角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

あれから五年。

2016年03月11日 | 家族の話
今日の角館はいつにも増して人出が少なかったです。
「3.11」外出を控え、夫婦あるいは家族と過ごしたならなんの違和感もありません。

今宵は五年前と同じように、白岩で家族全員過ごすことになりました。
あの日と違うのは部屋に灯りが点いていること。
そして食卓も少しは贅沢かもしれません。
あの日のカップラーメンは美味しいものでありませんでした。

「3.11」家族のありがたみを考える日だと思います。



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2 コメント

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㈱わらび座造園 (山田みき)
2016-03-14 13:55:31
雪の中の3/11.新雪だったなあ、、思い返しています。まさかの地面が持ち上がり、電気は止まり。そんな瞬間自分が何を考え何をしようとしたか、、、忘れられません。ボーっとして、ガソリンや食料を我先に買い求める人たちを見つめていました。ハッと目を覚ましてくれた豆腐屋さんと先輩。全てが止っても、お馴染みさんに豆腐の配達をしている姿。先輩は雪をすくい薪ストーブでお湯を沸かしました。寒かった。温まり、少し冷静になり、復旧のメドも無い世界の中で食べる事、温まれる事、眠れる事それ以外は、生きていれば何とか成る、、、と思えたあの日。失い得たあの日です。
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なるようになる (草履職人)
2016-03-14 20:41:13
みきさん

あの日あの瞬間は秋田市にいました。長女が翌日秋田市の
大学受検で、その下見です。三人娘すべてが進学期で
自宅にいたため、みんなで秋田市へ行っていたのが幸いだったと
思います。そういうとき別行動の家族がどうしても心配ですからね。

非常時はとにかく不安なものです。「なんとかなるさ」
「なるようになるさ」、そういう私の性格がむしろ生かされた
東日本大震災でした。
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