角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

真のプレゼント。

2016年12月15日 | 家族の話


今日の草履は、仙北市内の男性のオーダー草履です。職場を離れる先輩女性の慰労会で、その方へのプレゼントとして承りました。
ご希望配色は基本おまかせでしたが、「いつまでも若々しく!」という贈り主の願いに、目いっぱい可愛らしい配色で表現してみました。履かれる女性はもちろんのこと、贈り主にも喜んでいただくのが真の「プレゼント」と思っています。

今月2日はカミさんの誕生日でした。その2週間ほど前でしたか、次女からLINEで2日と3日仕事を休めないかの相談です。そんなことを言うのは珍しいので、いったいどうしたのか返信してみると、カミさんの誕生日に私共々温泉一泊に招待したいとのこと。これを聞いたときは、嬉しいを超えてやや感動に近いものがありましたね。大人の休日倶楽部の最中だったため二連休は厳しいことを理解してもらい、2日の仕事を少し早く切り上げてつなぎ温泉へ行って来ました。

2日の夜、宿へ向かう途中に小岩井農場のクリスマスイルミネーションを愉しみ、温泉に一泊。翌3日は花巻宮沢賢治資料館を散策してきました。久しぶりの五人旅を娘たちも喜んでくれましたね。「プレゼント」というものは贈り主も喜んで大成功と思うわけです。











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4 コメント

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㈱わらび座造園 (山田みき)
2016-12-16 16:34:42
人様の事なれど、感動して泣いている〔笑〕私。奥様、娘さん達を知っているだけに、こんな素敵な御家族に会えた事、互いが互いを想い合う御家族に感動します。贈り主さんとは、初舞台で共演しました。誰からも慕われる舞台では本当に心打たれました。ジャスト配色!そしてサプライズの贈り手さんも分かるので、そんな企画を考えている仲間達の姿に又心打たれます。悩み苦しみ笑顔を取り戻したベリー君の周りにも又、温かい仲間の瞳があります。一年波乱万丈。家族の様に仲間達に接して頂き、今やわらび座に角館草履が何足ありますことか!(笑)涙と信頼の証、足跡。
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労に報いる (草履職人)
2016-12-16 18:12:06
みきさん

実は少し前、長女から私を叱責する手紙がありました。
家族の在り方を問うその内容には、私も考えさせられましたね。
その後間もなく私の考えを届けたことで、いくらか心が
落ち着いた模様です。

娘三人がお金を出し合い、両親を温泉旅行に招く。
これだけ聞けば「なんて良い家族なんだろう…」です。
しかしそこへ至るには、人並みの苦労や葛藤もまたあるんですね。

今日の草履もそうですが、「労に報いる」のはとても大事な
ことなれど、そこへ至る苦労を推し量れる人間になりたいものです。
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㈱わらび座造園 (山田みき)
2016-12-17 13:41:04
娘は、直球〔笑)。親の迷い、動揺、幸せ、悲しみ、、、じっと見つめ生きている。そして、親もまた迷い、苦しみ、考え、意志を貫き生きている。こんな剛速球は無い、、、と思う言葉を私も今までに二回程我が子から貰いました。そこには、何の遠慮も無い、家族なればこそ、又親子であっても別人格の言葉にならない、”人間性”みたいなものがあるのかも知れません。様々な家族行事采配の長女さん。げんない作品や、役者への厳しい真っ直ぐな言葉を話す彼女の瞳が心に残っています。ぶつかっても理解しようとする、だから”家族”なんでしょうね。
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言う家族 (草履職人)
2016-12-18 17:43:31
みきさん

基本的に家族は何を言ってもいいのです。
一番厄介なのは「言えない」ことですね。
私は少し喋りすぎと言われています(笑)
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