角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

「ワラジ」と「ワラ草履」。

2023年06月03日 | 地域の話


茶系おまかせ24cm 土踏まず付き【2023年12月31日まで6,000円税込】


近年出かける際の立ち寄り先に
土地の「旧家」と「食堂」をテーマにしています。
先日は秋田市にある佐竹家家臣旧黒澤家住宅を訪ねてきました。








建物内に「ワラジ」と「ワラ草履」が展示してありました。






角館草履のような室内履き草履のことを
ときに「布ワラジ」と表記される場合があります。
現代では「ワラジ」と「ワラ草履」の区別が曖昧になっていますが
遠くへ歩くため足に結わえる縄が伸びているのが「ワラジ」
簡単に近くを出歩くのが「ワラ草履」と考えるのが適当と思います。

さらに「ワラジ」の場合は先ツボが先端に付いていて
指先がワラジの前部を掴む状態になります。
そしてこのスタイルは男性のみに限られていたと云いますから
歴史は面白いものですね(^^♪
コメント
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