世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

(劇)レインボウ城!「モテモテ三国志」

2007年10月21日 01時15分23秒 | Weblog
第7回さいたま市民演劇祭(さいたま市民会館うらわホール)を観に行った。
笑いどころ満載。
でも観た後に考えさせられる「宿題」をいつも土産としてくれる(劇)レインボウ城!さんの芝居。

今回の「モテモテ三国志」もノリノリだった。
いつもハイテンションな演技、特にメイファ役の女性が元気で好き。
最後、ビートルズの「let it be」が流れる。
1800年前の中国の設定なのになぜかピッタリだった。
こういうことができるのもこの劇団のなせる技なのだろう。


浦和というば…。
以前、私はこの土地で販売員をしていた。

店舗前の道を歩きながら思い出すあの頃の私。
店長の指示で、降り頻る雪を掻くこと4時間。
道を行ったり来たり…。
トイレに行こうと、店舗内に入った。

「あっ、今日、あなた出勤していたんだっけね。忘れていた」
と言い放つような店長の下で、私は11ケ月と10日を過ごした。

「とらばーゆ」を購入した春の初めのある日、私は人事部長から異動の話を持ちかけられた。
曲折を経て、今に至る。
本社に来てからも色々あったし、これからだってもっと辛いことがあるのかもしれない。
でも今の環境なら頑張れる。
「蟹工船」顔負けの、プロレタリア店舗での辛さに比べれば、今なんて天国だ。

あの日、寒さに耐えながら往復した道が、なんだかあたたかく感じられた。

私はようやく浦和の呪縛から逃れることができたのかもしれない。

PARCOもできたし、浦和。
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