本日は7月14日。
オスカルさまのご命日でございます。
昨年のこの日は「フェルゼン編」を観劇しておりました。
今年は休演日でございます。
オスカルさまの存在が、どれほど人生に彩りを与えてくれたことか‥‥
オスカルさまとの出逢いは、わたしの人生の財産です。
さて、原作のエピソードの時系列がめちゃくちゃで、なかなか受け入れ難い脚本の今回の「オスカル編」ですが‥‥
(実際、東京での初見の時、大劇場から約2ヶ月ぶりに観劇したときは、第1幕を観て、改めてイライラしました。)
それより何より、ワタクシ的にいちばん違和感があるのは、「ジェローデルがジャルジェ将軍に、オスカルとの結婚の許可を求めた」という話を、当のオスカルが衛兵隊士から教えられ驚く、というエピソード。
Le CINQ 誌から脚本を引用しますと‥‥
アラン「ジェローデル准将はジャルジェ将軍に、あなたとの結婚を申し込まれたと、もっぱらの噂です!」
オスカル「なんだと!」
ジェローデルはきっと、ジャルジェ将軍とふたりきりになれる場所で、この話を切り出しましたよね
召し使いたちが聞き耳を立てていて、面白がって話を広めたの
なんだかなあ‥‥
この部分は、観劇を重ねれば重ねるほどに、違和感が増していくジェローデル贔屓のワタクシです。
原作では、求婚のためにジャルジェ邸を訪れたジェローデルに、「マドモアゼル」と初めて呼ばれて、オスカルがいろいろ想いをめぐらせる‥‥っていう、大好きなシーンがあるのです。
それなのにっ
自分の結婚話を部下から聞かされ、しかもそれが噂話になっているシチュエーションに変えられてしまっては、呆然とするしかありません‥‥‥‥‥
と、オスカルさまのご命日に、文句ばかり言っているのも虚しいので‥‥
(脚本に期待しても無駄だし)
以前、ドレスの輪っかを揺らさないですべるように歩ける娘役さんが、宙組にはいない?‥‥と書きましたが、東京に来たら、パレードでの娘役さんたちのドレス捌きがきれいになったと感じました。
愛花ちさきちゃんとか大海亜呼さんの歩き方が美しかったです
観ていて、とても気持ちがいいですね
そしてそして、「わたしのアンドレ」
橋の上で倒れたアンドレに半狂乱になって呼びかけるオスカル。
最後に“わたしの”が付きました。
かなめちゃんのアイディアかなぁ?
いずれにしても、これはGJ
たった一回、“わたしの”が付くことで、オスカルはアンドレの死を受け入れ、ジェローデルはオスカルの想いの深さを痛いほど実感する‥‥
そんな気がするのです
ここでジェローデルはずっとオスカルを引き止めているのだけれど、ジェローデルの表情を観たいな‥‥髪の毛と暗さでわかりませんね
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凰稀かなめさんを“かなめちゃん”呼びすることに違和感を持たれる方がいたら、ごめんなさいm(__)m
私の中で、“かなめさん”は涼風真世さんなのです。“りかさん”はどうしても紫吹淳さんだし、最近は“てる”とは呼ばれていないみたいだし…(“てる”の名付け親って確か貴城けいさんだったはず。)
皆さん、トップスターさんだから、なかなか難しいですね