世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

第九特別演奏会2020

2020年12月26日 23時41分28秒 | Weblog
12/26(土)

今年も恒例の第九に行ってきた。






東京芸術劇場にて。







指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
ソプラノ:市原 愛 
アルト:山下牧子 
テノール:錦織健 
バリトン:青山 貴
合唱:二期会合唱団
オルガン:石丸由佳

J.S.バッハ:羊は安らかに草を食み、トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(オルガン独奏)
​ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》ニ短調 op.125

今年は諦めていたのだけれども、12月の上旬に 演奏会が開催されることを知り、またGOTOイベントで安くなっていたのでポチった。

パイプオルガンの「羊は安らかに草を食み」は初めて聴いた。羊さんがポクポクと草を啄んでいるのが脳内で再生された。
「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」は音の運びとパイプオルガンのスペーシーな音色で宇宙を感じた。

15分の休憩の後、マスク姿のコバケン、登場。この時点で涙が出た。
このテンポ、合唱に入る前のじらしっぷり、唸り声…嗚呼、やはり私はコバケンさんの第九を聴かないと年を越せないのだと痛感した。

合唱は50人程度(全員マスク装着)だったが、それを感じさせないほどの力強さだった。言葉が一語一語鮮明に聴こえるので、これはこれでいいのかもしれない。
ソリストもマスク装着。錦織健さんだけ黒マスクだった。似合っていた。


とても素晴らしい演奏会で、演奏中、何度も涙が出た。
どんなに困難な状況にあっても最高の演奏を聴かせるんだ!という楽団、指揮者、合唱団の矜持を感じた。
20年以上、ほぼ毎年聴いているけれども、今年の第九は一番胸に響いた。

最後、コバケンさんのスピーチ。
「今年はみなさん、来てくれないと思っていました」という言葉にまた涙腺がバカになる。
もう泣いてばっかり・・・。

楽団の存続はとても厳しいのだと思う。
でもこうして必死で模索して今年も素晴らしい演奏を聞かせてくださった。
ありがたい。



色々戸惑うことが多い一年だったが、終わり良ければすべてよし。
そう思えるほど、この第九を聴いて元気が出た。





プログラムの「歓喜に寄す」の歌詞。奥深い。



隣のビヤホールライオンで一人忘年会。
ジントニックで乾杯。


ジャーマンポテトとソーセージ。
にんにくの風味が酒を促す。


吉熊二人分ほどあるお肉が入ったビーフシチュー。

食べごたえがあった。ペロリと完食。


ジントニックおかわり~♪


感染症対策をしたクマちゃんがいた。


ほろ酔いで混雑している東武百貨店へ。
母ヨーコたんに依頼されているお茶を購入。
萬徳というお茶3つを依頼されていたのだが、酔っ払っていたので萬徳だか千徳だかわからなくなってしまう体たらく。もうだめぽっぽ。


普段買わない高級お茶を片手に、年末の街を歩き、帰宅。
マスクの中で小さく「♪フロイデ~」と口ずさみながら。

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