柚木麻子「私のためのホテル」読み終わりました☆
最近柚木さん作品にハマってる私^^
これも考えさせられる内容だったなぁ~。
作家というのは
傍で見ているよりもはるかに
身を削って作品を作りだす☆大変な仕事!!
というのを
この作品を読んで感じました。
自分の書たいもの
それだけを書いていればいい!・・というものではないのだなぁ。。
作家になったからには
やっぱり
世間に認められたい
そして
そのためには
売れる本
を書かなければならない。
しかし
そのためには
自分が書きたいのは~言いたいのは~
こんなことじゃない
・・という思いも
グッと呑み込まなければならないんだぁ。。
そして
作家さんは
孤独な戦い
をしているんだなぁって思った。
中島加代子は
著名な文豪たちが利用していたという
由緒正しきホテル「山の上ホテル」にいた
バイトでためたなけなしのお金で
そこに2泊3日缶づめになり
小説を書く
そのために☆
昨年もきたこのホテル
加代子は何としてでも
作家として売れたかった。
作家としてのデビューはしていた
中島加代子こと
「相田大樹」
しかし!
出来レースに巻き込まれた彼女は
「元アイドル」
というお飾り付きの島本かれん
にすっかり持って行かれてしまう~
そのリベンジのための缶詰であった。
大手出版社の編集者をしている
大学の演劇サークルの先輩「遠藤」
缶詰になっている加代子に
「この真上の部屋に缶づめになっている」
大御所作家の「東十条宗典」のことを
つい?もらす?
東十条の原稿落ちれば
加代子の原稿が載るかも??
その言葉で
加代子は
一世一代の勝負に出る
加代子がうつ
大芝居
そこから
売れる!女流作家の
サクセスストーリー
が始まる
売れるまでの道のり
そして
売れてからの
2作目の苦悩。。
そして
超売れっ子になったゆえの孤独
出来レースで苦しめられた
島本かれんへ
復讐
けど・・
それを遂げた後のむなしさ。。
大御所の東十条を
初心に戻してしまう
加代子の
大きな力
それは
どこから生み出されるのか
作家が書く
作家への道の険しさと
苦悩。。
そんな
加代子を応援したくなる
加代子は
「山の上ホテル」にふさわしい作家になれるのか?
才能
努力
チャンス
う~ん
何事にも
それは共通するのかもしれない