく
ファミレスの良さ
高級なレストランでなく・・
なぜあえてファミレスなのか
ファミリーレストランなのに・・
ひとりで行っても心地いいのはなぜ
ファミレスに来ている人たちを見て
ファミリー・レスにも優しい
そう気づく☆
うまいこと言うなぁ~!
・・と感心してしまう^^
人間の基本☆
ご飯を食べることの大切さ☆彡重み☆彡
それを
担任教師としてではなく
人生の先輩として生徒に語る陽平はカッコいい
「メシを食うことの重みがわからないうちは、
おまえはまだ駄々をこねてるだけのガキなんだよ」
母が不倫して怪我で入院
祖母の母への嫌味に辟易して
ハンストをおこし
倒れてしまった「ドン」に向って言うセリフ
サバイバル・クッキング・クラブ
生徒たちに
ごはんを作ることの大切さを教えたいと思って始めたクラブ。
部員はいない。
そして
そこに「ドン」は入部する!
陽平の食に対する熱き思い!
そして
美代子との関係。。
人生の分岐点に立たされる40代後半!
世代的に
わかる~!
と思う部分と
私は女なので
妻側の気持ちも
わかる~!
・・と思ってしまう。
近くにいるのに・・
何もわかっていない夫への不満。。
いろんな立場で
考えさせられる☆
そして
これを読んだ人に送られる著者からの
熱いYELL
それをすごく感じてパワーをもらえる!!
そんな作品だと思います^^
続きが楽しみ~