トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ大統領令嬢と防衛産業技師の結婚に政治家たち勢揃い

2016年05月15日 | 国内
5月15日 エルドアン大統領令嬢シュメイヤ・エルドアンさんと、防衛産業エンジニア、セルチュク・バイラクタル氏が、5月14日、イスタンブルのキュチュクチェメジエで結婚式を挙げました。花婿バイラクタル氏は父親のオズデミル・バイラクタル氏とともに、無人機を開発した防衛産業企業の技術者です。

 Hurriyet

結婚式にはアブドゥラ・ギュル前大統領とアフメト・ダウトオール現首相も列席しました。その他、イスマイル・カフラマン国会議長、参謀長フルシ・アカル将軍、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ大統領評議会のバクル・イゼトベゴヴィチ議長、パキスタンのナワーズ・シャリーフ首相、レバノンのサアド・ハリリ前首相、アルバニアのエディ・ラマ首相らも出席しました。

また、数か国の代表、トルコの閣僚たち、外交官たち、ビジネスマンたち、アーティストたちを含む大群衆が、会場となったヤフヤ・ケマル・バヤトリ舞台芸術センターに集まりました。結婚式はコーランの詩文の朗唱から始まりました。花嫁と花婿の生い立ちのビデオが流されました。

婚約は3月12日の予定でしたが、その直前に花婿の父親が心臓ショックで入院したため、3月20日、カップルは自邸での控えめな集まりで婚約しました。大統領令嬢はアメリカのインディアナ大学で社会学と政治学を学んだ後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得しました。バイラクタル氏は2002年、イスタンブル工科大学を卒業をし、ペンシルヴァニア大学とマサチューセッツ工科研究所で修士号を取得、ジョージア工科研究所で博士号を得ています。


「女性の癌に気をつけよう」と、ボスフォラス橋がピンクに照明された

女性たちに癌への注意を呼びかけるために企画されたサイクリング・ツアーが、ウィーンからイスタンブルまでの旅を終えました。ボスフォラス橋はこのツアーの趣旨に賛同を表わすために、ピンクに照明されました。

 Hurriyet
女性の癌撲滅のためにピンクに照明されたボスフォラス橋


「私たちは女性の癌を撲滅する」と名づけられたこの自転車ツアーは、トルコの保健省と、婦人科腫瘍学欧州共同体が共同で企画したもので、自転車ツアーは毎年、欧州諸国で行われています。

今年のルートはウィーンで始まり、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ブルガリア、ギリシャを通って、イスタンブルが終点になりました。アンカラからイスタンブルへ自転車で来たトルコのサイクリストたちが、ヨーロッパから来たサイクリストたちを迎えました。

このイベントの一環として、イスタンブルのヨーロッパ側とアジア側を結ぶボスフォラス橋が、5月14日、ピンクにライトアップされました。「自分のからだは自分でケアするべきです。自分を大切にし、愛する者たちとともに、健やかな未来を計画するために・・・」と、ムエッジンオール保健相はスピーチで記者団に語り、健康的なライフスタイルの重要性を力説しました。

「タバコとアルコールは止めましょう。健康的な食事をし、活動的に暮らしましょう。この3点に注意するだけで、癌は50%減らせるのです」と保健相は言いました。


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イスタンブルの車爆発テロのPKK容疑者8人拘束

2016年05月14日 | 国内
5月14日 イスタンブル・サンジャクテペ地区で起こった爆弾テロを捜査していた警察が、非合法組織クルド労働者党(PKK)のメンバー8人を拘束しました。

 HUrriyet

5月12日、サンジャクテペの軍駐屯地近くで、爆弾を積んだ車が爆発し、5人の兵士を含む8人が負傷しました。拘束された容疑者の1人、I.I.は、車を駐車し、爆弾を爆発させた張本人だと、アナドルニュースは報じています。爆発事件後、対テロ警察はイスタンブルの70か所で同時捜査作戦を始めました。

拘束された容疑者の取り調べは進行中です。拘束者は増えるでしょう。イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事は、午後4時45分頃、駐車した車の中で爆発が起こったと発表しました。爆発は、軍職員を乗せたシャトルバスが、イスマイル・ハッキ・トゥナボユ軍駐屯地を出た直後でした。

