角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

長浜と角館。

2009年07月08日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ26cm土踏まず付き〔四阡五百円〕
エンジ基調の相撲プリントをベースに、合わせは小豆色の斑点プリントです。
「赤系お任せ」のご注文にぴったりハマりそうな配色のこちら、ケバい赤さじゃないのが男性用によろしいと思います。

朝一番にお越しはさいたま市中央区のご夫婦、詳しいご説明もしないうちにお買い上げとなりました。角館は初のご訪問で、たった今角館駅に降り立ったばかりとのこと。初角館・初お買い物が角館草履とは、なんともありがたいやら申し訳ないやらですぅ。

大阪府と滋賀県にお住まいのお若い女性ふたり旅、大阪にお住まいの女性が角館草履を気に入ってくださいました。
「大阪と滋賀」といえば、一昨日のブログでも同じ地名が登場しています。このことをこちらの女性にもお話したのですが、こういう偶然も楽しいですね。

滋賀県といえば、私たちのあいだで「長浜市」が有名です。ご存知豊臣秀吉が造った町で、石田三成の故郷でもあります。そうした歴史もさることながら、街全体が観光地という点で角館にも共通する部分があると思っています。

残念なことに私はまだ訪問の機会を得ずにいるのですが、角館で観光に携わる仕事をしている人はずいぶん訪ねています。先の女性にこのことをお教えすると、『えっ、角館のほうが有名じゃないんですかっ!?』。
近くに住んでいると、その街の貴重さが案外分からないものなんでしょう。

でもこちらの女性がおっしゃる通り、角館がいつの日か長浜を上回る人気になれるよう努力したいものです。
おっとその前に草履職人も長浜を見なければ…。

コメント
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