世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

大納会

2012年12月28日 22時16分28秒 | Weblog
「じゃあ、あとは宜しくお願いします」
と言いながら社長が指差したものは段ボール三つ。
彼はこの3日間、いらない書類や本を片付けていた。

以前の私ならば、「なんなんだよー?!」と思ったものたが、今はそうでもない。仕事だと割り切っている。

でも、四季報の新刊が出るたびに、吉熊上司の古い四季報を「捨てておきますね」と嬉々として自ら預かるまでには至っていない。私と吉熊上司の11年間の絆はけっこう強靭なものだ。ここまで来るのに、それなりに紆余曲折があったのだが。


そんな吉熊上司、今日も休んだ。
「ノロウイルスに似た胃腸炎」という怪しい病に伏した吉熊上司。
まだ本調子ではないらしい。

今日も寂しかった。
後輩女子Cちゃんと
「吉熊さんがいなくて…寂しい…寂しい…」
と言いながら過ごした。

本来ならば今日の午後から大掃除に取り組む予定だったのだが、総務室長に「キミたちは明日からで良いよ」と言われたので、今日は席でずっと待機していた。

今日は大納会。今年最後の取引となった28日の東京株式市場で、日経平均株価は終値で1万0395円18銭と、今年の最高値をつけた。年末を最高値で終えるのは、「ITバブル」に沸いた1999年以来、13年ぶり。

13年前…まだ大学4年生だった。就職先が決まって、友達とカラオケでモーニング娘。の「LOVEマシーン」とか歌っていた。懐かしい。巷では不景気だといわれていたが、今ほどではないと思う。特にリーマンショック以降の経済の低迷は、鈍感な私でさえも感じるほどだ。来年はどんな年になるのだろう。


明日は仕事納め。
色々やりのこしたことがあるような、ないような。


いずれにせよ、師走の忙しさには参った。
師走から脱落しそう。

そんな私に、今年最後の会社の花(階段の踊り場)は、優しく微笑みかけてくれた。


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