駐屯地近くの、多くのビルや商店が爆発でダメージを受けました。爆弾を積んだ車から飛んで来た破片で、シャトルバスの全面も破壊されました。


ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督の写真集「シネマスコープ・トルコ」

2014年、映画“Kis Uykusu”(冬の眠り,邦題「雪の轍」)で、カンヌ映画祭「パーム・ドール賞」を獲得した、トルコの国際的監督ヌーリ・ビルゲ・ジェイランが「シネマスコープ・トルコ」と名づけた写真集を出版しました。この10年間、監督が各地で撮った写真が収められています。この本は、文章はわずかしかなく、物語の大部分は写真が語っています。

 Hurriyet
「シネマスコープ・トルコ」の1頁


ジェイラン監督は高校時代から写真に情熱を持っていました。大学を卒業し、ほぼ10年間の短い空白後、彼は写真への情熱を復活させ、映画“Iklimler”(気候)のためのロケ地を探してトルコ中を旅しました。それ以来、彼は映画と写真に同等の情熱を持ってきましたが、その結果がこの本になりました。

Hurriyet

「シネマスコープ・トルコ」には、2003年からジェイランがさまざまな土地で撮った、100カットのパノラマのような写真が集められています。愛書家や写真の専門家、映画好きたちは、劇的にレイアウトされた、息をのむような写真を堪能するでしょう。

《映画と写真を追求しつづけて》
1959年、イスタンブルに生まれたジェイランは、ボアジチ大学電気工学科を卒業し、ミマル・シナン美術大学で、2年間、映画を研究しました。1995年、“Koza”(マユ)と題した短編映画を発表後、“Mayis Sikintisi”(5月の雲)はベルリン映画祭で上映されました。

「雪の轍」は雪のカッパドキアを舞台にした映画です


その後の映画、“Uzak”(はるか)、“Climates”、“Uc Maymun”(3匹のサル)、“Bir Zamanler Anadolu'da”(昔々、アナトリアで)で、ジェイランは、審査員大賞(2度)、最高監督賞、最高俳優賞と、カンヌ映画祭のFIPRESCI賞を獲得しました。最新の映画「冬の眠り」(2014)で、彼は、カンヌ映画祭の最高賞であるパーム・ドール賞を受賞しました。

・・・「雪の轍」見ました? 私、見ましたよ。お奨めします。


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フランスとベルギーの検事がパリのテロ関連容疑者をトルコで尋問

2016年05月13日 | 国際
5月13日 2015年11月13日、132人がなくなったパリのテロ事件は衝撃でした。この事件関連でトルコで捕まったILメンバーの容疑者3人を尋問するため、フランスとベルギーの検事がトルコを訪れました。

 Hurriyet

モロッコ出身のベルギー市民アフメド・D.(27)、シリア人アフメド・T.(30)、モハムマド・Y.(24)と認定された容疑者の尋問は、5月12日、イズミルで厳重警戒体制の下に、フランスとベルギーの検事によって行われました。フランスとベルギーの法務省がトルコ法務省に3人の容疑者の尋問を出願し、トルコの許可を得た後、検事たちはトルコを訪れました。

16人の代表団は、隠し部屋で尋問を行いました。トルコとフランスの情報機関も尋問に立ち会いました。容疑者たちは地中海岸のアンタリヤで捕まり、ISのメンバーとしてパリのテロ攻撃に関わったとして、禁固10年9か月の判決を受けていました。

“エブー・アフメド・ベルジキ”として知られていたアフメド・D.は、テロ攻撃の場所を偵察し、事件後、パリから逃げ出していました。彼は2015年11月14日、空路アンタリヤに到着し、同県のマナヴガト地区のホテルに泊まりました。

2015年11月16日、アフメド・D.はアンタリヤで拘束されました。パリの爆発のあった場所の図面が、彼のバッグの中にありました。2人のシリア人はシリアからトルコに入り、アフメド・Dに会うために、南東部キリスから個人の車でアンタリヤに来ました。裁判所は彼らを逮捕し、彼らはイズミル県メネメン地区に送られ、禁固刑に服していました。


