夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『Lady Bess』(帝劇1)

2014-07-17 23:31:09 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

祐一郎さんの、毎年恒例の電気蚊取りのTVCMが、さかんに流れるようになった頃、「そろそろ書いておかないと‥‥」と思いました。が、取りかからず

吉野圭吾さんが、7月7日に《しゃべくり 007》に登場して、まさかのパフォーマンスを披露して話題になった時、「ちょうどいい機会だから、書いてみよう」と。
が、取りかからず

今週末には、梅田芸術劇場での公演が始まります。
さすがに、重い腰が上がりました


『Lady Bess』は、エリザベス1世の青春時代を描いたミュージカルです。

公演チラシは、「レディ・ベス」となっているのですが、出演者も演出家も皆さん、舞台上での挨拶の際に、「レィディ・ベス」と紹介しているので、記事のタイトルは英語表記にすることにしました。


時は16世紀中頃のイングランド。
支配するのは、“ブラディ・メアリー”と恐れられた厳格なカトリック教徒のメアリー女王(未来優希/吉沢梨絵)。
彼女には、異母妹のエリザベス(花總まり/平野綾)がいる。
エリザベスはプロテスタントなので、大司教ガーディナー(石川禅)たちには、目障りな存在であり、彼女を亡きものにしようとする陰謀があとを立たない。
それに手を貸しているのがスペイン大使のシモン・ルナール(吉野圭吾)。
メアリー女王の母親は、スペイン王家の出であり、ルナールの主君であるスペイン王子フェリペ(平方元基/古川雄大)とメアリー女王の結婚話が進行している。
カトリックとプロテスタントとの軋轢もあり、反メアリー派の民衆たちの「レディ・エリザベスを女王に!」の声は高まりを見せていた。
2歳で、母のアン・ブーリン(和音美桜)を亡くしたベスは、教育係のキャット・アシュリー(涼風真世)や家庭教師のロジャー・アスカム(石丸幹二/山口祐一郎)に守られて田舎の城で暮らしていたが、吟遊詩人のロビン・ブレイク(加藤和樹/山崎育三郎)と出会い、恋に落ちていく‥‥
メアリー女王に子供は産まれず、次の女王はエリザベスという気運が高まるなか、その恋の成就には障害が多すぎた。
そして、1558年、ついにベスはエリザベスⅠ世として即位する。

*脚本・歌詞 ミヒャエル・クンツェ
*音楽・編曲 シルヴェスター・リーヴァイ
*演出・訳詞・修辞 小池修一郎

世界初演、ワールドプレミア、を謳っています。
帝国劇場では、プレビュー公演も含めて、4月11日から5月24日まで上演されました。
7月19日から大阪、その後、博多、名古屋と公演は続きます。


Wキャストが多いので、組み合わせを変えて何回か観ました
とりあえず、歴史好き、コスチュームものが好き、なワタクシなので、興味を持って、毎回楽しんで観劇できました


とにかく衣裳がすごかったです
公演チラシにも載っていますが、プログラムの出演者の写真をじっくり眺めると、手が込んでいること、手が込んでいること
すごいです

ベスを除いてはそんなに衣裳替えはないのですが、その分、一着に手がかかっている感じで、色合いも、ベスをのぞけば、ダーク系なのですが、それだけに重厚かつ華やかでした
宮廷メンバーの衣裳は、少なくとも5~6㎏以上はあるとか

ベスの衣裳の中に、きれいなピンクと水色のドレスがあり(公演チラシで、ふたりのベスが着ています。)、一癖も二癖もある大人たちに囲まれている“少女”らしいと思いました。

その他、アンサンブルさんたちの衣裳も手抜きがなくて、特に、メアリー女王とフェリペ王子の婚礼の場での、参列者のドレスの柄とか、目新しかったです

エリザベス女王というと、いわゆる“エリザベス・カラー”が有名です。
この舞台でも、かなり控えめな大きさですが、エリザベス・カラーがたくさん使われていました
あの時代、高貴な女性は額を剃り上げていたそうで前髪があると、肖像画のような大きなエリザベス・カラーは似合いませんものね

衣裳の担当は、生澤美子さん。海外で経験を積まれ、今はさまざまな分野でご活躍の方らしいです。(紅白の某歌手のメガ衣裳を連続して手掛けたとか。)東宝系のミュージカルには、初参加のようで…だから、見た目、新鮮だったのですね。
ご本人のプログラムに寄せたコメントに「絵画のような世界をめざしました。絵画が動き出す世界をお楽しみいただけたら~」とありまして、いい得て妙、まさに、そのような感覚でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする