読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

重松清「あの歌がきこえる」~あぁ~青春☆の歌がいっぱいの宝箱♪~

2014-07-29 03:12:32 | 



重松清「あの歌が聞こえる」読み終わりました☆



今回読むの早かったなぁ~♪



どんどん読めちゃったよ^^



それはなぜか?





だって~懐かしい歌がいっぱいでてくるんだも~ん





著者の「重松清さん」が



1963年生まれ☆



私が


1965年生まれ☆




懐かしいわけです





懐かしい歌に合わせた内容のお話が12話




主人公は「シュウ」



そして



悪友?の



コウジとヤスオ






中学・高校・・



まさに!






青春ど真ん中




を過ごす




それにまつわる「曲」とのコラボ




これはたまりません!!笑





コウジの母親が家を出てしまったとき



どう接していいかわからなかったシュウ。




そんな二人が



「いつか街で会ったなら」を歌うシーン☆



ドラマ「俺たちの勲章」の挿入歌で中村雅俊が歌ってた♪



「それでもいつか~どこかのまちで~♪


あ~ったなら肩をたたいて微笑み合おう~♪」




↑を繰り返し歌う2人。



言葉なんていらない!



歌が2人を一つにする



歌っていいよね






切ない恋のバックには~



ユーミンの「DESTINY」があったり☆




歌詞の意味がよくわからなかったシュウが



年上の純子さんに恋をすることでわかるようになる♪






他にも


オフコース「さよなら」


さだまさし「案山子」


RCサクセション「トランジスタ・ラジオ」






などなど



が登場☆



そして



女子に嫌われて誰からもオクラホマ・ミキサーを踊ることを拒否されてた


「馬場くん」が


先輩のツッパリ女子に告白?!


そして


1度だけ一緒に踊ってほしいとお願いする☆



それを応援するシュウ・コウジ・ヤスオ





オクラホマ・ミキサーなつかしい!



好きな人と踊れるのが楽しみだったなぁ~♪



あ~次だぁ



・・ってワクワクしてたら



曲終わっちゃって。。




あった!あった!笑







この時代に中学高校だった同世代には




たまらない1冊





あ~こんな気持ち~


うまくいえたことがな~い


あいあいあい・・




気持ちって言葉にすると難しい。。



けど



曲に載せると


意外と


上手く言えちゃったり



共感できちゃったりするのかも





あのころの気持ち・・



あのころの曲・・



浸れること間違いなし!の1冊です




同世代のあなたならぜひ














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松岡圭祐「マジシャン」~15歳の少女「沙希」に娘を重ねる刑事「舛城」の思い☆~

2014-07-28 01:50:43 | 



松岡圭祐の「マジシャン」読み終わりました☆



前から気にはなってたんですよ。この本



表紙が真黒だし・・



どんな内容なのかなって








今回



思い切って読んでみることに。





なるほどこういう内容だったんだぁ




読んで納得!



マジックの裏側を垣間見れて楽しかったし



マジシャンというのは・・



裏ではこんな苦労があったんだぁ



そんなことがわかった。



マジックというのは・・




タネ



がモチロンあるわけで・・



でも



それがわかっていても




見ていると




すごいなぁ~!不思議だなぁ~!



と感心してしまう




人を楽しませるマジック☆



けど


マジシャンは



「人を欺く」仕事でもある




そんな風にも言える。



・・と小説中にも出てくるわけです。





マジックで人を欺き



信じさせて



詐欺を働く




そう言うことを思い付き実行に移したにっくき犯人!!




そいつを追う



捜査二課の舛城(ますじょう)警部補



新米の浅岸刑事



科捜研から来たこれまた新人の白金恵子




部下たちに足を引っ張れれながらも



助けられ



詐欺師に立ち向かう舛城。





お金が倍に増える



そう言う現象を



目の当たりにしたら・・



やっぱり騙されてしまうのだろうか?!