南東部の村でPKKが大爆発を起こし、市民4人死亡、15人行方不明

5月12日、南東部ディヤルバクル県の村で、PKKによる大爆発が起こり、4人の市民が死亡、15人が行方不明になりました。負傷者は23人。

 Hurriyet
PKKの大爆発で、一瞬で15人が消えてしまった


爆発は村人たちと非合法テロ組織クルド労働者党(PKK)の戦闘員との口論から起こったと知事室は発表しました。PKK戦闘員たちの最初の標的は、村人ではなく、憲兵隊の駐屯地でした。戦闘員らはダムプ・トラックに爆発物を積み、憲兵隊に最も近いタヌシュク村にトラックを乗り入れました。

それを見た村人たちとPKKのトラックの運転手の間で口論が始まりました。「お前、どこに行くんだよ?」「おれら、憲兵隊を爆破しに行くんだから、邪魔すんじゃねえよ」「そんな!やめとけよ!」と、村人たちが車で道路をふさぐと、PKKのドライバーは銃を握って、「邪魔するな」と村人たちに発砲してきたそうです。

両者の衝突が始まり、村人4人が死亡、23人が負傷という大事件になりました。衝突中、一発の弾丸がトラックに積まれた爆発物に当たって大爆発が起こりました。大地に、深さ5メートルの巨大な穴があき、村人15人が消えてしまいました。

「村にトラックが来て、トラックの運転手と村人の口論になった。戦闘になり、武器が使われた」と、ある村人はそのいきさつを話しています。親族が一瞬で行方不明になった人たちは、当局に親族を見つけてくれと言っています。


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イスタンブルの軍駐屯地近くで、車爆発テロ。8人負傷

2016年05月12日 | 国内
5月12日 12日午後、イスタンブル・サンジャクテペ地区の軍の駐屯地近くで、自動車に積んだ爆弾が爆発し、8人が負傷したと、イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事が発表しました。

 Hurriyet

シャヒン知事は兵士5人と市民3人が軽傷を負ったと言いました。第一報によると、テロ攻撃は、サンジャクテペ軍空港の近くから、シャトルバスで出発した軍職員を標的にしていたようだと、ドーアンニュースは報じています。


ユーラシア・トンネルは計画より早くオープンする

ビナル・ユルドゥルム運輸・海事・通信相によると、イスタンブルのヨーロッパ側とアジア側を結ぶ道路トンネル「ユーラシア・トンネル」は、計画より早く完成するだろうということです。このプロジェクトは2017年後半には完成するだろうと、運輸相は言っています。

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「われわれはこのプロジェクトを予定より8か月早く完成させます。47か月という速さです」ユルドゥルム運輸相は予定より早く完成させることを誇りに思うと言っています。「ボスフォラス海峡の下にトンネルをつくるのは、物理的にきわめて難しい仕事ですが、われわれは先進技術を駆使して、計画より早く完成させることができました」

2つの大陸は、海峡の下を走る、長さ3.4キロのトンネルで結ばれました。このプロジェクトは「イスタンブル直線道路横断プロジェクト」または「マルマライの兄弟」と呼ばれています。「マルマライ」は2大陸を結ぶボスフォラスの下の鉄道トンネルです。

ユルドゥルム運輸相は、「トンネルの全長は14.6キロになり、トンネルには3つの主要な部分がある」と言いました。「2015年8月、ユーラシア・トンネルの最も重要な部分である、長さ3.34キロの海峡部分が完成しました。しかし、まだ重要な2つの部分があります。ヨーロッパ側とアジア側の道路と交差点の整備です。つまり、道路とトンネルをつなげる部分です」

このプロジェクトの総投資額は12億4500万ドル以上になると、ユルドゥルム運輸相は言いました。「エルドアン大統領も重視しているユーラシア・トンネルによって、イスタンブルは世界で最も進んだ、近代的な道路トンネルを持つことになるでしょう」と運輸相は言いました。

「現在、自動車は、ボスフォラス橋とファティフ・スルタン・メフメト橋によって、2大陸間を走っています。鉄道はマルマライを走っています。ヤウズ・スルタン・セリム橋は、道路と鉄道の橋になります。ユーラシア・トンネルが完成したら、私たちは2大陸間に4つの通路を持つことになります。イスタンブルの交通渋滞は消えうせるでしょう」と、ユルドゥルム運輸相は言いました。

