角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

外反母趾と角館草履。

2023年06月28日 | 実演日記


さいたま市南区のリピーターさんのオーダー草履
「紺系おまかせ」です。
ちょうど前日に編んだばかりの紺系がありましたので
こちらを発送させていただきました。
メッセージ欄には…

『物産展などでも布草履が売られていますが
千葉さまの作る手作り感もなく買う気になれません。
私は長年バレエをやっていたせいか、外反母趾なので
床をつかむという感覚と足裏が鍛えられ、とても気に入っております』


よくある布草履と角館草履の違いは実演席でも日常の話題です。
土踏まずに盛り上がりがあったり、1㌢刻みにサイズがあったり
色彩豊かな点も違いとして挙げられると思います。
しかし何といっても一番は素材の「イ草」ですね。

このイ草の適度な堅さが、足指の掴むチカラを養ってくれます。
外反母趾の傾向が見られると足指の掴むチカラがどうしても
落ちてきますし、同時に偏平足も進むと云われます。
今日も外反母趾という女性が新たなご愛用者となりました。

角館草履の健康効果をお褒めいただくのはとても嬉しいのですが
「千葉さま」という呼称はテレるのでやめてください(笑)
コメント
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