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凪良ゆう「星を編む」~汝、星のごとくのその後、、北原先生と暁海の生活は優しい愛に包まれていた☆

2024-01-13 03:30:23 | 


凪良ゆう「星を編む」読み終わりました。

「汝、星のごとく」の続編だということで

読んでみました。

すごくよかった


凪良さんの優しさが詰まっている作品だなって

あらためて思います。


外から見えている部分

でも

それはその見る人によって解釈が違っていて、、

そういうことは誰の身近にもあって

「本当はそうじゃないのに~」

でも

わかってもらおうとしてもそれは難しい。


なぜなら

人それぞれの価値観や考え方が違うから。


北原先生と暁海の関係も

傍からみたら

どうなの?


って言われてしまう。


愛人の元に通う夫を

許している寛大な妻?


当人同士は

そうじゃないよー

なのに

そう映ってしまう。


そういう目や耳から入るいろんなことを受け流し

生活していくって

なかなか難しいと思う。


でも

北原先生と暁海には

それはどうでもいいことで

2人の間で分かり合えていたらいい。

そういう

強い絆ができている


互助会結婚で始まった2人の関係

だけど

長い年月を共にし

お互いを労り

大切な尊敬できる人

と思える2人

そこには

情熱はなくとも、、

確実にある


情愛


それをお互いに感じるようになる。


それも




そんなことに気付いていく2人


そんな2人を見ていたら

こちらも温かい気持ちになる


北原先生の

過去がこの作品で明らかになる。


両親の教え

でも

それは北原先生を幸せにはしてくれなかったこと。


そして

明日見奈々との出会い

そして

結を育てることになった理由


そこに至るまでの北原先生の決意


読んでいて苦しくなりました。


両親の考えに子供は合わせるしかなくて、、

それがどんなに理不尽なことと思えても。。

なんかそこが妙にに共感できてしまったからかも。


北原先生と奈々はそこが共鳴してしまったんだろうなぁ。。


奈々の自由は苦しみを伴う自由

そして

北原先生も暁海の結婚も

生きやすくするための手段


人が生きやすくなるためには

それぞれが必要だったんだよなぁ~

そんなことを思った。


そして

この作品では

植木と二階堂の

編集者としての生きざまを見せつけられる。


あ~こうやって

苦しみの中でこの本も生まれたんだなぁ~

そう思うと愛しくなる


櫂が亡くなっても

作品が残り

たくさんの人に勇気や希望を与える


本って素敵だなぁ


あらためて

そんなことも思いました。


この作品に出会えてよかった

凪良さん、ありがとうございます





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