夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

この、愛はどこへ~ *

2009-09-10 23:41:42 | 宝塚観劇つれづれ

最近、毒を吐いてばかりいるので、心が荒んでいるような気が…

マリーズ編(笑)へのツッコミは、まだまだありますが、それは一旦わきに置いて。

渇いた心に潤いを~


春野寿美礼さんのCDに癒されています
一曲目の「前山にて」が一番好き
寿美礼さんは自己陶酔型というか、自己完結型の歌い手さんだと思っていましたが、退団後は歌を外に向けて発信する力が大きくなったと思います。




以下、花組公演のネタバレしています。


マリーズのような人物造形は有り、だとは思います。
でも、断じて、主演娘役にやらせるキャラクターではありません

娘1=ばあや 娘2=オスカル(軍人としての凛々しさよりも、アンドレの相手役としての比重が大きいので) 娘3=マリーズ、という感じで話が進んでいく今回の「ベルばら」ですが、マリーズに関する部分をバッサリ切り捨てると、そんなに悪くはないのです。


まず第一に、真飛アンドレがいい
オスカルの望んだ心優しくあたたかいアンドレさんです。
目が見えなくなっている事をアランに気づかれた場面、パリ進駐前の衛兵隊の兵士たちとの場面などは、観ていてとても切ないです

それを受ける壮アランもいい
まとぶんとふたりの場面は、トップと二番手が遠慮なくがっちり組んだ芝居で、迫力がありました
今回はアランとオスカルは全く絡まないのですが、「貴族の中にもすごい女が出てきたもんだ」(←うろ覚え)というアランの台詞があって、アランのオスカルへの心酔がうかがえます。

今回は初日の翌日・土曜日の11時公演とさらに日曜日の11時公演を観たのでしたが、たった1日で大きく進化していたのが、アンドレとオスカルの関係でした。
愛音オスカルは予想どおりのキャスティングで、どう作ってくるかわかる気がして、タカをくくっていたのですが、予想の上をいく正統派でなおかつ可愛らしいオスカルでした

それでも、土曜日は軍服でまとぶんと芝居すると、まとぶんが上官に見えアンドレの膝で眠る場面は緊張感が漂い…
翌日観たら、オスカルは凛とした軍人で、膝枕の場面はしっかり瞳がアンドレに甘えていました

やっぱり、「ベルばら」らしいやりがいのある芝居は、演技にも熱が入り、役は掘りさげられ、観ているこちら側もとても気持ちが高まるよね

気をてらわない、こういう普通の「ベルばら」が観たいのに。

ま、オスカルが膝行してアンドレに「わたしを抱け」という演出はいただけませんが…
大貴族の令嬢は膝歩きして自分から抱かれたりしません
この場面でこそ、お姫様抱っこして欲しかったのに~

と、また突っ込んでしまいました‥‥


気をとりなおして、一旦締めます

プロヴァンス訛り@博多弁は、強引に忘れて。

ちびアンドレとちびマリーズが「この、道はどこへ~」と歌い、
パッと真飛アンドレと彩音マリーズに替わって「この、愛はどこへ~」と歌う幕開きは、好きです。
このふたりが、また出逢えて幸せになれるといいねと自然に思えますもの。

これが「ベルばら」でなく他の作品だったら良かったのにね。




コメント
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