読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

東野圭吾「危険なビーナス」~弟の妻「楓」に初めて会った伯朗は恋に落ちる!弟の行方を追うにつれ募る思い。。~

2016-08-29 03:15:27 | 




東野圭吾の最新作☆



「危険なビーナス」読み終わりました




圭吾さんの作品は



最新作が出ると予約して買っています。



今回も待ち遠しかったです




読んだ感想は



もちろん!




めっちゃよかったです




ハートが増えてしまうことをお許しくださいm(__)m





今回は特に



伯朗が



初めて会った弟の妻「楓」に恋をしてしまうところ




そこが一番の読みどころだと思います





ずっと何年も関わりのなかった



父親違いの9歳年下の弟「明人」




突然、



明人の妻だという「楓」から伯朗に連絡があり




明人が失踪したと聞かされる。





明人が結婚したことも知らなかった伯朗




そして




突然聞かされる事態に




伯朗は混乱する。




そして・・




初めて会った「楓」に







恋してしまう





楓に明人の行方を一緒に探してほしいと頼まれる伯朗




そして


2人で明人の行方を追ううちに



どんどん楓に惹かれていく




母の連れ子で



矢神家とはほとんど関わりがなかった伯朗だったが



明人の失踪に「矢神家」が絡んでいるのでは?



という楓に



関わりを絶っていた矢神家と関わることになる。




明人の父「康治」は癌で余命いくばくもない




そのことにも関わりが?!





康治が研究していたという



「後天性サヴァン症候群」



そして



脳腫瘍で亡くなった画家の伯朗の父が死の間際に描いた絵の謎



そして16年前に亡くなった母の事故死の謎




それらが



明人の失踪に絡んでいる??





矢神家で久しぶりに会う



昔から伯朗が気に入らなかった「勇磨」




勇磨が楓に興味を持ったことで


 
ますます伯朗にとって勇磨は





いけすかない奴




・・・になっていく。




楓が


勇磨と2人会っているときの伯朗の嫉妬。。





「君は明人の妻なんだぞ。こんな時間に二人きりになるなんて、

 非常識だと思わないのか。」





・・・と明人の名前を出して言い訳がましくいう伯朗




その言葉の裏にある



自分自身の嫉妬




楓のことが




「好きだ!!」



…といってるようなものの伯朗のわかりやすい心の内






伯朗のこの思いは・・





明人の妻という立場の楓に




どう届くのか






明人に恋する「百合華」





伯朗が働く動物病院の助手「蔭山元美」




銀座のクラブのママで勇磨の母「佐代」





気が強くて魅力的なビーナスたちもも逃せない





楓の明人への真っっ直ぐな思い!




それは



伯朗には切ない。。





だけど~



まさか!



楓は。。





あ~!




コレ以上は言えないよ~っ






最後に出てくる




ミニブタの「伯ちゃん」が




伯朗の恋のゆくへを知っている







登場人物それぞれの年表を作って




その人物たちを作り上げるという圭吾さんならではの




それぞれの登場人物の魅力☆




そして



最新科学



この1冊に込められた圭吾さんの思い☆






化学は進歩していくけれど・・





「人が踏み込んではいけない領域」




それがあることを忘れちゃいけない。





メッセージもしっかり受け止めました。




・・・といっても



科学に関しては



難しすぎて理解できないんですけどね(^^;





科学には疎い私でも



今回の作品は



アラフォーの伯朗の



中学生みたいに恋しちゃうところ




そこだけでも十分に楽しめる作品になっています。





圭吾さんの女性の好みは




楓さんのような




ナイスバディでミニスカの似合う美人なのかなぁ~

















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横尾秀介「ラットマン」~思い込みが生んだ2つの事件☆過去と現在がシンクロして姫川が守ろうとしたものは?~

2016-08-26 02:17:38 | 



横尾秀介「ラットマン」読み終わりました☆



前回横尾さんが書いたご自身の色々を語った



「プロムナード」を読んで



ぜひこの作品を読みたいと思って読んでみました




エアロスミスから待ったがかけられて



大手術を行ったというその作品を





いやぁ~




良かったです





最後に



事件の犯人が・・




「えっ?」



この人が??



…と思っていると



またまた・・



「違ったのかっ!!」




・・と驚かされる




最終的に犯人は・・



えーっ




まぁこんな感じで



驚かされます!






