角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

11日は「士(さむらい)の日」。

2016年01月11日 | 実演日記







今日の草履は、彩シリーズ21cm土踏まず付き[四阡八百円]
緑基調で統一した一品です。サイズの21cmは土踏まず付きの最小で、年間販売実績は20~30足ほどでしょうか。売上数が少ない分、逆に該当する女性の喜びようはひとしおなんですね。この冬場に在庫として少し編んでおきたいと思います。お持ち帰りいただけたら尚のこと喜んでいただけるでしょう。
こちらの草履配色を見て頭に浮かんだのは、「きなこ餅が食べたい…」でした。今日は鏡開きですしね。

「十」と「一」を縦に並べると「士」になることから、「士(さむらい)の日」。角館では毎月の11日、甲冑武者数名が武家屋敷通りに登場します。観光で訪れる方々との気軽な記念撮影が、なかなか好評とのことでした。計らずに出くわすイベントには、ちょっとしたお得感もあるのでしょう。
角館で侍が暮らしたのは、内町と呼ばれる現在の武家屋敷通りとその周辺です。もうひとつ、佐竹宗家の家臣団が居住したのが田町武家屋敷。西宮家の正門がある通りなんですね。
つまり商人町であった外町(とまち)でも、西宮家だけは侍がいて不自然でありません。ちょっと遊んでみました。








角館の毎月11日は「士の日」ですが、私が毎月これをやる予定はございませんのであしからずm(__)m
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2 コメント

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㈱わらび座造園 (山田みき)
2016-01-12 09:13:40
青海波文様は造園の仕事に入ってからの憧れ模様。枯山水に幾何学模様。世界の造園があるけれど、和、日本は本当に独特です。光速で無かった時代にあったもの、それは”時間”。如何に”想像する時間”が人間を創っているかを知る所〔笑)。震災もそうでした。電気も携帯も切れました。生まれた薪ストーブ囲んでの対話。普及1ヶ月と直感しつつ、この感触を忘れまいと肝に銘じる自分がありました。お似合いです〔大爆笑!)上手くカツラの皮膚の部分作られましたね。カツラを創る職人、髪を集める仕事、中金を叩き、貼りつけ結う床山。細部に職人が加わる日本の芸!
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愉快に生きる (草履職人)
2016-01-13 06:59:47
みきさん

「ぞうり侍」の人物設定をどうしようか迷っています。
一案で、小田野直武が草履職人に身を替え生き延びていた…
というのはどうでしょうね(笑)

人生楽しいことばかり起こるわけがありません。ですから
なおさら「愉快に生きる」努力が必要と思うわけです(^^)
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