世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

経費削減

2009年03月19日 21時26分11秒 | Weblog
最近、我が部長●●●ィ~は経費削減の鬼と化している。

「それって無駄じゃないデスカ」
が彼の口癖。

頭が良い人なので、時間や労力をコストに置き換え、その関係性を頭の中で即座に計算しているはずだ。

私が提出した日用消耗品の納品書を凝視する●●●ィ~。

ある物品の価格を
「高いんじゃないデスカ?」
と指摘してきた。

「もっと安いものを探してみてクダサイ」
とも言われた。

他の書類に埋もれていた私は一度作業を中断し、言われた通り、カタログをペラペラと捲った。


面倒だと思った。

私がこの部署に来てから、3ヶ月に一度、買い続けている物である。

これが一番安くて丈夫なんだよー。
今更何をガタガタ言ってるんだよー。
いいじゃん、今まで通りでさー。

という気持ちもあった。


カタログを捲っていた私の指は止まった。

現状の物よりも安くて(半値)、品質も大差ないものがあったのである!

ぎょえ~!

落ち着け、私。
こーゆーときは素直に謝るのが一番だ。

おずおずと●●●ィ~の席に近づく。

「あのう。先程の件なのですが。あのう…現状のものよりも安くて品質も大差のないものが売っていました。申し訳ございません」
ひたすら謝る私。

「なにぃ~?今まで3ヶ月に一度購入してきた差額を合計したら大変な金額ですよね?アナタ、どう償うおつもりデスカ?」
と、●●●ィ~。

「給料からの天引きでも何でもしてください…申し訳ございません」
頭を垂れる私。

「天引きなんてしませんヨ。…でも後でお仕置きしますからね…フフフ」
と言い残して●●●ィ~は消えていった。
ニヒルな笑みも残して。

後でお仕置き…ガクブル。


今やっていることが必ずしもベストなことではないと深く反省した。

正直、経費削減のことを深く考えたことがなかった。
できることは、残業を減らすようにとか、他の建物に行くときは一度で済むように工夫するとか、というようなことで、私にできることは限られているのだと思い込んでいた。

でも、今日の一件で自分がいかに驕っていたのかということを痛感した。

私は真面目な人間ではない。
そんな私のモチベーションに火をつけた●●●ィ~。

今後、自分の仕事に掛ける時間や物品購入の際の価格を見直す良い切っ掛けになった。

経費削減のチャンスは私の前に大海原のように広がっている。

視野を広く深く持ち、無駄を省きたいと思う。


●●●ィ~が我が部署に降臨してもうすぐ丸2年。

初めて彼から感動を得たような気がした。
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2 コメント

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Unknown (亮子&吉熊)
2009-03-21 00:33:56
みな殿

周囲が分かってくれないのは辛いですよね。
お一人で訴えていたみな殿、スゴいですよ。

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Unknown (みな)
2009-03-20 13:17:12
き、厳しい~!!

ま、一般企業なら経費削減はあたりまえよね。
そうゆうフツーの企業から、個人経営みたいなちまこい職場に移ったみなは、一生懸命に経費削減を訴えてきたけれど職場の誰一人賛同してくれないし評価もしてくれないのでもう経費削減は諦めますた。

ああ、無情。

総務部、ふぁいと~!!
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