夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

40周年!!

2012-09-11 09:01:27 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯

「40周年!!」にピンッときた方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?

はい
今年2012年は、わたくしの一生の宝物である「ベルサイユのばら」連載開始から40周年にあたります
連載誌であった“週刊マーガレット”の時代を知っているってどうよ
もはや、あの時代は、回想するものではなく、“歴史の中の一部”になってしまいました。
時の流れの大きさをしみじみと感じます。


友人から「ベルサイユのばら展」の入場券をいただきました
ありがとうありがとうありがとう


最初に揃えたコミックスは、大学進学するときにいっしょに上京し、また故郷に戻り、次の引っ越しのときも連れていって‥‥今もちゃんと手元にあります

ですが、それだけを後生大事に持っているわけではなく
外伝は別にして、上記の最初に集英社から出たコミックス(10巻)の他に、
もう覚えている方も少ないであろう、'80年頃に出た最初の文庫版、
上下2巻の中央公論社から出た愛蔵版、
10年前くらいに出た付録つきのコミックス復刻版(かるたの原型がこの時の付録です)、
その頃に出たコンビニ販売専用のコミックス、
5~6年前に出た一部のページを彩色した完全版(と呼ぶのかな?今はこれが文庫版になっています。)、
なんとこれだけ原作を揃えているというあきれた有り様です

ここ何年もきちんと読み返したことはありませんが、何かの折りに思い出して手に取るのは、上下2巻の愛蔵版。
これは空気に触れることが多いからか、もともと紙質が悪いのか、なんだか変色してきています‥‥

その他にも関連の本やら何やらがたくさんあって‥‥宝塚の『ベルサイユのばら』関連のものもあるから、しかも捨てたりしないので、増殖する一方です


「ベルサイユのばら」を介してお付き合いさせてもらうようになった方たちも、幾人かいるのですが、みなさん、きっと同じようなのではないでしょうか(←勝手に親近感~これからもよろしくです~)


さて、ベルばらイヤーということで、いろいろと関連の本が出版され始めています。

まずは手始めに、

「ベルサイユのばら 大人の切り絵」(朝日新聞出版)

切り絵制作の予定はないけれど当然購入しました


「池田理代子の世界」(朝日新聞出版)

デビュー45周年、ベルばら40周年の記念のムック本。全210ページ。
池田理代子先生を漫画家のお仲間や後輩、友人、関係者がトリビュートしています。
その他、資料も豊富です。
目玉は、理代子先生書き下ろしの、8ページのカラーの「ベルサイユのばら」
大爆笑したのが、よしながふみさんが、アンドレについて語ったくだり。
こんな視点でアンドレを語るなんて
目から鱗


「ベルばらミュージアム 40周年記念ベルサイユのばら展 ビジュアルガイドブック 」[ 池田理代子 ](集英社)

9月13日発売。
「ベルサイユのばら展」の図録と考えていいのでしょうか?
当然予約しましたっ
楽しみ~


「ベルサイユのばら展」は銀座の松屋のギャラリーで、9月13日~24日までの開催。
一応、この日に行こうと計画はたてました。
東京の次は福岡だから、絶対行けないしね~

4年前の展覧会(原画が中心でした。目玉はオスカルさまのドレス)のときは、酒田市の美術館で1ヵ月くらい開催されていて、すいていたし、堪能させていただきました

今回の展覧会も、来年には、南東北に巡回してくれないかなぁ。

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女性作家おふたりのトークショー・2

2012-09-10 11:27:40 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

小池真理子さんは、大好きな作家さんです。
サスペンス・ホラー系よりも、断然、恋愛モノが好き
集中して読んだのは、7~8年前。
その時期に濫読したものは、ストーリーとタイトルが一致していません
ものすごく日本語というか、言葉の使い方に魅かれた小説も有って、その部分に附箋を貼って読み返したこともあります。

川上弘美さんの小説はほとんど読んでいなくて、「センセイの鞄」が印象的だったことを覚えている程度です


以下は、聴きながら殴り書きしたチラシ裏のメモのまとめです

◎第一部「先人のエッセイにみる生き方」

おふたりが責任編集という立場で編まれた『精選女性随筆集』(全12巻)についてが、主題でした。
明治?~現代までの女性(小説家、エッセイスト、女優etc.)のエッセイだけを集めたものです。


やってみたら、目から鱗の面白い仕事だった。

現在、エッセイというとあたりさわりのない身辺雑記であることが多いが、先人のそれは小説のように深い。
先人は同業者のことを、批判等も含めて、おおらかに明け透けに書いているが、“藝術”をなりわいとする集団の関係が、今よりもずっとずっと密接だったのだろう。

