世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

お留守番中の ヒ ミ ツ

2006年02月07日 22時37分41秒 | Weblog
朝からバタバタした。
吉熊上司が午前中いっぱい外出だったのを…忘れて普段通りに出勤してしまった。
彼のサポーター兼ストーカー、失格…。

引き継ぎを慌ただしく済ませ、「んじゃ!」と彼は去っていった。
そこから、んもーパニック。
(関係無いが、小学二年生の時に初めて買ってもらったファミコンのカセットは
「オバケのQ太郎 ワンワンパニック」だった。)

慣れない海外への連絡や、複雑に絡んだエクセルの関数、そして数字数字数字…。

突然、エクセルが変になった。
「応答なし」とか言いやがる!
やる気もなし、らしい。

「てめー、人間なめんなよ!死ぬ気で働けよ!!
"応答なし"って何だよ!ゴルァ!」
と、涼しい顔をキープしつつも、心の中で絶叫した。

指が勝手に電話に伸び、
暗記している吉熊上司の携帯番号を押そうとする。
「助けて!」という私の気持ちが無意識にそうさせた。

でも…
ここで彼を頼ったら、いつもと同じである。
それに彼はきっと私の力に落胆するだろう。
落ち着いてもう一度自分の力でやってみようって考え直した。
私の小さなプライドを守りたかった。

そして
「パソコンよ。頼むから動いてちょうだい。
ね?良い子だから。ほうら、良い子、良い子。お~、よちよち。」
と、パソコンをあやし、何とか無事終了させた。

所詮パソコンなんて女心みたいに気まぐれなんである。
ははは!馬鹿め。

そんなことを知らず、疲れた顔をお土産にして、吉熊上司が帰ってきた。
「大丈夫だった?」
と訊かれ
「ええ。大丈夫でしたよ。」
とだけ答えた。

知らなくて幸せなことって、ある…よねぇ?

※写真は会社に飾ってあるお花。
私の好きなガーベラ。
可愛くって、つい、写メしてしまった。
この記事についてブログを書く
« 粉雪 ねぇ 心まで白く 染めら... | トップ | 失って、得られるもの »
最新の画像もっと見る