角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

大河がライバル。

2016年05月15日 | 実演日記
皐月の空に初夏を想わす青空が広がっています。桜が散って半月余りの角館は、まぶしいばかりの新緑が武家屋敷通りの黒塀に映える時節を迎えました。雑踏が去りいつもの平穏な町に戻るこの時季は、負け惜しみではなく嫌いな地元民はいないんじゃないでしょうか。
それでも町を散策する人影はちゃんとあるもので、日曜日の今日はGW最終くらいのご縁に恵まれました。

相変わらず大河ドラマと朝ドラを欠かさず観ている私は、舞台の土地からお越しの旅人に出会うとよく話題にします。「真田丸」が始まった今年一月から、長野県の旅人4~5人とそんなおしゃべりをしました。やはりドラマ人気は大したもののようで、上田市周辺はとても賑やかと聞きます。大河に角館が採用される確率はゼロに近いでしょうから、率直に羨ましく思いますね。

先日長野県上田市の女性から、メールによるご注文を賜りました。「草履職人へ一言」欄に綴られた文面は…

昨年秋、角館の旅で伺いました。お話を聞いてほしかったのですが、電車の時間があり失礼しました。
この春友人が桜見物でやはり伺ってきたそうです。話を聞いて注文することにいたしました。
出来上がりを楽しみにしております。



こんなことを言ってはナンですが、大河ドラマに一矢報いた気分です(笑)
コメント (2)
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