世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

鼓舞

2014年04月10日 23時50分01秒 | Weblog
毎日毎日、制服の申請書が来る。「サイズを変えてほしい」「破けた」「擦れた」という理由で。
返却分も半端ない。その度にデータの入力、発送または発注。
店舗で働くスタッフのため、少しでも早く制服を手配したいという気持ちで業務に当たっている。毎日、杉原千畝状態である。私のあの制服台帳はシンドラーのリストなのかもしれない。
この申請書のむこうに、制服を待っている人がいる。その思いは、ある種のトランス状態を引き起こす。

この業務に携わってほぼ1ヶ月。だんだんと慣れてきた。
今日は午前中に制服業務が落ち着いたので、午後から自身の本来の仕事を行えた。がっつりと。すっきりした。


午後、後輩女子Cちゃんと他の建物に行く。
外は風が軽やかに吹いていて、日差しもあたたかい。
「春だね」
「春ですねえ」
と、ほっこり。


Cちゃんは少し、今世間を賑わせている小保方晴子さんに似ている。砂糖菓子のようなほんわかした感じが。Cちゃんの方がスレンダーだが。

小保方さんの会見を動画で見た。
巻き髪のハーフアップ、真珠のネックレス、紺の清楚な洋服・・・これって神コーデじゃね?
なんだか私も真似したくなってきた。髪を巻きたくなったのである。
天気予報を見ると、明日は湿度も低くいらしい。ということは、巻きが取れにくい。早起きして巻こうかな。

「STAP細胞はあります!」
改め
「この子は話せます!」
と吉熊を掲げたらどうなるだろう。・・・そんな妄想を思い描きながら帰宅。きっと私の脳細胞に疑念を抱かれるという悲しい結果になるから自粛しよう。


「話せるよ!」



明日は金曜日。
定時後に合コンを疑われるほどの巻きっぷりで制服業務に勤しもう。

こんなテンションの上げ方も、たまにはいいだろう。





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