角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

18日~20日お休みです。

2016年01月14日 | 製作日記







今日の草履は、彩シリーズ21cm土踏まず付き[四阡八百円]
紺基調の花柄をベースに、紺を組み合わせました。たびたび書きますが、こうしたシックな配色ほどお若い女性が好まれるものです。ただ今回は花柄ですから分からないかもしれません。ご年配の女性のほうが花柄に関心が強いですからね。やはりサイズが特殊のため、ご縁の出会いを楽しみにするとしましょう。
21cm草履は3足でひとまず在庫作りを終え、次のサイズへと進みます。

積雪量こそまだたいしたことはありませんが、ここ数日の角館は「厳寒」の言葉がぴったりの様子になりました。数少ない散策客はいかにも「冬の角館」を堪能しておいでです。「地元のみなさんには悪いんだけど…」という言葉をよく聞かされるのですが、決してそんなことはありません。非日常を愉しむのが旅という大原則を思えば、誰に遠慮することなく愉しんでほしいと思っています。

さて今月のお休みを18日~20日の三日間としました。私に珍しく若干風邪気味なので、文字通りの「お休み」にしようかと思っています。でもこの分だと除雪仕事はありそうですね。ちょっと強がりで、この時季だけの作業を愉しみますか。



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2 コメント

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㈱わらび座造園 (山田みき)
2016-01-15 09:56:26
ボタン、野の草、刺し子、一針の縫い目の美!多分日本各地に”縫いの文化”があるのだと思います。アイヌの織や刺し子。そこには、生きとし生けるもの全てへの感謝と尊敬の心。世界先住民族と言う人たちは、地球を母なる大地と呼ぶ。占い、祈祷、苦しみの中で”心”こそ救われれば又生きて行ける、、短い人間の歴史の中で、近頃”日本”と言う島国の事を考えます。自然を慈しみ、それを形にする仕事、文化。布草履の生地を見る度、感嘆します。描く、塗る、織る、一枚の反物から生まれる数々の品。靴下も作業着も繕いながら、何故か楽しい針仕事〔笑)。絵を描く様に縫う。
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布の文化 (草履職人)
2016-01-15 18:34:37
みきさん

近年針仕事をする人の姿が少なくなりました。草履職人となって
ワイシャツと縁遠くなり、ボタンつけすらわが家にありません。
しばらく前にカミさんへうちにはミシンがないのか訊いてみたところ、
壊れてから数年が経ったということでした(笑)

布の文化はそれぞれの土地で多様のようです。北東北は
「綿花」に乏しかったので「麻」が主流だったとか。
西宮家のような地主では養蚕が盛んに行われていました。
みなさんが食事する北蔵レストランが、かつて養蚕の蔵でしたよ(^^)
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