世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

アタシスキー

2007年09月22日 23時31分09秒 | Weblog
そろそろ秋色メイクが気になる時期である。
雑誌「美的」を購入。この雑誌は、2001年の創刊時から定期購読している。
特集で取りあげられている化粧品はどれも高級なものばかりで、「いいな、これ。使ってみたいなあ」と思っても、なかなか手を出しにくい価格帯商品ばかりだ。

…何故私は本誌の定期購読を辞めないのか。
理由は二つ。
まず、殿方に媚ない本誌のコンセプトが好きだから。
「モテ髪」「モテ顔」「モテ色」…昨今の日本にはこんなにも真剣に「モテる」ことを意識して生きている人種がいるのか?と思うほど、女性向け雑誌に「モテ」という語が乱用されている。
しかし、「美的」にはそれを窺わす雰囲気が見当たらない。
モテることよりも、化粧による自己完成の喜びに重点を置いている。
その凛とした主張が私のハートを鷲掴みにした。

二つ目の理由は、読んでいるだけで綺麗になれる気がするからである。
さすがは「読むコスメ」というキャッチフレーズで売り出した雑誌だけある。
ビジュアル面だけでなく、内面からも読者を磨いてくれそうなコーナーを設置している。
「健康」という分かりやすいものだけではなく、知性向上も美しさには必須だということを本誌は創刊時から訴えている。
古典を解りやすく口語訳し、当時の女性のお洒落や美に対する考えを紹介するコーナーや、旬な女性のインタビューが載っていたりするんである。
中でも齋藤馨さんのコラムは首尾一貫していて、「美的」の中でも一番楽しみにし、まず最初に読んでいる。


今回の新刊11号で気になる特集があった。
「アタシスキー」
という人種について。
アタシスキー→「自分が好き」

自己完結しているアタシスキー人種を多目に見ることはできるが、他人に迷惑をかけるアタシスキーは許せない。迷惑。あなたの周囲にいない?そういう人。てか、あなた自身がアタシスキーになってはいない?
という内容だった。

アタシスキーの対処方法や、アタシスキーにならない術が細やかに書かれていた。
「アタシはー」「アタシって~な人じゃないですか?」というように、アタシスキーの人の会話にも着目されて、読んでいてまるで自分のことかと思ってしまった。

私は私が好きだが、その主張は下手をすると災いや他人に不快感をもたらすということが判明した。

なるほど。

…このように、すぐに雑誌に書かれていることと自分をリンクさせられるのも、私のアタシスキーの成せる技なのだろうか。

そう言えば、本誌の11月号付録は素晴らしい。
「たるみ解消」と銘打って、エストの引き締め美容液が付いていたぞう!
ついでに、よく分からないんだが、ポーチも付いていて喜ばしいぞう!


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