その被害者たちが



口をそろえて言う



「お金が倍に増えた」という話。




その真相は?!




それと同時期に



コンピューターの新型ウイルスEXによって日本経済の危機に



それを食い止めるために警察は人員を増やし躍起になっていた。



しかし


舛城は


そこには加わらず



「一般庶民の詐欺救済」のために働く!




↑しかし!



それが結果的には



日本を救うことにもなるのだが





お金が倍になるという



そのトリックを暴くために



マジック用品を扱う店へ足を運ぶ舛城。




プロのマジック用品を扱う店からのつてで



出光マリのマジックショーへ。



そこで働いていた



15歳のマジシャン見習いの「沙希」に出会う。




出光マリに投げかけた



舛城のなぞかけ



マリは答えられなかったが




「沙希」は



答えることができた。




舛城の刑事の感が



沙希が事件解決の糸口になると知らせていた。




沙希が



お金が倍になる事件の全容を




暴く!!





沙希の親代わりだといって現れた「飯倉」




以前



舛城が詐欺事件で挙げた犯人だった男。




飯倉と沙希の本当の関係は?




沙希の両親は詐欺を働いたと



汚名着せられたまま自殺した。





マジシャンだった両親。




両親の汚名を晴らしたい



そう言う願いも抱えつつマジシャンを目指す沙希。



頭がよく



不思議な魅力を持つ沙希。




冷めていると思っていた



舛城。



しかし


事件の謎ときに協力してもらううち



沙希の「子供」の部分も垣間見え・・



そして



歳の同じ



自分の娘「貴代美」と重ねるようになる。




自閉症でしゃべることのできない貴代美。



そんな貴代美の心の内を思うようになる舛城。





沙希と喜代美を重ねてしまう舛城。




マジシャンに挫折を感じる沙希に




エールを送る舛城。




事件解決の裏で



わかっていくからくり・・



詐欺師とマジシャンは紙一重?!



そんな思いを払拭させる



沙希の



マジックへの思い






事件解決とともに




深まる




沙希と舛城の




親子のような関係☆






テレビで見ていた



マジシャンたちの苦悩




それが少しわかった気がして




これからは彼らを見る目も



ちょっと



尊敬を込めたまなざしに






あなたもこの1冊で



マジシャンになった気分~




になれるかも!笑











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松岡圭祐「ブラッドタイプ」~岬美由紀の「女」の弱さをみた!けれど最後はやっぱり☆~

2014-07-22 08:46:21 | 



松岡圭祐の「ブラッドタイプ」読み終わりました☆




これには


おなじみの


岬美由紀 元自衛官で今は臨床心理士 28歳~千里眼シリーズ主人公~



嵯峨敏也 岬の同僚で臨床心理士 32歳~催眠シリーズ主人公~



一ノ瀬恵梨香 臨床心理士 25歳~蒼い瞳とニュアージュ主人公~



この3人が登場する☆



千里眼シリーズはまだ全部読んでいないので


これを読みつつ・・



嵯峨と美由紀が以前そう言うことになってたんだぁ~!



ということも初めて知った。



いつも強く



男勝りの美由紀しか知らなかったけど



今回


嵯峨の命が危険にさらされるとき




美由紀は弱くなる





今まで見たことがない



「女」の部分を見る





以前嵯峨に告白して



スルーされていたらしく・・



そのことも今回初めて知る





今回も嵯峨に自分の気持ちを打ち明けるも・・




断られてしまう美由紀




いつもさっそうとして



異性にも


同性にも



人気のある岬美由紀



だけど


嵯峨の前では



弱い女になってしまう美由紀



そんな美由紀が



私には



とっても



かわいく見えた






今回のテーマは「血液型別の性格診断」にはじまり



この血液型診断を



政治家が口にしたことにより



世間がこれに踊らされてしまう。




特に


B型



我がままだとか



マイナス面ばかりが強調され



職場を首になったりするケースも出るほど。




そして


血液型がB型に変わってしまうことをいやがり



骨髄移植を受けないという女性が生命の危機に




嵯峨は


自分が白血病の再発により



自分の生命も危うい中・・



臨床心理士としての責務を全うするために



骨髄移植を拒否!!