運輸相はまた、トンネルは2階建てになり、安全対策は最高レベルになると力説しました。

足止めにうんざりした移民たちが、ギリシアの島から泳いでトルコへ

 トルコからギリシアのキオス島へ、小舟にすし詰めにのって、命がけで渡ったあげく、島のキャンプに入れられて、うんざりした移民たちが、泳いでトルコへ戻ろうとしたと、5月11日、ギリシャ警察が発表しました。

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ギリシャ=マケドニア国境のイドメニ村付近の移民・難民の仮設キャンプのらくがき「彼らに国境を越えさせろ」。2016年5月4日


移民スイマーたちは、5月9日と10日、キオス島から数百メートルの海上で拾い上げられたと、警察は言いました。キオス島からトルコ本土はほんの9海里、島からトルコ本土の海岸線が望めます。最初のスイマー・グループの中には、浮輪に掴まって泳いでトルコに戻ろうとした4人のイラク人がいました。

現在8400人の移民がギリシャの島にいると、5月11日、当局が言いました。彼らの多くは亡命申請の手続きを待っています。新しく到着した人々は25日間、キャンプに閉じ込められ、その後、出ることを許されますが、島を去ることはできません。

このほかに、3月20日以前にギリシャに到着した難民・移民が4万5000人います。彼らはバルカン諸国が2月中旬に国境を封鎖してから、キャンプに閉じ込められています。


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聖ヨハネの祭にキリスト教徒が古代都市エフェススに集まった

2016年05月10日 | 国内
5月11日 5月8日、イスタンブル・フェネルのバルトロメウ総主教が、イズミル県セルチュク地区にある古代都市エフェススでミサを主宰しました。

 Hurriyet

バルトロメウ総主教は「処女マリアの家」でミサを行うためにセルチュクを訪れました。ロードス島、レスボス島、キオス島など近くのギリシャの島のキリスト教徒たちがミサに集まりました。
セルチュクのダヒ・ゼイネル・バクジュ区長や、イズミルのアルギロ・パプーリア総領事もミサに出席し、讃美歌や祈りのことばは、トルコ語、ギリシャ語、ロシア語、ジョージア語の4か国語が使われました。

古代都市エフェススにある「処女マリアの家」は、イエスの母親の家とされています。マリアは聖ヨハネに連れられてここへ来たそうです。ミサの後、バルトロメウ総主教は、イズミルのギリシャ正教会の高僧キリオス・シキス師とともに、セルチュク区長を訪れました。

「セルチュクは私たちみなの土地です。ここは文明が出会った地です」と区長は記者たちに語り、今後も総主教座と共同で、さまざまな計画があると言いました。バルトロメウ総主教は区長のことばに暖かく応じ、「セルチュクでは、私は、よそ者であることを忘れます」と言いました。

「私はここをわが家のように感じます。昨年はここで金曜日にミサをしましたが、今年は使徒・聖ヨハネの日にミサができました。神の恵みがセルチュクにありますように」と総主教は言いました。

聖書に書かれた7つの教会のひとつ聖ヨハネ教会は、セルチュクの古代都市エフェススにあります。聖パウロと聖ヨハネはこの土地に住んだことがあり、聖ヨハネは晩年の何年かをエフェススで過ごしました。


トルコはISの3000の標的を砲撃し、戦闘員1300人を殺害した

トルコ軍はシリアとイラクの内戦が始まって以来、ISの戦闘員1300人を殺害したと、トルコのフルシ・アカル参謀長が言いました。また、エルドアン大統領は、シリアとイラクで約3000のISの標的が砲撃されたと言いました。

 Hurriyet


「トルコ軍はシリアとイラクで、ISのテロリスト1300人を殺し、大量の武器、ロケット、武器倉庫、車両、建物を破壊した」と、5月11日、イスタンブルで開かれた「第10回バルカン諸国参謀長会議」で、アカル参謀長がスピーチの中で言いました。

「トルコ共和国は2013年以来、ISをテロ組織と見ている」と、アカル参謀長は言い、ISはイスラムもムスリムも代表していないと強調しました。また、エルドアン大統領は、11日、同じ会議で、ISはこれまでにシリアとイラクで3000件の被害を蒙っていると言い、「トルコほど、ジハーディストと戦っている国はない」と言いました。


