5月20日発売の「マーガレット」誌に掲載された『ベルサイユのばら episode4~アラン編~』を読みました
しみじみとした良いお話でした。
一足先に読んだ友人からいただいたメールには、
「理代子先生も本気出せばまだ描ける」
「アランの回想、全く不自然なところがなくて~」
「オスカルもまぁまぁ美しい」
などとあり、わくわくしながら読みました
確かに
同感です
以下、ネタバレしています。
友人からメールをもらう前は、理代子先生の公式HPに、「革命後のアランの物語」と予告されていたので、「オスカルが登場するとしたら、回想シーンしかないわね‥‥」と少しテンションが下がっていたのでした
確かに、オスカルはアランの回想の中にしか登場しません。
しかし、オスカルの真っ直ぐであたたかくてピュアな生き方が、アランの心の中で雄弁に語られているので、オスカルさまファンとしては満足感がありました。
時は1791年6月のルイ16世一家のヴァレンヌ逃亡事件のあと。
王制に対する信頼が急激に失われ、何とかフランスに踏みとどまっていた貴族たちの国外脱出が盛んだった頃‥‥
アランは、ジャルジェ将軍やルルーや、あろうことかディアンヌを裏切った元婚約者とその妻に、出会います。
彼らとの関わりの中で、アランの精神の芯になっているのはいつも、オスカルの、そして寄り添っていたアンドレの生き方だったのでした‥‥
ちょっと大人びたルルーがいい感じです
「オスカルおねえちゃまのような美人になれるのであって」
きっとなれます
すでに聡明な美少女です
本編+外伝『黒衣の伯爵夫人』を前提にしたストーリーなので、余計な説明をしなくていい、というメリットはあります。
しかし、限られたページ数の中にかなりのエピソードを詰め込んでいるにもかかわらず、全く破綻がなく、流れに乗って気持ちよく読ませるというのは、「理代子先生、さすが」と思いました。
次はジェローデル編だそうですが、掲載時期は未定とのこと。
心配なのは、この一連の新作に目をつけて、U氏がとんでもないものを作り出さないかということです
さてさて新作?といえばもうひとつ‥‥
理代子先生の公式HPのインフォメーションから、タイアップしているエステのHPに入ってみますと‥‥
じゃーん
オスカルとアントワネットの美的生活 2014
WEB限定マンガ、公開中です。
今の技術はこういう事を、可能にするのね
ベルサイユ商事の営業部長に異動になったオスカルは、ストレスフルな毎日を送っていて‥‥
こういうのは絶対いやぁ~という向きもありましょうが、わたしは、ここまでぶっ飛ばれると、ゆるーく眺めているだけです
先の展開も楽しみですしね