何でもないようなことが 幸せだったと思う
何でもない夜のこと 二度とは戻れない夜
虎舞竜の「ロード」である。
この曲がヒットしたのは中学3年生のとき。
高校受験目前の冬であった。
日曜日の夜、よく聞いていたラジオ番組「あらいきよしの星空ベストテン」(栃木放送)で初めて聴いた。
当時はなんて素敵な旋律なんだろう、と感じたのだが、高校に入学する頃には聴き飽きてしまっていた。
「ああ、あの暗い曲ね。…え?第二章もあるの?…まじで?」ぐらいにしか思わなくなった。
時は流れ、2005年10月。何故か「ロードって良くね?」と思っている私。
マジで良くね?
すげぇ良いよ。
…っていうか、泣ける。
歌詞は婚約者の死について書かれている。
実話らしい。
助手席で眠っている彼女を起こしてみたら、恨めしそうに睨まれ「愛がほしい」と言われた…云々。
彼女は出産目前で交通事故に遭遇し、亡くなってしまう。
で、「何でもないようなことが 幸せだったと思う」という殿方サイドで書かれた歌詞。
久々に聴き返してみて、歌詩にどっぷり共鳴してしまった。
別に恋人を亡くした等というエピソードは私にはないが。
人生を振り返り、真っ先に「幸せだったなぁ」と思えることの多くは「何でもないようなこと」であるということだ。
授業中、クラスメイトが音読をさせられているときに、窓の外の雲にうっとりしたこと。
台所で生のホットケーキを母の目を盗んで舐めて、その甘美さに失神しそうだったこと。
四季を感じながら歩く通勤路。
学生時代、都内の友達のうちに泊まりに行って、明け方の公園でスリリングさを感じながら花火をしたこと。
中学時代、「東京ラブストーリー」ごっこをしたり「こっくりさん」や「好きな人暴露大会」をした昼休み。黒板に貼り出されていた、好きな殿方の手書きコピーの業連をこっそり家に持ち帰った放課後。
当然、尾道旅行や修学旅行などのイベントもインパクトがあるけれど、それらは「楽しい」という感情が強烈なぐらい占拠してしまい、ピュアな「幸せ」を感じられるのはやはり「何でもないようなこと」なのである。
今の私も相変わらず「何でもないようなこと」に溢れた生活をしている。
毎日毎日同じことの繰り返しであるように思われるが、
親が元気であり、
友達がいて、
糊口を凌げる仕事を持っていて、
吉熊と気侭に生きている、
…そんな当たり前の日常こそがきっと「何でもないような幸せ」なのである。
泣いたり、いじけたり、妬んだり、悪口言ったり言われたりということも多いが、将来、この日常から逸脱して客観視することがあるならば、私はきっと今ここにある「今」を絶対に「幸せ」だと感じるに違いない。
「今」はいつか「過去」に化学変化することを27年の人生で学んだ。
いつも「今」を愛せるよう、そして「未来」を夢見られるよう、毎日を大切に生きたい。
…彼女を亡くした彼の、悲しみを乗り越える直向さに比べれば容易い気がする。
何でもない夜のこと 二度とは戻れない夜
虎舞竜の「ロード」である。
この曲がヒットしたのは中学3年生のとき。
高校受験目前の冬であった。
日曜日の夜、よく聞いていたラジオ番組「あらいきよしの星空ベストテン」(栃木放送)で初めて聴いた。
当時はなんて素敵な旋律なんだろう、と感じたのだが、高校に入学する頃には聴き飽きてしまっていた。
「ああ、あの暗い曲ね。…え?第二章もあるの?…まじで?」ぐらいにしか思わなくなった。
時は流れ、2005年10月。何故か「ロードって良くね?」と思っている私。
マジで良くね?