   「HPのトップ頁」へ


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大統領がビジネス界に「失業者を減らすために、もう1人雇って」

2016年05月09日 | 国内
5月9日 エルドアン大統領がビジネス・リーダーたちに、失業を劇的に減らすために、「もう1人雇ってください」と要請しました。

 Hurriyet
大統領、クール・ビズですね。


「皆さんがもう1人雇えば、失業中の人々のために、150万の新しい職を生み出すことができます」と、エルドアン大統領は5月8日、イスタンブルの労働保健・安全協議会の商工会議所連合会でスピーチしました。

「皆さん、もう1人雇ったら破産しますか? そんなことはないですよね。お金を残して死ぬより、失業中の人に就職の機会を与えるために、お金を使ってください」と、大統領は言いました。

トルコ統計局によると、トルコの失業率は、昨12月の10.8%から、1月には11.1%に増えています。15歳以上の失業者は、1月、前年同期より3万1000人増えて329万人になりました。

国際労働機構(ILO)のデータによると、世界の労働者数は30億、その中の12億が女性です。残念ながら、労働事故や職業疾患で6秒ごとに1人の労働者が死んでいるそうです。これらの死の98%は防ぎうる事故だと、ILOは言っています。労働者の権利と安全を保証するために、政府と雇用主は必要な対策をとるべきだと、エルドアン大統領は言いました。


「3月20日以来、トルコは386人の不法移民を再入国させた」と外務省

3月のEUとの協定に従って、これまでにおよそ400人の不法移民がトルコに再入国し、また、125人のシリア人がEU5か国に再定住したと、トルコ外務省の報道官が発表しました。

Hurriyet

「EUとの合意の枠内で、386人の不法移民が、ギリシャの5つの島からトルコに再入国させられました。そのうちの14人はシリア人ですが、大半はその他の国々の市民です」と外務省のタンジュ・ビルギチ報道官が、5月9日、記者会見で語りました。「不法移民の引き取りと同時に、シリア人の再定住が始りました。この枠内では、125人のシリア人が、ドイツ、オランダ、フィンランド、スエーデン、リトアニアに送られました」

小舟でギリシャに渡る難民を止めるために、EUとトルコは議論を交わした結果、トルコは、3月20日後、ギリシャに着いた移民を引き取ることに合意しました。その代り、シリア人が1人ギリシャから追放されると、ヨーロッパはトルコのキャンプにいるシリア人を1人受け入れるという約束ができました。これによって、大きな危険を冒してまで、エーゲ海を渡ろうとする人は大きく減少しました。


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人気歌手タルカン、ドイツで結婚披露宴

2016年05月08日 | 
5月8日 トルコの人気ポップス歌手タルカンが、4月30日、ファンの1人だったプナル・ディレキさんと、イスタンブルの自宅の庭で結婚式を挙げた後、5月6日、ドイツのケルンで披露宴を催しました。

 Hurriyet

「わが国の現状は厳しい。私たちは静かに結婚式を挙げました」とタルカンは言いました。

・・・お嫁ちゃん、さすがにきれいですね。ドレスも、ブーケも、清楚な感じでステキ。ハネムーンは極東ということだから、日本にも来るかも。


トルコ軍、シリアのIS戦闘員55人を殺害

5月7日、トルコ軍はシリアのISの拠点を攻撃、IS戦闘員55人を殺害しました。

 Hurriyet
なんだかよくわかりませんけど、無人機が撮影したISの拠点の映像だそうです。


アレッポーの北のスラン地方と、タル・エルヒシンの北西のバラギダー地方とクシャジュク地方のISの拠点を、偵察・監視用無人機が見つけたと治安部隊は言っています。総計55人のIS戦闘員がトルコ軍の砲撃を受けて死亡し、ISの車3台とロケット発射装置3台も破壊されました。破壊の瞬間も偵察・監視機が記録しています。

1月中旬以来、トルコは、シリアのISの支配地域からのロケット攻撃を受けつづけ、いままでに20人以上が死亡、何十人も負傷しました。ISのロケットが発射された場所を、無人機が見つけ出し、トルコ軍は報復としてISの拠点を砲撃、ロケットを発射しました。


ロシア軍艦がカモフラージュした戦車を積んでボスフォラス海峡を通過

5月8日、ロシアの軍艦がカモフラージュした戦車2台をデッキにのせて、イスタンブルのボスフォラス海峡を通過しました。

 Hurriyet

午前8時半頃、船首にKIL-158の番号をつけた船は、広範な警戒態勢の下、黒海から海峡に入りました。トルコの沿岸警備艇、海事警察、警察ヘリが、ロシア船が通過する1時間、見守りをつづけました。

カモフラージュした2台の戦車がデッキに見られ、数人の兵士の姿もありました。しかし、ある専門家は、この軍艦が運んでいたのは、戦車でなく、高速巡視艇ではないかと言っています。

・・・???


