夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

「男役」「娘役」「銀橋」

2018-11-26 13:43:09 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

TVの天気予報をぼけっと見ていて、20-10 とあるのを、今日は20℃まで気温が上がるの
か・・・あったかいんだね・・・

違うから💦
それは降水確率。
最近の最高気温は10℃前後です😖

ということで、靴下を履かないと眠れなくなってしまう冬がやってきました。

と、これが本題ではありませんヽ(;▽;)ノ


中山可穂さんという作家さんがいます。
10年くらい前に嵌まっていろいろと作品を探して読みました。
で、私の中の中山可穂ブームも鎮まって数年・・・
『男役』という作品が上梓されました。
続いて『娘役』、そしてこのたび『銀橋』という作品が上梓されました。



タイトルからわかりますように、宝塚歌劇団を舞台にした小説です。
花・月・雪・星・宙という5組の名称もそのまま使っていますが、登場人物は全てフィクションですし、描かれていることもフィクションです。
が、中山氏ご自身が宝塚歌劇のファンで、また最初の『男役』の執筆前には退団したばかりの元トップスターさんに詳しく話を伺ったというエピソードも明かされています。
また、そこかしこに、“ 宝塚あるある ” が散りばめられています。
だって、「宙組では食べ物に名前を書いておかないと、みんなのもの、として組子に食べられてしまう」とか出てくるのですよ😄
こういうエピソードを読んで、クスッと笑わずにいられましょうか😜


さて《愛と青春の宝塚シリーズ》。← いったいいつ、こんなこそばゆい惹句が付いたのでしょう❔



『男役』は、宝塚大劇場に現れる亡霊・ファントムさんの話。新人公演の主役に抜擢された新進の男役とファントムさんとの対話や、さよなら公演を迎えたトップスターの様子が描かれています。
(注⚠️:この“ファントムさん”は、あくまでも亡霊で、生きてはいません)


『娘役』では、宝塚歌劇のファンになったやくざの男と娘役との心の交流が描かれます。娘役は抜擢されてトップ娘役になるのですが・・・

そして『銀橋』。
ファントムさんとか、やくざさんとかの非日常な設定ではありません。
落下傘トップとなった男役のお披露目公演を中心に描かれています。そこに、この公演で退団する専科さん(40年在籍した本専科さん)、その専科さんを慕う男役(落下傘トップになった男役の一期下で親しい)などが絡んできます。

3作とも共通する登場人物がいて、『銀橋』の主人公は前2作にも、ちらちら登場していたり、『男役』に登場した退団間近のトップスターは『銀橋』でも重要な存在になっていたりします。
記憶がかなり曖昧なのですが、読み返すと「あら、ここにこの人が👀」ということがたくさん出てくるのではないかな?

作者あとがきでは、これで終わりとは明言していないものの、何となく一応の打ち止めを匂わせています。
もしかしたら、また新作が出るかな?あまり期待はできないけれど・・・という感じでしょうか?

宜しかったら皆さまもお読みくださいませ😄
どれから読んでも大丈夫です。
コメント
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