女性にとって、今よりも生きにくい時代だったはずなのに、明るいし、強靭な精神を感じる。
読んでいると、圧倒されるエネルギーに満ちている。
自分にそれはあるか?と自問するが、あるとは思えない(笑)

好きな作家ができたら、その作品世界にだけ没頭したい、エッセイなどでその作家のバックヤードは知りたくない、という読み方もある。
ということを、小池氏は、夫君(藤田宜水氏)との会話で知った。

男性作家と女性作家とでは、エッセイに対する考え方や取り組み方が違うのではないか?
男は、“俺が~”“世界が~”とかかっこよく書きすぎる。

とはいえ、エッセイは“作ってしまえる”
エッセイよりも小説の方が、その人間(作家)の本質が出る。

誰の影響も受けないで書ける、と思うのは、思い上がり!
「シェイクスピアが全てを書いてしまった」という言葉もあるほどなのだから。

メモを見て、思い出して、自分なりに咀嚼できた部分だけを取り上げてみました。

おふたりが各々、どのような視点で、選集に取り上げるエッセイを選んだのか?
特に川上氏は、幸田文さんを例に分かりやすく話してくれました。小池氏曰く「川上さんの作風そのものの選び方だと思いました」(←このあたりは私には全くわからないです)
小池氏は、自分の好みを優先せずにまんべんなく選んだ、とおっしゃっていましたが、“女性の本質をあぶり出す選び方”ともおっしゃって、どういうことなのか、これも私にはよく理解できませんでした。
その上で、大庭みな子さんのエッセイを薦められていました。

なんだか、このトークの根幹が呑み込めていないような‥‥
情けないオーディエンスだったのでした~

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女性作家おふたりのトークショー・1

2012-09-10 11:11:20 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

わかりにくいタイトルですねぇ

地元のホールで開催されたトークショーを聴いてきました

女性作家トークショー
「小池真理子×川上弘美 ~文学と恋愛と人生と~」

300人程収容のホールは、ほぼ満席
男女比は、2:8くらいで、女性は40代~60代くらいの方々が多かったです。
別件で、連絡網を回さなくてはならなくて、開演前に忙しげに携帯を打っていたのですが、終わって客席を見渡すと、携帯をいじっているひとがほとんどいなくて、新鮮でした


小池真理子さんは、黒系のシンプルなファッションでまとめたハンサムウーマン、川上弘美さんは、白ブラウスにふんわりスカートの癒し系、といった感じでした。


とにかく、おふたりとも頭がいい
わかりやすい話し方は勿論なのですが、作家脳とでもいうのか、分析や洞察に富んだ話が興味深かったです
司会役として、地元在住の文芸評論家氏(♂)がいたのですが、何度も「そこで口をはさまないで」と思いました。
もしかして、本来の主題から離れていくかもしれませんが、このままおふたりのフリートークが聴きたいと願った場面がいくつもありました。


とりあえずの〆に、川上さんが当地を詠んだ二首。

芋煮にはこんにゃく大事 最上川

こんにゃくちぎる 恋の話を聞きながら

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映画ふたつ おおかみと少年

2012-09-07 21:49:03 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

先週、今週で映画をふたつ見ました。

並べたら“おおかみ少年”に見える~


『おおかみこどもの雨と雪』

細田守監督のアニメ映画。

雨と雪のお父さんは、ニホンオオカミの末裔で、人間の姿になっていたときに、お母さんと愛し合い、まず雪が、そして弟の雨が産まれました。
しかし、お父さんはおおかみの姿で亡くなってしまいます。
人間でもおおかみでもある幼い姉弟。
お母さんと三人で移り住んだ山奥の村で、村の人々と触れあいながら、雪と雨は自分の生きる道を模索しながら、成長していきます‥‥そしてそれを見守るお母さんは‥‥

と、こう書くと、ヴァンパイアを連想してしまいがちですが、全く違います。

作り物めいたお話ですが、実はとても深いのだと思います。


日々の生活を大事にしなくてはならないと、強く思いました。

そして、“選択”というものの持っている意味とか重さとか‥‥

風景とか動物とか人間以外の絵面は、とてもきれいでした。
人間がもう少し自然に見えると良かったです。

ワタクシ的に特筆したいのは主題歌の「おかあさんの歌」
エンディングでこの歌が流れるのですが、泣きそうになりました。

これは、待ち望まれた子供たちのお話。


そして、予期せぬ妊娠で華やかなキャリアを仕方なく中断しなくてはならなくなった母親と息子の話が、次の映画です。

「少年は残酷な弓を射る」

まず邦題がいいですね
原作はイギリスのベストセラー小説らしいのですが、それを直訳すると、「ケヴィンについて語る必要がある」となります。

サスペンス、ミステリー、ホラーの要素を兼ね備えた作品で、画面から一瞬も眼が離せませんでした。

産まれた時から、母親のエヴァだけには、決して笑顔を見せず反抗的な息子のケヴィン。
成長するにつれて起こる数々の事件に、エヴァは息子の影を感じるようになる。
ケヴィンがあと3日で16歳になろうというある日、彼の通う高校で陰惨な事件が起きた。
そしてようやく帰り着いた我が家で、エヴァが見たものは!!