この女性が洪水移植を受けるまで自分も拒否するといいだす。




そんな嵯峨を美由紀は何とか説得しようとするが



嵯峨の意志は固い!!




世間に蔓延する



「血液型診断」を



科学では証明されていないことで



血液型で性格を分けたりすることはできない。



ということを


なんとか証明して


世間にわからせようとする美由紀。




しかし



それは




奇跡



を起こすことにほかならなかった。




長年



血液型別の性格診断を信じ込んで



刷り込まれてきたものを



「それは違う!」



と証明することは難しい。





美由紀は八方ふさがりになる!!




嵯峨を助けたくて・・



でも


できない!!




そんな無力な自分が情けなく・・



そして


悔しく・・



そして



嵯峨をおもうと・・




泣けてしまう美由紀



そんな美由紀を間近で初めてみる



一ノ瀬恵梨香も



慰める言葉を失う。。




しかし・・



恵梨香の美由紀を思う気持ち☆




そして



美由紀の



嵯峨を助けたい!!



そう思う気持ちが




奇跡を起こす






それをどんなふうに起こすのかは



ぜひ読んで確かめてみてください






血液型・・



A

B

O

AB




その4種類で



性格が決まってしまうなんて!!




そんなのありえない




だって


みんな



一人一人が



誰でもない自分




なのだから。





人間の心理・・




なんか怖いなぁ・・って思った。





「それだけを信じる」と



他のことが信じられなくなる。




そういうことだね~。。





私はA型だけど




いろんな要素あると思うし























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重松清「小学五年生」~少年たちに自分を重ねてタイムトリップ!~

2014-07-19 02:27:28 | 



重松清「小学五年生」読み終わりました☆



今回読み終わるの早かったなぁ~!



おととい図書館で借りて



昨日読み終わっちゃった




短編集で読みやすかったし



イラストが入ってたってこともあるかな




この短編集に出てくる


少年たちを自分に重ねて読むと・・





わかる~




そう共感しながら読めるってことも大きいと思う。




今小学五年生のあなたも!




むか~し


むか~し



小学五年生だった



あなたも





自分に重ねて読めると思います






私は女なので



「男子はこんな風に女子を見てたのか~!」






新鮮なところもあった






子供から



大人へ・・




ちょっと



背伸びして




でも



そんなことを悟られるのが





照れくさくて




わざと『悪態』をついてしまったり。。





心の中は



いつも



「ドキドキ」






「悲しい」



「悔しい」


「寂しい」



そんな気持ちが入り混じってる





そんな複雑な少年の心を



重松さんは上手く表現されてる





うん!うん!



小学五年生って



そうだよなぁ~!



妙に納得してしまった。







友達が引っ越して転校して



「親友」そう思ってたのに



遊びに行ったら


新しい友だちと楽しそうにしてる「親友」



それが


悔しくて



悲しくて



そんな少年の思い。





友達と喧嘩して



でも


自分からは


なかなか仲直りできなくて



友達の言葉を待ってたり。。






バレンタインデーに



どきどきしながら



チョコを待ってる



だけど・・



結局


もらえなくて・・




↑そういえば


私がバレンタインデーに初めてチョコをあげたのは




小学五年生でした




結局振られたけど





女子と男子の違いはあっても



小学五年生は



そんな大人への階段を上り始める時期なんだろうなぁ





がんばれ!少年たち!!