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シリアへ越境しようとしたIS戦闘員3人ををトルコ軍が射殺

2016年05月07日 | 国内
5月7日 5月6日朝、国境を超えてトルコからシリアへ不法に入ろうとしていたイスラム国(IS)戦闘員3人がトルコ軍に射殺されました。

 Hurriyet
南東部ガジアンテプ県オーウゼリ地区で、トルコ治安部隊は外国人IS戦闘員を発見、止まれと警告しましたが、従わなかったので発砲しました。負傷したIS戦闘員11人は病院に運ばれました。事件の捜査は進行中です。


「ジュムフリエト」のジャーナリストが国家機密漏洩で5年の判決

イスタンブル裁判所は「ジュムフリエト」のジャーナリスト、ジャン・デュンダル氏とエルデム・ギュル氏に、“国家機密漏えい”の罪で禁固5年を判決しました。

 Hurriyet
中央のメガネがデュンダル氏、その左がギュル氏


デュンダル編集長は国家機密漏えいで、禁固5年10か月、ギュル・アンカラ支局長は同罪で禁固5年。裁判所はジャーナリストたちに“クーデターの企て”の罪は免除しました。裁判所はまた、“加盟せずに武装テロ組織に故意に助力した”罪については別件としました。2人に対する出国禁止は解除されました。

「われわれはみな、勇気を持たなければならない」とデュンダル氏は判決後、記者団に言いました。裁判の休憩中、デュンダル氏が記者たちと話しているとき、デュンダル氏に近寄り、「裏切り者」と叫んで、彼の脚をねらって2発発砲した男がいました。男はすぐに捕らえられ、デュンダル氏にケガはありませんでした。男は1976年、シワス生まれのムラト・シャヒンと認定されました。

デュンダル氏とギュル氏は、2014年、トルコの情報機関のトラックが武器を積んでシリアに向かったという記事を報道したため、国家機密を漏えいしたとして裁判にかけられました。2人は2015年11月26日に逮捕されましたが、憲法裁判所の判断で2月26日に釈放されていました。

・・・禁固5年なんて、信じられません。


PKKの“爆弾つくり”がイスタンブルで捕まった

5月3日、偽造ID所持で、イスタンブルのバス駅で捕まったPKK戦闘員は、昨年、ディヤルバクルのシルヴァン地区で起こったPKKの攻撃に使われた爆弾をつくった戦闘員らしいと、警察が言いました。

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警察がY.A.と認定した戦闘員は、イスタンブルのハレムのバス駅に着いたところを拘束されました。捕まったとき、“ディヤル・ドーアン”という偽造IDを持っていた容疑者は、11の裁判所から指名手配されていた人物で、2015年12月15日のシルヴァンの攻撃で使われた爆弾をつくった戦闘員でした。

ディヤルバクル=シルヴァン自動車道を装甲車が通過するとき起こった爆発では、アフメト・カブクチュ警察署長、ムスタファ・ノフト特別警察隊員と、公務員のヌーリ・ヤザネルさんが死亡、他の2人の警官が負傷しました。

この容疑者はまた、ディヤルバクルのスル地区に設置された爆弾もつくったといわれ、大規模な攻撃を手伝うために、ディヤルバクルからイスタンブルへ来たと言われます。

トルコ軍(TSK)は5月6日、トルコのジェット機が北イラクのPKKのターゲットを爆撃したと発表しました。空爆は午前3時半から4時半の間、ガラ地方とハックルク地方のPKKの発砲拠点とシェルターを攻撃しました。
 

