世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

アスクレピオスのローション

2012年10月04日 23時00分41秒 | Weblog
今週の会社の花(ロビー)は、ひまわり。大きなひまわりもダイナミックで好きだが、このように小ぶりなのも可愛くて好き。夏の足掻き。


心療内科デー。

今日は2時間半待ち。比較的空いていた。
待合室で、先日購入した林真理子先生の「アスクレピオスの愛人」を読む。
アスクレピオスとはギリシア神話に登場する名医。
杖で人々の病を完治させ、その杖には蛇が絡まっている。
その杖はWHOの旗のモチーフにもなっている。救急車のマークもこの杖が描かれている。

本作品の主人公は、WHOのメディカル・オフィサーとして感染症の最前線で働く志帆子。
優秀で空きが無く、悉く男を翻弄する。

いるよなー。こういう人。高校時代、すっげー優秀で、東大目指していて、常に男子を侍らせていた女子がいた。
地味なんだけど色気があったっけ。勉学にひたむきなのだが、ノートを取る横顔が妙に洗練されていた。(日本史は同じクラスだった)。志帆子はなんとなく彼女とダブる。

ジュネーブできびきびと働く志帆子が眩しすぎる。13年前に訪れた私の大好きな場所・レマン湖の畔のことも書かれていて、ちょっと興奮。旅行した中で今のところ、レマン湖の畔が一番好きかもしれない。

医療現場のこともよくここまで研究したなと思うぐらい丁寧に書かれており、数分後、対峙するであろうクマ医師もこういう世界の人なんだな~と思ってしまった。

さて診察。

クマ医師、今日はワイシャツをお召し。
前回、背中のニキビのことを報告し、軟膏を処方された。
その経過だが、微妙である。劇的に治ったというわけではなく、塗るのを怠るとボツボツと復活するんである。しかも痒い。掻くとボツボツが赤く隆起する。背中一面がそんな状態なので、まるで幾何学模様の入れ墨みたいなのである。堅気のOLなのに。

背中を診たいと言うので、髪を両横に分け、ワンピースのチャックを開けて診てもらった。
さあ、どうぞ~。

「う~ん」
と悩みまくるクマ医師。
彼がぺらぺらと医学書を捲っている間、5分ほど放置プレイ。

手持無沙汰。手持ちクマさん。


「ニキビに効くローションがあるので、それ塗ってみましょう」
ということに漂着。
精神的なことは今日は一切訊かれなかった。
…色々あるのだけれども。タイムオーバー。


精神科なのに皮膚科。
この「理科の先生が数学も教えている」みたいな違和感を得てしまう。
医学の世界はよく分からん。


あとそろそろ血の様子も見たいと言うので、次回、採血検査。
こえーよ。
でもこの異常なニキビ、内臓疾患から来ているのかも…と薄々思ってもいたところなので、また身体の棚卸っつーことで、やってみっか。怖いけど。仕方がない。


処方変更あり
パロキセチン、ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、ラベプラゾール
アクアチムローション

ローション。
ローションである!!

そう言えば、マイミクであり従兄弟のマイミク・ダッポコ様の結婚式二次会のビンゴで「お~いローション」というものを当てたっけなあ。素敵過ぎ。
2008年10月26日 結婚式二次会


…ローションと聞くとつい、淫蕩なこととリンクしてしまう私は、志帆子の聡明さとはかけ離れた位置に存在しているのだろうなあ。

風呂上がりに塗ってみっか。あ、アクアチムローションね。



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