世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ナイル色の幻

2015年02月02日 21時29分47秒 | Weblog
月初と週初めが重なってカオスだった。
机の上なんか嵐が過ぎ去っていったような様相を呈していた。

最優先事項
・支払いの締め
・決算短信のチェック
・予算作成

優先事項
・制服の出し入れ
・決裁済み稟議書の処理

というふうに優先順位を決め、トランス状態で行う。

最優先事項の「支払いの締め」は、請求書をとりまとめをする。
私の方から突っつかないと出してくれない人がいるので半ギレ。
しかも請求書をチェックしないで出すもんだから間違っていたりしててイライラする。
担当者なのだから数字が合っているかどうかを確認してから捺印して私に提出しろよ。
業者を過信しすぎ。
もうあの人の請求書を計上したくないって思う。かなり本気で。
心の中で舌打ちをしながら、笑顔で対応。


あ、あそこにいるのは社長じゃないか。
彼のスケジュールを確認し、今がチャンスだと思い、突撃。
稟議書にサインをするように懇願。
処理は明日、支払いの締めが終わったらやろう・・・。


そういえば取引先で、なかなか請求書を送ってこない業者がある。
そのメールが届く間、制服業務を行う。
・・・多い。多すぎ。


お昼休みは郵便局に振込みの用事があって行ったのだが、14人待ちなので諦めた。
急いで席に戻り、注文していたお弁当をぺロリ。

亮子「ほら、吉熊の大好きなハンバーグだよ。中にチーズが入ってるよ」
吉熊「わ~い。肉だ肉だ~!」



午後も忙しくて、気付けば16時。
他部署から集まってきた稟議書の受付をし、やっと机の上がやや落ち着いてきた。


こんなんで、来週、有給休暇を取得してもいいのだろうか。ふと悩む。
さいたま市宇宙劇場で渡部潤一先生の講演「幻の流星群を追って」があるので応募したところ、行けることになった。
当社で有給取得するのは親戚が亡くなったときと病気をしたときぐらいだ。
意を決して吉熊上司に相談したところ許可が下りた。

なんとしてでも行きたい・・・!!

非常階段の喫煙所で一服しながら進捗を脳内で確認。
席に戻る前に空が綺麗だったのでパチリ。
ナイルを思わせるような藍色の空に宵の明星が輝いている。



そして残業に突入するのだった。

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