すげぇ良いよ。
…っていうか、泣ける。
歌詞は婚約者の死について書かれている。
実話らしい。
助手席で眠っている彼女を起こしてみたら、恨めしそうに睨まれ「愛がほしい」と言われた…云々。
彼女は出産目前で交通事故に遭遇し、亡くなってしまう。
で、「何でもないようなことが 幸せだったと思う」という殿方サイドで書かれた歌詞。
久々に聴き返してみて、歌詩にどっぷり共鳴してしまった。
別に恋人を亡くした等というエピソードは私にはないが。
人生を振り返り、真っ先に「幸せだったなぁ」と思えることの多くは「何でもないようなこと」であるということだ。
授業中、クラスメイトが音読をさせられているときに、窓の外の雲にうっとりしたこと。
台所で生のホットケーキを母の目を盗んで舐めて、その甘美さに失神しそうだったこと。
四季を感じながら歩く通勤路。
学生時代、都内の友達のうちに泊まりに行って、明け方の公園でスリリングさを感じながら花火をしたこと。
中学時代、「東京ラブストーリー」ごっこをしたり「こっくりさん」や「好きな人暴露大会」をした昼休み。黒板に貼り出されていた、好きな殿方の手書きコピーの業連をこっそり家に持ち帰った放課後。
当然、尾道旅行や修学旅行などのイベントもインパクトがあるけれど、それらは「楽しい」という感情が強烈なぐらい占拠してしまい、ピュアな「幸せ」を感じられるのはやはり「何でもないようなこと」なのである。
今の私も相変わらず「何でもないようなこと」に溢れた生活をしている。
毎日毎日同じことの繰り返しであるように思われるが、
親が元気であり、
友達がいて、
糊口を凌げる仕事を持っていて、
吉熊と気侭に生きている、
…そんな当たり前の日常こそがきっと「何でもないような幸せ」なのである。
泣いたり、いじけたり、妬んだり、悪口言ったり言われたりということも多いが、将来、この日常から逸脱して客観視することがあるならば、私はきっと今ここにある「今」を絶対に「幸せ」だと感じるに違いない。
「今」はいつか「過去」に化学変化することを27年の人生で学んだ。
いつも「今」を愛せるよう、そして「未来」を夢見られるよう、毎日を大切に生きたい。
…彼女を亡くした彼の、悲しみを乗り越える直向さに比べれば容易い気がする。
いろんな意味で。
かつての自分に対して思うこともあれば、
病気とかで弱っていて、いつもの自分なら・・・他人なら・・当たり前にできることが、
時として、なんでもなくできないときがあるし。
ロード
良い曲だと思う。
ただ、私は世の中に疎いので、大学に入ってから存在を知ったよ。
千葉くんが熱唱していた記憶がある。
それは抜きにしても、良い曲だと思う。
そんな背景があることも知らなかったし。
私も時々回想する。
だって、そんな日々って滅多に来ないのよね、
目まぐるしい日々を送っていると。
何でもない日々を幸せと思えるこころ。
大切に、しないとね。
千葉君の熱唱姿、想像してワロタ~。
なんか、容易に想像できる。
熱く歌い上げてくれそう。
最近、マックとかケンタに行っていなくて。
恋しいのだが、まだ我慢。
何でもない健康な時、何にも考えずにフライドポテトを食していたことを幸せだったんだなぁって思うよ。
ロード、いいよね。
「何でもないようなことが 幸せだったと思う」
単純なことなのだろうけど、忘れがち。
そして大切なこと。
この曲がヒットした所以なのだろうね。
autan殿
山田君に没収されないよう、頑張りまっす★
駿殿
ヘロウ!
>何でもない日々を幸せと思えるこころ。
なかなか思えないんだよね。これが。
そう考えると、「何でもない事を幸せだった」と思えること自体が幸せなのかなって思ってしまう。
突詰めると・・・。
いつでも駿殿が幸せであるよう、遠くから祈ってます★
ロード全13章と映画ロードのCD/DVDを買ってしまいました。
久しぶりに泣きました。。。
毎日余韻に浸っています。
はじめまして。
映画版ロード、私も観ましたよ。
遠山香織子主演のですよね。
彼女の直向さや優しさ、いつも忘れてはいけないって思います。
高橋ジョージさんの不器用ながらも一生懸命な雰囲気も良かったですよね。
「何でもないようなことが
幸せだったと思う」
名盤ですね。