角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

明日から再開です。

2010年05月12日 | 地域の話


今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡円〕
グレー基調の桜花プリントをベースに、合わせはエンジのいらかプリントです。
美しい桜花にいらかプリントですから、これはもう「和」の演出にぴったりですね。グレー基調の若干のシブさが、むしろ日本的とさえ感じます。平生地はこちらです。




「日本の美」をイメージした今日の草履をお買い上げは、アメリカ人のお若い女性でした。休暇に入る二日前、5月8日のことです。ふらり一人で入って見えた女性は自身のカメラを指差し、『シャシン、イイデスカ?』。片言でも日本語を喋ってくれると、こちらとしてもだいぶ気が楽です。しばらく展示パネルを眺めてから、「今日の草履」をお選びでした。
「日本の美」がアメリカ人に評価されたのは、なんとも気分のイイものですね。

さて、三日間のお休みも今日が最終日です。実は風邪をひいてしまいました。桜まつりの疲れから気温差に負け、7日あたりから体調を崩していました。その以前からお休みは決めていたのですが、おかげで多くを静養に費やした感じですか。いかにも「お休み」ですよ。
今日も声は風邪ですが、体調のほうはだいぶ良い方向です。

桜が散った角館は、とても静かな趣になりました。今日あたりは朝からの雨が、なお一層そんな空気にさせます。それでも新緑まばゆいこれからの季節は、散策のお客様もそれなりにお越しくださいます。ゆっくり時間を過ごしていただける季節は、むしろ公開実演向きと言って良いかも知れませんね。

明日からまた復帰します。夏の需要期に備えコツコツ編み続けますので、角館へお越しの際はぜひお立ち寄りください。

コメント
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