書き出しがまた面白くて・・




いきなり何の話??




幽霊話??




・・と思ってると・・




見当はずれだったり



まぁ~



驚かされることの連続です




そう!



それが楽しいんです!!



いい意味で



期待を裏切られる^m^







姫川亮は高校時代から同級生と組んでいるバンド




「Sundowner」サンダウナー




夕暮れ時の一杯を意味する




しかし


考えたバンド仲間の谷尾は



「音楽を支配する者」



サウンドオーナー



と勘違いして読み間違えてつけたという☆





そんなサンダウナーの練習中に事件は起こる!!




姫川と付き合っていた



バンドメンバーだったひかりが



殺された?!



当初事故と思われたのだが・・



のちに



殺人事件




・・・と思われる事が見つかって・・




バンドメンバーの



谷尾と竹内は




姫川がやったのでは?




・・という疑惑を持つ。






いつもと違っていた




姫川の行動の端々に感じる疑惑




しかし


仲間を信じたいという思い





一方の姫川は




自分のしたことがバレないように




内心ひやひやしていた。





事件現場を訪れた



姫川が小1のときにある事件を担当した刑事「隈島」




隈島によって



姫川の犯行はバレていく?!




「ある事件」とは



姫川の姉が



2階の窓から転落し死亡した事件だった。




「事故」として処理されたこの事件




しかし


この事件が



姫川の今を歪めていた。





姫川の父親がやったこと・・




そして



姫川がやったこと・・





姫川の中では



2つの事件がシンクロしていたのだった。





人の





思い込みの怖さ




真実は



思い込みによって歪められてしまう。。





人の心理の不思議





動物の中で描かれた「ネズミ」はネズミとして・・




人間の中で描かれた「ネズミ」は





ラットマンとして認識される






ひかりの中にいた一つの命が




真犯人を教えてくれる






ひかりの妹「桂」に惹かれてしまった姫川




その裏には




姉を救えなかった贖罪があったのだろうか??






この1冊に




ミステリ



心理学



お笑い




いろんなものが詰まっている




その



横尾秀介の才能が詰まった・・




この箱を開けたら~




あなたは横尾秀介の虜になるかも



















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横尾秀介「プロムナード」~自身を語る魅力的な「ちょい悪」ぶり☆著者が身近になるよ^^~

2016-08-23 02:51:15 | 



横尾秀介「プロムナード」読み終わりました☆



これは



著者がご自身の事を書かれたものです




「プロムナード」ってなんだ?



・・と思ってたら



散歩道という意味らしいです





人生を散歩道に例えたら




自分自身は「1個の石」のようなもの。




そう語る横尾さん



自分ではどうにもならない力で



いろんな蹴られ方をされて進んでいく。




どこへ向かうのか?




いろんな人にかかわり



いろんな蹴られ方をして



自分は進んでいく。




それに感謝しながら。




本当にそうだぁって思った。






自分の作品が




「一番面白い」



・・と言えちゃうところ☆





一文字間違って覚えていて・・


全く違う意味になってたことを



それを目標に頑張っちゃうところ☆




ちょい悪に憧れるかわいらしいところ☆




好きな人に一直線なところ☆




いろんな物の見方ができて



前向きなところ☆





横尾秀介がますます魅力的に思える作品でした





特に印象的で



「私も同じこと感じてた!」



というのが




「街の微笑」



いつもの見慣れた街なのに



季節の変わり目に



ほんの少し溶けている




次の季節の色をちょっとだけまとう



そんな街が



いつもより魅力的に感じられる




それを



「街の微笑」と称している。





完全じゃない



ほんの少しの変化☆




ほんの少し溶けた季節を感じるときの喜び





共感できたなぁ






そして



17歳の時に描いた絵本



19歳の時にかいた戯曲




そんなのも収録されていて


それもまたいいんです





これを読んだら



横尾さんの作品をもっと読みたくなる☆





「ラットマン」まだ読んでないんで



次読んでみようかな♪



単行本にするときに



エアロスミスに待ったをかけらてしまった作品だとか。




それで単行本の内容変更を余儀なくされた!!




