角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

あした、あさって、その次は?

2009年12月07日 | 製作日記


今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔四阡五百円〕
茶の唐草をベースに、合わせは薄茶基調の木目プリントです。
茶色の同系色合わせなんですが、こうして見ると木目プリントが「獣プリント」にも思えますね。逞しい野生的な男性にいかがでしょう。

今日の角館は、しっかり冬になりました。何日か前の週間予報では、週明けから連日の晴れマークだったのですが、こういうところが冬の天気なんでしょうね。雪交じりの雨なのか、雨交じりの雪なのか、朝からずーっと降り続いています。

私はすっかり忘れていて、カミさんに教えられました。10月26日のブログでご紹介したテレビ撮影の話です。草履職人がひとりの地元民として登場するはずの「週刊ことばマガジン」の放送日が、今週12日ということが分かりました。
番組ホームページで放送日のテーマが公開されていますが、「あした、あさって、その次は?」なんですね。これをそれぞれの地方でなんと言うかを探る旅に、当地角館が選ばれたというわけです。

およそ30分程度の撮影は確かにしましたが、どの部分が生かされてどの部分がカットされているのか分かりません。したがって、草履職人が何秒登場するのかも分かりませんし、もしかしたら登場さえしない可能性だって無きにしも非らずです。
仮に登場するとして放送前にバラすのはよくありませんから、“あらすじ”を少しだけ。

角館語の「あさっての次」は、もはや死語に近くなっています。おそらく40歳代くらいがギリギリじゃないですかね。当然ながらわが家の娘たちはこの言葉を使いません。標準語では「しあさって」になるのでしょうが、私たちは角館語の「○○さって」を今でも使いますよ。

さらに「あした、あさって、○○さって、その次」も、かつての角館語にはありました。つまり「四日後」の呼び名なんですが、これはさすがに私でさえもう使いませんね。この話も撮影はしていったのですが、さてOAではどこまで流れるでしょうか。

11月12日のブログでご紹介した韓国のテレビ番組は、早くも11月20日には韓国内で放送されたそうです。角館草履にたどり着いた秋田市のスタッフさんから葉書が届き、その際のお礼が綴られていました。私なんかが出来ることであれば、いつでもお声をかけて欲しいですね。
私も観たかった韓国の番組でしたが、さすがにこれは叶いません。わが家でも観られる「週刊ことばマガジン」、秋田朝日放送は午前11時30分OAです。

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