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人気ポップ歌手タルカンが結婚。花嫁妊娠の噂は否定

2016年05月06日 | 
5月6日 トルコの人気ポップ・シンガー、タルカンさんが、4月30日、ファンの1人プナル・ディレキさんとイスタンブルの自宅の庭で結婚式を挙げた後、5月6日、ドイツのケルンで結婚レセプションを開きました。

 Hurriyet
「わが国の現状を考えて」自宅の庭で“ジミ婚”したタルカンさん


「わが国はいま、多くの問題を抱えているときなので、結婚式は静かにしました。レセプションは5月6日、ケルンでします」と、タルカンさんは発表し、花嫁が妊娠しているというマスコミの噂を否定しました。「妻に関する噂は事実ではありません。彼女はまだ妊娠していません」

レセプションでは、タルカンさんは白いタキシードを着て、ディレキさんは結婚式で着たのとは違うウエディングドレスを着るそうです。メディアによると、タルカンさんはヨーロッパでコンサート・ツアーを行った後、6月、極東にハネムーンに出かけます。

ディレキさんは30歳、タルカンさん同様ドイツ生まれ。メディアによると、2人はすでに5年前から同棲していたとか。タルカンさんのデビュー・アルバム“Tine Sensis”は、1992年にリリースされ、彼のウエブサイトによると、70万部売れたそうです。

世界音楽賞受賞者タルカンさんは、ロマンティックなテーマの歌で知られ、トルコのメディアで“ポップス王子”と呼ばれていました。


ガジアンテプの車爆発テロの死者が3人に

5月1日、南東部ガジアンテプ県警察本部が攻撃された車爆発攻撃で、負傷した警官が死亡し、この攻撃による死者は3名になりました。

 Hurriyet

警官メフメト・オテルさん(45)は、5月6日、治療を受けていた病院で亡くなりました。この爆発では、当初2人の警官がなくなり、市民4人を含む22人が負傷しました。ガジアンテプの知事室は、この攻撃の関連で32人の容疑者を逮捕し、他の20人は釈放されました。

警察は、イスラム国(IS)が所有していたと思われるピストル1丁、半自動ショットガン1丁、空らの薬莢51個、空らのショットガンの薬莢34個、軍用カモフラージュ、組織の書類、デジタル資料など押収しました。

ガジアンテプの対テロ警察は、県内の作戦で52人の容疑者を拘束しました。

・・・ガジアンテプといえば、トルコの銘菓バクラバがおいしい町、食物のおいしい町としても知られます。悲しいことですね。


ロシアの報道官の“オスマン帝国発言”に、トルコ猛反論

トルコ外務省報道官がロシア政府の報道官のコメントに反論しました。ロシア外務省の公式報道官マリア・ザカロヴァ氏は、5月4日、イズヴェスチア紙に、「トルコはなんとかして、オスマン帝国のかつての力を取り戻そうとしている」と語りました。

Hurriyet

彼女はまた、タス・ニュースに「オスマン帝国がどのように終わったのか、だれでも知っている。残念ながら、われわれはトルコ政府の破壊的な役割を、クリミアに、シリアに、難民に、テロに、民族問題等々に、見ることができる」と発言しています。

トルコ外務省のタンジュ・ビルギチュ報道官は、5月5日、「“隣国の領空を尊重しない連中”また“外交政策に関する自国内の問題を隠蔽しようとする連中”のコメントは、われわれが注目する価値もない」と言いました。「20世紀に、ロシア帝国、ソヴィエト連邦、ロシア共和国の3つの政府を体験した国の報道官が、国家の崩壊について、他国に講釈するとはおこがましい」と、ビルキチュ報道官は言いました。

「トルコ共和国は1923年以来、名誉ある、平和的、友好的政策をとってきた」と、彼は言いました。トルコとロシアは、シリアとウクライナに関して、何年間も異なる政策をとってきました。トルコは2014年のウクライナのクリミア自治共和国のロシア併合を認めず、また、シリアのバシャル・アルアサド政府を支持するロシア政府を、くり返し告発してきました。

両国の関係は、シリア国境でトルコの領空を侵犯したロシア機を、トルコのジェット機が撃墜した2015年11月24日以来、最悪になっています。


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トルコ・キプロスの新首相は“キプロス平和トーク”を支持

2016年05月05日 | 国際
5月5日 トルコ・キプロスのヒュセイン・オズギュルギュン新首相が、5月4日、政府は40年余におよぶ紛争に平和的解決を見出すために、国連仲介の、ギリシャ・キプロスとの平和トークを支持すると言いました。

