昨日の分のブログを更新した後、布団が恋しくなり、布団にリターン。
軽く頭痛がする。昨日、飲みすぎたのだろう。生ビール1杯、ジントニック5杯は自分にしては飲みすぎの領域だ。
寝転びながら角田光代の「真昼の花」を読んでいた。
バックパッカー女子の話で、計画性というか危機感がないので痛々しいぐらい悲惨な目に遭遇する主人公。
アジアというだけの記載だったが恐らくベトナムでの話なんではなかろうかと思いながら読んでいる。
今年の夏にホーチミンに行ったのだが、同じベトナムのハノイやフエやハロン湾にも行きたい。
それだけ魅力的な国であった。
そんなんだったので、企てていた衣替えと部屋の掃除ができず。
非生産性という文字が1Kアパートに満ちている。
「そうだ。ご飯を炊いてみよう」
と思った。
先日後輩女子Cちゃんとご飯をした際
「そういえば○○さん。今年の目標は、『ご飯炊く』って言っていましたよね?」
と言われた。
あーそうそう。言った言った。節約の話になって、したっけ、そんな話。てかよく覚えているよね、Cちゃん。
O型蟹座の彼女は基本的に他人に無関心なのだが、ミクロ的規模なことをたまに覚えててびっくりする。
「約束を果たそうじゃないか」
とむっくり起きて、まずは炊飯器を出した。
いやー、懐かしい。
15年前、上京したときに母に買ってもらった一人前用の炊飯器。
新卒の1週間ぐらいは活用していたのだが、程なくして使用しなくなった。
面倒になり、天袋に仕舞って早15年。
「おう!久しぶり」
炊飯器に話しかける。
「お前老けたな」
と炊飯器が言っているよう。・・・粗大ごみで捨てるぞ!!
実は先日、実家に帰省した際、母にお米を分けてもらった。
私が米を炊くかもしれないという行為は彼女的に妹の結婚ぐらいの驚きを与えたようで、かなり興奮し、また喜んでいた。
「持って行きな」
と米を1合という単位にセパレートして袋に入れてもらったうえ、
「これを炊飯器に入れて指の第一関節の部分ぐらいまで水を張りなね」
というアドバイスまでもらった。
内釜に米をインしてみる。
水を入れる。
ぼんやりしていると米が溢れた水とともに排水溝に流れていってしまう。
このとき「ああ、私、大人になったんだなあ」と強く思った。
15年前も同じことを思ったことを思い出した。
成 長 性 な し 。
そして再び炊飯器にセットし、ボタン「おいそぎ」をオン!!
どきどきわくわく。
そこで母から電話がキター。
「今さ、もらったお米を炊いてるんだが」と言った途端、母が「うわああ!凄い!!亮ちゃん、やれば出来る子!」と。
絶賛炊飯祭り開催中の様相を呈していた。
米を炊くぐらいで親をこんなに喜ばせるって何なんだろうな。
普段から親孝行していない表れじゃないか。すまん。
電話を切ると、さっきまで「コポコポ・・・ふぁぁああ」と呟いていた炊飯器は黙り込み、「保温」ボタンだけが煌々と光っていた。
無言の炊飯器に近寄り、「おい、大丈夫か?」と恐る恐る蓋を開けてみた。
吉熊「ああああ!!見て見て!!ご飯だよ。ご・は・ん~♪」
ほ、本当だ~!!
