<生地詳細・素材感>
今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23cm〔3000円〕
淡いピンク系のバステル色をベースに、緒はエンジです。ちょうど今ごろの角館を象徴する配色と思います。なかなか綺麗に仕上がりました。
天気予報を多少良いほうに裏切った感じでしょうか、いくらかの降雨はありましたが、散策に困るほどではありません。でも気温は低めですね、夕方には少し暖が欲しいくらいの肌寒さでした。これも桜を長くもたせるには好都合かも知れません。
桜の開花状況は、枝垂桜で三分から五分、染井吉野がもう一息で咲き初めという感じです。今朝の出勤途中、一本の枝垂桜を撮影してきました。画像は掲示板へ。
秋田市(と思います)からお越しのご夫婦、昨年私の草履をお買い上げくださり、自分も作ってみたいとずっと思っていたそうです。すでにたくさんの方が草履作りをはじめ、うちのひとりは「売物」に到達した話をすると、ご主人が思い切りました。草履台にイ草材料をご購入、54人目の草履職人誕生です。
「一足分イ草材料」が、予想をはるかに越えてご好評です。すでに「布草履」を経験している人が、今年になって一層増えた気がします。ご婦人向け雑誌に取り上げられていることが大きな要因と思いますが、そうした方々が私の実演を見ての材料購入が目立ちます。
新たなステップにチャレンジしてみたいという気持ちは、私自身がそうでしたからよく分かります。ただ、布草履の作り方を知っている方々は自負心がありますから、実演をご覧になる時間も短いですし、草履台や編み方ビデオも必要と感じないもんです。
まぁ、そういう苦労もモノ作りの楽しみでしょう。
町内在住のお母さん、実に関心高く実演をご覧です。『習えば作れるようになるべがぁ』とおっしゃるので、やはりたくさんの方がはじめていることをお伝えしました。
いろいろおしゃべりをするうち、ふと年齢を訊かれました。44歳とお応えすると、『おんやぁ~、ウヂの息子どご知らねべがぁ!?』。息子さんの年齢は私より幾分上でしたが、お名前に憶えがあります。職業を訊いてみると、学校の先生。あらら、今年度から某中学に校長先生として勤務しているお方です。
『これがらときどき習いにくるんシ~!』と言ってお帰りになりましたが、校長先生のお母上に私が授業をしてイイもんでしょうかねぇ。
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