究極の悪意とはこういうことなのでしょうか?


事件から2年を経た現在と、ケヴィンが成長していく16年間のエピソードが交錯してストーリーは進みます。

とにかく、膨大な意味が行間に隠されていて、それが私にはなかなか読みとれなくて、エンディングまで辿り着いても、消化不良気味でした。

与えても与えても決して返されることのない愛情。

最後のエヴァとケヴィンの抱擁が、未来への曙光となればよいのですが‥‥どうなのでしょうか?

この映画で描かれているのは、極端な例でしょうが、どんな人間にも“小さなケヴィン”は、存在していて、表に出る隙を伺っているのかもしれない、と考えるとちょっと怖くなりました。
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『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 (2)

2012-09-05 00:33:10 | 宝塚観劇つれづれ

初日に続いて、1日の11時公演を観ました
お席は1階中程のセンター。
前日が2階下手前方席だったので、見え方が随分と違いました。
どちらもお薦めです

2回目、面白さが増しました


以下、ネタバレしていますm(__)m

前回、音楽についてネガティブなことを書きましたがオリジナル・ナンバーもなかなか佳いです

特に好きになったのは、捕虜交換の場面での、ヤン@緒月遠麻くんとキルヒアイス@朝夏まなとくんの歌。メロディも歌詞もすうっと心に沁みこんでくる優しい歌でした

あとは、ラインハルト@凰稀かなめくんとキルヒアイスの幼い頃の思い出をからめて歌う曲もいいです。


今回、まぁくんのキルヒアイスがいいな、と思いました。
心優しいキルヒアイスが、嵌まっていたし、伝わってくるものがあって印象的でした。

キルヒアイスとラインハルトが後宮にアンネローゼ@愛花ちさきちゃんを訪ねるシーンはほのぼのします
たらちゃんは、今は宙組でのいちばんお気に入りの娘役さんです
大きな役で良かったです
ふんわりとしてそれでいて毅然とした姉君が似合ってました。
だけど、もう一着、別のドレスを着せてあげて欲しかった~着たきり雀なんだもの
「貴方は、まだ疲れてはだめ」という台詞に込められた心情が切ないです

ラインハルト@凰稀かなめくんは、ほとんどマント着用で、マントに流れる豪華なブロンドの後ろ姿はオスカルさま
肩にずしんとくるお衣装が重そうですがばてませんように(記者発表の時に、衣装が重くて大変だった、と言っていたので。)
ヒルダから手紙を貰うけれど、ラインハルトの初恋の扉はまだ閉ざされたまま…おずおずと扉に手をかけようか…という様子が銀橋の歌で伝わってきました
オーベルシュタイン相手の冷静な武官としての顔もすてきです

オーベルシュタイン@悠未ひろさんといえば、彼の台詞でいちばん、らしいなと思ったのが、原作にもある「A(アー)にはAの~、B(ベー)にはBの~」でしょうか?
オーベルシュタインの銀橋の語りから幕は開きます。
今から約1600年後の宇宙や人間たちが、どうなっているのか等を、スクリーンを背に説明するのです。
オーベルシュタインの義眼のくだりは、えっそうなのとちょっと苦笑しましたが、概ね、キャラの再現率は高いと思いました

で、双璧ですが‥‥
こちらもキャラの再現率は高いですが、双璧としての大きな見せ場はないです
例えば、ラインハルトとの親交のきっかけとか、ラインハルトの凄さとか、ふたりで語る場があれば良かったな~

その他の提督たちも、ビッテンフェルト@澄輝さやとくんにちょっと見せ場はあるものの、豪華なモブになっている場面も多かったです

ストーリーの進行上、これくらいの扱いになるのは仕方がないとはいえ、帝国贔屓としては、うーん物足りない~

提督たちが、戦いに赴く直前に妻や恋人と戯れる場面は、『THE SCARLET PIMPERNEL』の庭園の場面を思い出しました。
(あの場面はすごく好きでした)
少しだけですが娘役さんたちにも見せ場があって良かったです。

とりあえず、ここまで。

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