そんな風につい応援もしたくなっちゃう





少年たちに自分を重ねてタイムトリップ




ちょっと若返ったかな?笑














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重松清の「峠うどん物語(下)」~まずいけどうまい!「柿の葉うどん」は心に沁みる~

2014-07-18 02:20:53 | 



重松清「峠うどん物語(下)」読み終わりました☆




(上)の感想の時にも書きましたが



ここはまたちょっと書いておきましょう




市営斎場の前にある



「峠うどん」



ここは



故人とそんなに深いかかわりはないけれど



人の「死」にふれ



焼香してそのまま帰るのも



なんだかやり切れない。



↑そんな人たちが


ふらっと立ち寄り


お酒の一ぱいでも飲み



うどんをすすっていく。




そんな場所




淑子のおじいちゃんが作る



気温と湿度に合わせ出しやうどんを調節する☆



本格的な手打ちうどん



そして


おばあちゃんのおしゃべりとちょっとおせっかいな気遣いが



この店を支えている☆




中学生の淑子はこの店の手伝いをしながら



いろんなことを学び成長していく




そんな話






この(下)では



無口で背中で語ることがほとんどのおじいちゃんの



うどん屋での修業時代の仲間が登場する。




「長寿庵」で修業を共にしていた



源さん



今はうどん屋を手広く展開しているやり手だ。




この源さんが



「柿の葉うどん」を商売にしようとする。




それをおじいちゃんは許さなかった。





新聞に載った「柿の葉うどん」



投稿者の「千恵さん」という人が



「水害の翌日、住まいや家族を失った人たちに


若いうどん職人があり合せの材料で作ってくれたうどんが無料でふるまわれた。」




色づいた「柿の葉」が1枚のってるだけのうどん



それは



希望の味



だったと。




それを読んで



この「柿の葉うどん」は



おじいちゃんが作ったとすぐにわかった源さん。



だけど


おじいちゃんは「しらん」と言い張る。





これを商売にしたかっただけだろうと思われていた源さん。



だけど



この



「柿の葉うどん」を



商売にした「みやま亭」にのりこみ



それを一口食べた源さんは怒りだす!



社長を呼べと。



一緒に食べた淑子は



その源さんの怒りを間近でみることになる!!





「柿の葉うどんはうますぎちゃダメなんだ。


マズくて、うまいんだ。それがか柿の葉うどんなんだ!


おまえにはそこがわかってないんだ、


なにもわかってないんだ!」





そう怒鳴ってた源さんを。





この源さんの言葉が淑子には分かった。



みやま亭の社長には伝わらなかったけど・・



よくわかった





うん!



私にもわかった。



なんだか



頭っていうか・・




心に響いた





味っていうのは



「舌」で



そこから脳に伝わって感じるものだけど・・




そういう



「柿の葉うどん」のおいしさは




心で感じる味




なんじゃないかと思う。






すっごく



落ち込んで



お腹も空いていて・・



そんな時に食べた




おじいちゃんの気持ちがこもった素うどん





それが



千恵さんが味わった



「柿の葉うどん」



なんだろう。





「マズいけど、うまい」




その言葉がピッタリはまる






源さんは本当は


自分が儲けたいわけじゃなく



おじいちゃんのうどんをもっと広めてほしかったんじゃないか。





↑それはおじいちゃんも感じていたし


おばあちゃんもわかってたんだろう。





商売っけがなく



おいしいうどんを作ることだけのおじいちゃん。



でも


だからこその


「柿の葉うどん」



なのかもしれない。





味覚というものは・・




感動した味覚というものは・・



何十年経っても決して薄れることはない




私もそう確信することがある☆





淑子のおじいちゃんのうどんが食べたくなりました







おじいちゃんの親友の「わびすけ」さん。



この「わびすけ」という花を初めて知りました。



調べちゃったよ!笑



この極道の道に入った「わびすけ」さんとおじいちゃんの話。





そして



淑子の同級生の自殺。




峠うどん物語のラストは・・



淑子がお客さんになってうどんをすする。。





峠うどんは



あなたの心とお腹を満たしてくれますよ~
















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