織守きょうや「記憶屋」読み終わりました☆
本屋さんで目につき読んでみることに
「ホラー」って書いてあって・・
一瞬躊躇したんだけど
泣ける話だとうことで読んでみた
だけど・・
なぜか泣けなかった。
確かに切ない話なんですよ~。
だけど・・
なんというか。。
もっと深いところを考えてしまい・・
泣けなかったという感じかな^^>
遼一が杏子の記憶から消すされてしまったことで
「自分の存在が大切な人の記憶からなくなってしまうこと」
そして
「記憶を消された人は消されたことを覚えていないから
後悔さえもできないということ」
それを考えさせられた。
「記憶屋」は本当にいるのだろうか?
都市伝説的に語り継がれ・・
口裂け女のような派手さもなく・・
ただ
消したい記憶を消してくれる
遼一は記憶を消された人を目の当たりにして
その存在を探す。
弁護士の高原から有力な情報を聞き
その少女を探す。
そして
高原が記憶屋に興味を持っていた理由を後に知る。
残された秘書兼家政夫の外村から
高原は記憶屋と会ったと聞く。
「自分亡き後悲しみで死んでしまわないように依頼した」
少女の記憶消しを依頼したという。
外村も記憶屋に会った記憶はあるが・・
顔は覚えていないという。
幼馴染みとずっと一緒にいられるように
幼馴染みの記憶を自ら記憶屋に依頼し消した少女?
記憶屋に関する情報を交換していた
DDの「記憶屋」に関する情報が消し去られた?
遼一のまわりでおこる
記憶屋の影を匂うわせる出来事!!
そして・・
遼一は
記憶屋と対面する
その正体は・・
遼一の知っている意外な人物だった
記憶屋の苦悩。。
「他人の記憶は消えても・・
自分の中には
その記憶がつもっていく」
記憶屋の使命。。
記憶を消すということは
その部分を消して終わりにはならない。
消したことに寄って
その人から消されてしまう誰かの存在
消されてしまったその人の中には残っている
消した人の記憶
どんなに辛いことでも・・
それを乗り越えたり
乗り越えたことに寄って得られるものもある。
消してしまったら・・
後に
記憶を消してしまったことを後悔することもできない。
だって
その記憶を消されてしまっているのだから。
遼一の考えに
納得しながら・・
でも
その本人にしかわからない
その「記憶」を持っていることの辛さ。
答えなんてでない。
だけど・・
私は
やっぱり遼一と同じように思う。
それは
自分がまだそういう
消したい記憶に出会っていないせいかもしれない
あなたには
消したい記憶ありますか?
緑のベンチが記憶屋との待ち合わせ場所らしいですよ💺
ちなみに「記憶屋Ⅱ」も発売されるようです。
記憶屋にのるか・・
それとも・・
あなたはどっちかな?