世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

朝帰り ヒグマの鼻くそ

2012年10月21日 12時45分13秒 | Weblog
昨日は久々に酔いつぶれた。
ウコンの力を飲んだのだが、ダメだった。
生理前で体調が今一つだったのが原因か。肝臓の老化が原因なのだろうか。
気合を入れる飲み会に限って酔いつぶれるって、どうなんだ…自分。



昨夜は合コン。
気合の巻き髪。




女子は私、O主任、工場の女子3人。
当社の工場は神秘のヴェールに包まれている神聖な場所。
私はそこへ毎日書類を届けに行く。副社長に稟議書を届けるためだ。
そのとき知り合ったのが工場のクミちゃん。まだ若い27歳。
杉田かおる似。
昨日は、クミちゃんの同僚の子(23歳)とバツイチ子持ちの職人姐さん(44歳)。
二人と飲むのは初めて。


男性陣は、
飲み仲間の他部署の先輩(まーすけ)、その友達Nさん。Nさんの部下2人、Nさんの友達である。

Nさんとは1年半前に合コンをし、今回の飲み会の幹事を二人でした。
彼は某格闘技の世界では有名な人らしい。名前を検索したら、出てくる出てくる。
ビデオまで出してる…。彼の腕をさり気なく見たら、すげーの。キン肉マン実写版、みたいな。
そんなNさんは私をドラと呼ぶ。ドラミちゃんに似ているからだという。


〆サバの炙り焼き。


いや~、これ美味しい。
日本酒が進むわ~と、琵琶のさざなみをグビグビ。
グビグビ、グビグビ、グビグビ。
二十歳で出産した姐さんの陣痛話を聞き入っていたのまでは覚えている。
「3時間でするっと出てきたのよ~がはは」
という姐さんの言葉までは…。

…気付いたら、ソファーで寝てた。トイレで散々吐いたらしく、口の中が胃酸で苦かった。

誰かに背負われて、どこかに搬入される。
到着後、誰かが私の額を優しく撫でている。姐さんだ。
昔、私が風邪で寝込んでいたとき、母にこうしてもらったのを思い出した。

目を開けたら、スナックだった。
「お、ドラちゃん、復活」
と称賛を浴びる。

「皆さん、ご迷惑をおかけしました」
と詫び、完全復活。吐くと元気になる。

前に座っているNさんの部下と話した。
彼は国立大の文学部を出ている。凄いな。お兄ちゃんが東大卒だって。この家庭はどんな教育方針を取ってたんだろう。
卒論は日本書紀と古事記だったそうだ。
出身が山梨県ということなので、やはり好きな林真理子先生の話をする。
古文が好きらしく、源氏物語の話に発展。
「紫の上はたまらね~。萌える」
という彼。
「いや、六条御息所でしょう」
という私。
「あの人、怖いよ」
と彼は顔をくしゃくしゃにして笑う。
「口語訳は谷崎潤一郎がおススメ。高校時代、読んだよ、俺」
「林真理子先生のも面白いですよ」
…場末のスナック。誰かが歌うカラオケが流れる中、テーブルの隅で雅な白熱トークを展開。



数人が帰り、数人がソファーで爆睡。数人はカラオケ。

スナックのマスターが尾崎豊の「I LOVE YOU」を歌ってくれた。
これが、すごく上手で。他人のカラオケで涙が出そうになるぐらい感動したのは初めてだ。

I LOVE YOU - Yutaka Ozaki



まーすけ先輩が「エロティカセブン」を熱唱。普段大人しい彼はマイクを持つと変貌する。余程ストレスが溜まってるんだろうな。
まーすけ先輩は先月、北海道に行った。
そのお土産をくれたので見てみたら…これですよ。

「ヒグマの鼻くそ」である。


鼻くそ。
アーモンドをチョコでコーティングしたものらしい。
美味しそう。
何より、私がクマ好きだと覚えてくれたことが凄く嬉しい。
「まあ、あの子はクマだったら何でもいいのだろう。…あ、これ、面白いなあ。これにしようかなあ。ふふふ」
と空港の土産物売り場でニヤニヤしながら選んだであろう彼の姿が目に浮かぶ。まーすけ先輩、ありがとうございます。


巡り巡って私の隣に来たN先輩の友達。
これがさ、もう超ウザくて霹靂してしまった。
思いついたことを口にしないと気が済まないタイプ。
カラオケの画面に見入る振りをして無視していたのだが、しつこかった。


4時の始発でクミちゃんと帰還。
クミちゃんもその同僚もO主任も楽しそうだったので、本当に良かった。


駅構内に鳩が!なにこれ。幻?



東の空がうっすらと明るくなっている。
明けの明星が煌々と輝いていた。



化粧を落としてバタンQ。
で、今に至る。

いや~、飲んだ。吐いた。笑った。歌った。楽しかった。

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