夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

ガーリック♪な夏の思い出(VOL.2) μ

2009-09-04 00:32:00 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

さて、VOL.2です。

タイトルを「ガーリック♪~」にした訳は?
それはTDVで一幕のはじめの方で、「ガーリックガーリックガーリックガーリック」とトランシルバニアの村人たちが歌うミュージカルナンバーがあるからです

写真の団扇はプログラムを買ったら付いてきました。コウモリさんはTDVグッズで、羽根の部分で眼鏡や携帯電話をフキフキするのに使います。


・クロロック伯爵@山口祐一郎さんはとにかく歌唱力が圧倒的安心して聴いていられる。クロロック伯爵は嵌まり役だと思う。今回は初演時よりも役の年齢設定を上げたのか、しっかりおっさんだったけれど、祐一郎さんのキャラもあって、憎めないヴァンパイアでした

・クロロック伯爵はコウモリの羽根の付いたゴンドラに乗って二度登場する。あれはミュージカルファン的には失笑モノらしい(薄暗い舞台上をわずかにせりだして来るだけ)
でも、宝塚を見ていると、何とも思わない。もっとコウモリの羽根を豪華にとは激しく思ったが。慣れというものはオソロシイものです

・アブロンシウス教授@石川禅さんは再演からのキャストですが、カンパニーに馴染んでいました。歌も演技も破綻のない誠実な俳優さんです。誰にでも合わせられるので、この人に次々とミュージカルのオファーがいくのが納得出来ます

・サラとアルフレートはそれぞれWキャスト。4通りの組み合わせ全ては、さすがに観られません。
大塚ちひろちゃんも浦井健治君も大きくなったね
この2人は、舞台デビューしたての頃、一路さんと共演しているので、なんか成長ぶりが感慨深いです

・クコール@駒田一さん。TDVのカンパニー中では一番の働き者幕間に舞台をお掃除しつつ、オーケストラを捲き込んで行われる「クコール劇場」が大人気駒田さんはクコールを映画とは違う愛されキャラに育て上げましたこの人はとても頭のいい人なのだろうなぁ。

・伯爵の息子ヘルベルト@吉野圭吾さん。Tバックに黒のシースルーのブラウスで登場するお風呂場シーンは圧巻今期はメイクもかなーりまがまがしい(←褒めてます)
このシーンだけがクローズアップされがちだが、ワタクシ的にはサラをエスコートする時の、黒づくめのマント姿が好きマントを翻す機会が無いのが残念
ヘルベルトの役作りに関しては、私は初演の方が好きだったでも今回も本人がすごく楽しんで演じているのはわかります
圭吾さんは色が濃い脇役が回って来ることが多く、こちらの予想線上からあまりぶれずに破綻無く仕上げてきます。それはそれで安心して観ていられるのですが、普通の青年?役というのもまた観てみたいです。




とにかく楽しいミュージカルでした

ネタバレしてしまえば、サラもアルフレートもヴァンパイアの仲間入りをして、無事なのは教授だけとなるのですが…
果たしてこの先も教授は無事でいられるのか?と曖昧さを残しつつ幕となり、フィナーレに突入します。

「永遠 それは悲しい繰り返し」
「尽きない欲望こそが この世界で 最後の神になるのだ」
と歌うヴァンパイアたちやクロロック伯爵から
「限りある今を大切に過ごさないとね
尽きない欲望は、希望であり、人生のエネルギーだから、欲望は持ち続けよう
というメッセージをもらったよと自分勝手に解釈して帝劇を後にしたのでした。

ヴァンパイアたちは、今月から1ヶ月間、博多座に棲みついて夜な夜な舞踏会を繰り広げています。



あの麗しい茨木さまの面影は、もう彼の地にはないのでしょうね…
茨木さまは今では、ワタクシの夢の狭間にたゆたっておられます…


(一応終わりますが‥‥‥VOL.3に続く‥‥‥かもしれません)
コメント
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