 Hurriyet
トルコ・キプロス共和国のアクンジュ大統領(右)とオズギュルギュン新首相


「UBP(国家統一党)政府として、私たちはキプロス問題の解決を見出すために、ムスタファ・アクンジュ大統領の意見に亀裂を入れるようなことはしません」とオズギュルギュン首相は言いました。

オズギュルギュン首相は、先月、前政府が崩壊し、アクンジュ大統領が新しい連立政府を承認した後、4月17日、新しいトルコ・キプロス首相として職務に就きました。

キプロス島は、1974年、島をギリシャに併合しようとするクーデターが起こり、これをそしするためにトルコ軍が介入し、一部を占領して以来、分断されています。トルコ・キプロスの大統領にアクンジュが選ばれた後、UN支援による平和トークが、2015年5月に再開しました。

「解決の障害はつねにギリシャ側にある」と、オズギュルギュン首相は言い、「すでに決まっている、両サイドが同党の立場に立つという国連の基準が守られる限り、トルコ・キプロス政府はプロセスを支持する」と付け加えました。「ギリシャ・キプロスが、われわれが望むのと同じくらい解決を望むなら、合意は可能と思う」

トルコ・キプロスのアクンジュ大統領と、ギリシア・キプロスのアナスタシアデス大統領は、去る3月以後、熱心に平和トークを行ってきました。解決は2016年中に可能だろうと両サイドは考えています。しかし、5月22日、ギリシャ・キプロス側で選挙が行われるため、プロセスはスローダウンしています。「交渉には実際の保証国であるトルコは、われわれには絶対必要、不可欠な存在です」と、オズギュルギュン首相は言っています。


「アレッポー停戦がなければ、難民40万がトルコに来るかも」国連特使

国連のシリア特使スタッフォン・ド・ミストゥーラ氏が、5月4日、シリア第2の都市アレッポーでの戦闘を止めるよう請願書を出し、停戦ができなかったら、“破滅的な”結果になるかもしれないと警告しました。

 Hurriyet


「戦いがつづけば大変な破滅的状況になるでしょう。40万人の人々がトルコ国境へ向かうかもしれません」と、ミストゥーラ特使はベルリンで、フランスとドイツの外相と話した後、言いました。


「“ハラル観光”をもっと盛りあげたい」と観光相

「ムスリム・ツーリストをもっと呼び込むために、“ハラル観光”の開発をさらにスピードアップする」と、マヒル・ウナル観光相が、コンヤの「2016年ハラル観光協議会」の開会でスピーチしました。

 Hurriyet
「ムスリム・ツーリストをもっと呼び込もう」と観光相


「トルコはハラル観光を盛り上げるためにさらに努力します。ムスリム観光は世界のツーリズムの12%を占めようとしています」と、ウナル観光相は言いました。「わが国を訪れるムスリム・ツーリストの数は、2015年、760万人を超え、前年に比して30%増えました。この数字はもっと増やせるでしょう」

2015年、世界中で12億人の人々が旅行をし、ツーリズムはいまや1兆2000億の市場になっていると、ウナル観光相は言いました。2015年、世界を旅したムスリム・ツーリストの数は1億1700万人で、これは全ツーリズムの10%に近いと言えます。ハラル観光協議会のプレス・リリースによると、ムスリム・ツーリズムは2020年までに1億6800万に成長し、市場の11%になり、市場価値は2000億ドルを超えるそうです。

トルコは、共和国100周年の2023年までに、5000万のツーリストを迎え、500億ドルの観光収入を得たいと思っていると、ウナル観光相は言いました。「世界ツーリズム機構のデータによると、2030年までに、文化、アート、歴史、宗教を目的に旅をする人の数が増えるでしょう」

2014年に初の会合を開いたハラル観光協議会は、今年は5月の3~5日に会合を行いましたが、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、イラン、クロアチア、シンガポール、イギリス、アメリカ、マレーシヤ、インドネシア、南アフリカ、クエート、カタールなど30か国の代表のほか、110人のバイヤーも出席しました。


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