だけど



もっといい作品になったと前向き



そんな横尾さんの作品が読んでみたくなった。





「作家はミステリアスなほうがいい」



そんなことを言う人もいるけど



私は著者の人となりを知ることで



より作品が魅力的に思えると思うけど











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湊かなえ「花の鎖」~花の鎖でつながれた代々にわたる悲恋の謎。。Kの正体は一体?!~

2016-08-22 03:20:15 | 



湊かなえ「花の鎖」読み終わりました☆





湊かなえさんの小説には



アルファベットの頭文字が登場することが多い気が。。




今回は「K」とは一体何者なのか





この謎に迫ってくいくよ






母が死んだとき




秘書を通じて援助を申し出てくれた「K」



母に毎年



豪華な花束を送ってきていた「K」とはいったい何者なのか?




ずっと謎に思っていた梨花



しかし


援助の申し出は断った。



その後


祖母が病気になり



梨花は職を失う。




そのとき思い浮かんだのが



「K」への援助の申し出。




足長おじさん的に考えていた梨花のKに対する印象




そんな気持ちで考えていた梨花に




Kの代理で現れた秘書の対応は



冷たいものだった。




Kと母の関係・・




一体Kは何者なのか?






希美子



和弥


浩一




頭文字「K」の登場人物たちが



読者の推理を翻弄させる。。





梨花



美雪



紗月





それぞれの話がシンクロしていく




商店街の和菓子屋の「きんつば」



森川家の庭に咲く「コスコス」



赤岳に咲く「コマクサ」





これも頭文字が


みんな




K





これらのワードも深く関係してくる。






Kがつながれた




「鎖」の頭文字も




K





すごい






祖母












3世代にわたる



悲恋の物語。。





複雑に絡み合う



鎖を



あなたはほどくことができるのか




途中頭の中の思考回路が絡まってしまった私。。





真相にあなたはスッキリできるだろうか














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谷瑞恵「思い出のとき修理します 4」~離れることで2人は更に強く結ばれる☆~

2016-08-20 02:47:00 | 



谷瑞恵「思い出のとき修理します 4」読み終わりました☆




今回はいよいよ完結編です



読みどころは



なんといっても




秀司と明里の関係がどうなっていくのか




↑そこでしょ^^




おぉ~



そういう結末ですかぁ。




2人ならそうなるかも☆



そんなふうに納得する結末ですよ






自分の気持ちを言葉や態度に示すのが苦手だった 明里



人の気持ちを察するのが苦手だった 秀司




そんな2人の欠点を



2人が付き合いお互いを思い合うことで



補いあっていく




そして


今回



明里が秀司のために



思い切った決断をする




明里は自分自身が変わったことに



自分自身でも驚く。




秀司と離れたくない自分



だけど



秀司だから



離れていても大丈夫☆




そう思える




そう!



相手が秀司だからこそ



明里は変われることができた。




それも



秀司に恋することで自然に





秀司もまた



明里によって変わっていく。




相手が明里だから



安心できる☆



そして背中を押してくれる明里を



より一層愛おしく思う




2人の間に



たとえ



距離ができても



もう



2人の関係は離れたりしない




そう確信できる2人





秀司が時計師になって



初めて作る時計



それは



明里との愛を



刻んでいく時計




明里との未来へと時を進めていく





明里と離れたくないがため



独立時計師としての仕事をあきらめようとしていた秀司




だけど



明里は



秀司にやりたいことを思いっきりやってもらいたかった。




その気持ちを受け止める秀司





そして



津雲商店街の人たち




実は狛犬?の太一




いろんな結びつきが




秀司と明里を包み込んで




温かく見守ってくれる☆





津雲商店街にある



ヘアーサロン由井に住む明里



明里はここで美容師をしながら・・



斜め向かいの



「飯田時計店」の




「おもいでの時 修理します」



・・のプレートを見ながら




秀司の帰りを待つのかな?




そんな想像もしてしまう^^





2人でいろんな人の思い出を修理する手伝いをしてきた。




そして


最後は・・



秀司と明里2人で共にしてきた思い出を



これからの糧にして



新たな出発





2人はきっと大丈夫






あ~終わっちゃうのか~。



この先ももっと見てみたいんだけど・・






ここからは自分の想像力ってことで!笑





秀司の観察眼には毎回驚かされたよなぁ。




ここで知ったいろんな時計



これを読み始めて私も時計を買ってしまった^m^




あなたには



修理したい思い出はありますか?




飯田時計店では




最高の腕を持った時計師が




あなたをお待ちしていますよ














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