ふっくらしたご飯から、湯気がぶっは~と立ち上がり、なんとなく感無量。
やりきった感、満載。
おかずは、いただきものの日比谷の松本楼のレトルトカレー。
6種類の野菜ときのこ・豆が入った完熟トマトチキンカレー。
「私にも出来るんだ」
という興奮と、カレーの美味しさで、思考能力が停止した。
カレーは甘くてまろやかなのだが、きちんと辛くて、味に深みがあった。
さすが松本楼である。まいうー。
御飯はふっくらと炊き上がっていた。水を入れてボタンを押すだけでこんなに簡単にできるだなんて。
2000年春。
栃木から上京し、新生活を始めたあのときの新鮮な気持ちが蘇ってきた。
いつも買うレトルトご飯の相場が3個で350円。
そんなに得したという感じはしないのだが、ちりも積もれば・・・である。
これからも気が向いたら炊いてみよう。
そしてお金を貯めてまたどこかに行きたい。
軽く頭痛がする。昨日、飲みすぎたのだろう。生ビール1杯、ジントニック5杯は自分にしては飲みすぎの領域だ。
寝転びながら角田光代の「真昼の花」を読んでいた。
バックパッカー女子の話で、計画性というか危機感がないので痛々しいぐらい悲惨な目に遭遇する主人公。
アジアというだけの記載だったが恐らくベトナムでの話なんではなかろうかと思いながら読んでいる。
今年の夏にホーチミンに行ったのだが、同じベトナムのハノイやフエやハロン湾にも行きたい。
それだけ魅力的な国であった。
そんなんだったので、企てていた衣替えと部屋の掃除ができず。
非生産性という文字が1Kアパートに満ちている。
「そうだ。ご飯を炊いてみよう」
と思った。
先日後輩女子Cちゃんとご飯をした際
「そういえば○○さん。今年の目標は、『ご飯炊く』って言っていましたよね?」
と言われた。
あーそうそう。言った言った。節約の話になって、したっけ、そんな話。てかよく覚えているよね、Cちゃん。
O型蟹座の彼女は基本的に他人に無関心なのだが、ミクロ的規模なことをたまに覚えててびっくりする。
「約束を果たそうじゃないか」
とむっくり起きて、まずは炊飯器を出した。
いやー、懐かしい。
15年前、上京したときに母に買ってもらった一人前用の炊飯器。
新卒の1週間ぐらいは活用していたのだが、程なくして使用しなくなった。
面倒になり、天袋に仕舞って早15年。
「おう!久しぶり」
炊飯器に話しかける。
「お前老けたな」
と炊飯器が言っているよう。・・・粗大ごみで捨てるぞ!!
実は先日、実家に帰省した際、母にお米を分けてもらった。
私が米を炊くかもしれないという行為は彼女的に妹の結婚ぐらいの驚きを与えたようで、かなり興奮し、また喜んでいた。
「持って行きな」
と米を1合という単位にセパレートして袋に入れてもらったうえ、
「これを炊飯器に入れて指の第一関節の部分ぐらいまで水を張りなね」
というアドバイスまでもらった。
内釜に米をインしてみる。
水を入れる。
ぼんやりしていると米が溢れた水とともに排水溝に流れていってしまう。
このとき「ああ、私、大人になったんだなあ」と強く思った。
15年前も同じことを思ったことを思い出した。
成 長 性 な し 。
そして再び炊飯器にセットし、ボタン「おいそぎ」をオン!!
どきどきわくわく。
そこで母から電話がキター。
「今さ、もらったお米を炊いてるんだが」と言った途端、母が「うわああ!凄い!!亮ちゃん、やれば出来る子!」と。
絶賛炊飯祭り開催中の様相を呈していた。
米を炊くぐらいで親をこんなに喜ばせるって何なんだろうな。
普段から親孝行していない表れじゃないか。すまん。
電話を切ると、さっきまで「コポコポ・・・ふぁぁああ」と呟いていた炊飯器は黙り込み、「保温」ボタンだけが煌々と光っていた。
無言の炊飯器に近寄り、「おい、大丈夫か?」と恐る恐る蓋を開けてみた。
吉熊「ああああ!!見て見て!!ご飯だよ。ご・は・ん~♪」
ほ、本当だ~!!
ふっくらしたご飯から、湯気がぶっは~と立ち上がり、なんとなく感無量。
やりきった感、満載。
おかずは、いただきものの日比谷の松本楼のレトルトカレー。
6種類の野菜ときのこ・豆が入った完熟トマトチキンカレー。
「私にも出来るんだ」
という興奮と、カレーの美味しさで、思考能力が停止した。
カレーは甘くてまろやかなのだが、きちんと辛くて、味に深みがあった。
さすが松本楼である。まいうー。
御飯はふっくらと炊き上がっていた。水を入れてボタンを押すだけでこんなに簡単にできるだなんて。
2000年春。
栃木から上京し、新生活を始めたあのときの新鮮な気持ちが蘇ってきた。
いつも買うレトルトご飯の相場が3個で350円。
そんなに得したという感じはしないのだが、ちりも積もれば・・・である。
これからも気が向いたら炊いてみよう。
そしてお金を貯めてまたどこかに行きたい。
自分で炊いたご飯は、さぞ美味しかったでしょう。
この節はお騒がせしました。
無事、ミッションを遂行できました。
ありがとう。
芋子の皿、有効活用できるね。
美味しかったよ~。