夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『ベルサイユのばら~フェルゼン編』(6)

2013-07-17 16:07:35 | 宝塚観劇つれづれ

千秋楽まで1週間を残して、わたしの『ベルサイユのばら』の観劇が終わりました。
約半年の長丁場でした

画像は、話題の公演デザート「行け!フェルぜんざい」
すごく売れてました
すっきりとして、美味しかったですよ


さてさて、脚本について、いろいろと悪態をつきたいのですがそれは、雪組公演が終わるまで一旦、封印して、幸せな記憶を辿ってゆきたいと思います。

以前、“植田歌舞伎は、えりたんの独壇場”と書きましたが、ここにきて、雪組全体が“植田歌舞伎”の様式美にどっぷりと嵌まってきました。

特筆したいのは、愛加あゆちゃん@アントワネット。
特に牢獄の場面。
大劇場で観たときは、熱演だけれど、いっぱいいっぱいな感じだったのですが…ものすごく進化したと感じます。
清冽で誇り高い王妃です。
舞台には登場しない、王太子や王女を、アントワネットの背後に感じます。
フェルゼンは、ただ愛だけでアントワネットを救出に来たけれど、「母です。」と彼女に告げられ、ハッとする‥‥‥アントワネットの背負っているものの大きさに、今さらながらに気づかされ、打ちのめされる‥‥‥この一連の流れに、しっかりしたリアリティーが生まれてきました。

原作をメッタ切りしてこちらの感性の遥か彼方で、都合よく張り合わせている“植ばら”ですが、この牢獄の場面だけは、名場面だなぁ、と素直に感心します。

橋の上の未涼亜希ちゃん@アンドレの目線がちょっとツボ
(あの橋は、セーヌ河に架かった橋という設定らしいのですが、ならば、民衆や衛兵隊士たちは河の中?河川敷?にいるのという、疑問があるのですが、それはおいといて)
オスカルがブイエ将軍に剣を突きつけ、「民衆側につく」と宣言しているのを、橋の上から見守る、まっつアンドレの表情が、“おまえがそうすると、俺はわかっていたよ”という包容力たっぷりの笑顔から、“俺の愛した女はすごいだろ”という誇らしい顔(どや顔ともいう)に成っていくのがちょっとしたツボ
この表情が、「さすがはオスカルだ。」の台詞に自然と繋がりますね。
例の一夜が明ければ、アンドレはあくまでも“従”を貫いてはいるものの、やっぱり“男”で、オスカルは護られたい“女”になるのね、と感じたのでした。
“わたしはアンドレに護られている”という事実と自信に背中を押されて、オスカルは民衆側に与したのでしょう。
だから、バスティーユの場面で、オスカルが何度も何度も、アンドレの名前を呼ぶのは、せつないね‥‥‥
ちぎちゃん@オスカルの「アンドレー」は、その1回1回が心に響きます。

で、バスティーユの場面が終わると、ともみん@ジェローデルがせりあがってきて、フェルゼンとの場面に戻るわけですが‥‥
いろいろ有って、遂に剣を抜いたフェルゼンを見て、一瞬ニヤリ(* ̄ー ̄)とするジェローデルが、見逃せないツボ


とりあえず、ここまで。
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