「どりどり…」
コンタクトレンズを着用し、カーテンを開く。
予想通りとはいえど、一面の銀世界に思わずニンマリしてしまう。
建物も電線も雪のペンキ屋さんによって白く塗装されている。
傍らでは吉熊が、「うわぁ~、雪だ!」と目を輝かせていた。
こんな中、出勤するのは辛そうだ。
よく転倒する私にとって、雪の日の出勤は地獄絵図だ。
「ドラえもんに、どこでもドアをねだりたい。
いや待てよ。
どうせねだるんだったらスペアポケットの方が良いよな。」と、
ぼんやり歩いていようものなら、必ず転倒する。
今日は一日外出しないと決めていたので、そんな危険な目にあわずに済む。
有閑人さながらの生活をした。
それはそれは、非生産的な時間の使い方!
テレビをダラダラ観た。
「舌苔は体に良くない」という地味な知識を得た。
本棚を整理しながら、昔読んだ本を紐解き、つい読み入ってしまった。
「あの時の主人公の心情って、どんな風に描かれていたんだっけ?」。
昔、「摘み食いこそ読書の魅力」だと誰かが言っていたが、分かる気がした。
本棚で、小学生4年生に書いた絵日記(夏休み版)を発見。
「7月30日」
きょうは小山をつくりました。
あとダムも川もつくりました。
アリをダムにいれて、川にりゅう木を流しました。
それから、へんてこジュースをつくりました。
(きいてびっくり!)
まず、いらないコップに、おゆ、しょうゆ、しお、とんがらし、うめ茶をまぜて、アリにかけました。
するとアリはしんでしまいました。
…。
(読んでびっくり!)である。
陰気で残酷な女児の絵日記を読み、些か暗澹たる気持ちになる。
それにしても、暇な状態ってこんなんだったっけ?
日本人は休暇を上手く使えないって、よく外国人が言う。
私も多分に漏れず、そうなんだろう。
一日中ずっと家に引き篭るということがどれだけ辛いかが、よく分かった。
まるで独房に入れられたかのようだ。
圧縮された6畳の部屋はもう見飽きた。
食糧まで買い込んだのに、動かないので食欲もなかった。
贅沢な愚痴なんだが…。
でも、やっぱり一日一回は外に出ないと、精神衛生上良くない。
明日はどこかに出かけよう。
コンタクトレンズを着用し、カーテンを開く。
予想通りとはいえど、一面の銀世界に思わずニンマリしてしまう。
建物も電線も雪のペンキ屋さんによって白く塗装されている。
傍らでは吉熊が、「うわぁ~、雪だ!」と目を輝かせていた。
こんな中、出勤するのは辛そうだ。
よく転倒する私にとって、雪の日の出勤は地獄絵図だ。
「ドラえもんに、どこでもドアをねだりたい。
いや待てよ。
どうせねだるんだったらスペアポケットの方が良いよな。」と、
ぼんやり歩いていようものなら、必ず転倒する。
今日は一日外出しないと決めていたので、そんな危険な目にあわずに済む。
有閑人さながらの生活をした。
それはそれは、非生産的な時間の使い方!
テレビをダラダラ観た。
「舌苔は体に良くない」という地味な知識を得た。
本棚を整理しながら、昔読んだ本を紐解き、つい読み入ってしまった。
「あの時の主人公の心情って、どんな風に描かれていたんだっけ?」。
昔、「摘み食いこそ読書の魅力」だと誰かが言っていたが、分かる気がした。
本棚で、小学生4年生に書いた絵日記(夏休み版)を発見。
「7月30日」
きょうは小山をつくりました。
あとダムも川もつくりました。
アリをダムにいれて、川にりゅう木を流しました。
それから、へんてこジュースをつくりました。
(きいてびっくり!)
まず、いらないコップに、おゆ、しょうゆ、しお、とんがらし、うめ茶をまぜて、アリにかけました。
するとアリはしんでしまいました。
…。
(読んでびっくり!)である。
陰気で残酷な女児の絵日記を読み、些か暗澹たる気持ちになる。
それにしても、暇な状態ってこんなんだったっけ?
日本人は休暇を上手く使えないって、よく外国人が言う。
私も多分に漏れず、そうなんだろう。
一日中ずっと家に引き篭るということがどれだけ辛いかが、よく分かった。
まるで独房に入れられたかのようだ。
圧縮された6畳の部屋はもう見飽きた。
食糧まで買い込んだのに、動かないので食欲もなかった。
贅沢な愚痴なんだが…。
でも、やっぱり一日一回は外に出ないと、精神衛生上良くない。
明日はどこかに出かけよう。
何度も読み返しつつ、朝から爆笑してました。
できれば、その様を表現した絵も見てみたいくらいです。にしても、小学4年生とは思えない語彙力と想像力じゃありません?「りゅう木」は結構難しいですし、それがダムを越えて流れるという様を想像して再現するとは…。
ちなみに、小学5年の夏休みに「塚山古墳」に刺激された少年ゆざわは、アリを生き埋めにして無理やり前方後円墳に埋葬してました。やっぱり手短に犠牲になるのはアリなのですね…。アリさんごめんちょ。
小4の絵日記が残っていることがすげ~。
その絵日記が、実家ではなく自宅にあることがすげ~。
ありの虐殺シーンを克明に記録する小4の亮子ちゃんがすげ~。
雪篭りしていても、何かと発見があるのね。
私も昨日は篭っていたよ。
思い起こすと、ひどいことしてますよね。
よくナメクジに塩かけたり、
蝶の燐ぷんとって遊んだりしていた自分がいます。
それにしても、
よく絵日記のこっていたねぇ。
亮子版小学生日記、かなり歪な人間形成のプロセスが克明に記載されていてます。
あれが吉熊ブログの源なんですねぇ。
「りゅう木」は、きっと国語の教材になった「しまふくろうの湖」の中に出てきた語句を得意になって披露したものだと思われます。
>アリを生き埋めにして無理やり前方後円墳に埋葬してました。
塚山古墳キター!!
ロマン溢れる少年じゃないですか!!
アリさんもきっと成仏できたと思いまふ(-人-)
ハナ殿
私が上京する時、母が「邪魔だから実家にモノを残していかないで」と言うもんだから、自分のモノは全て持ってきたよ。
えにっきもその中に紛れて着いてきたのでしょうね。
katz殿
「子供は残酷だ」っていうけれど、本当だよねぇ。
>よくナメクジに塩かけたり、
蝶の燐ぷんとって遊んだりしていた自分がいます。
同じく!!私もやったよ。
ナメクジさんが小さくなる様子を「テレポーテーションだ!!」だと勝手に思い込み、独りで興奮していた当時の私…。