ふがいない成績に怒ったマルセイユのウルトラスが、1月30日にクラブのトレーニング施設を300人以上で襲撃して爆竹と発煙筒を施設内に投げ込んだ。もちろん警察が出動して逮捕者も25人出たが、こう書くとずいぶんと過激だなあくらいにしか思えないが、動画を見ると投げ込んだ発煙筒が施設に発火して、火事になっている。これはもう放火だろう。
https://twitter.com/i/status/1355610892436713474
ここまでやるもんかね。この結果、同日に予定されていたホームでの試合が延期となった。マルセイユのサポはウルトラスばかりではないので、試合を楽しみにしていたサポも多いだろう。いくら直近の試合が3連敗で4戦未勝利とはいえ、これはやりすぎだ。
マルセイユは昨季は2位となり、久々のCL出場となったがグループステージで1勝5敗で最下位。ELにも回れなかった。コロナ危機による財政難で今季はオフに主力を多数放出して、フリーで獲得した選手しか補強できずに戦力ダウン。この筆頭が長友なんだから日本人としてやりきれない。
おまけに2020年6月には財政規律違反の問題でUEFAから罰金と2023年6月までのUEFA主管大会への選手登録を23人までに制限される制裁を受けている。踏んだり蹴ったり状態である。
金がないから補強もできない。そういう状態のクラブに発煙筒を投げ込んでも何の意味もないと思うけど、それでもウルトラスは我慢できないんだろうね。日本のサポがクラブ施設に発煙筒を投げ込んだら、どいういう処分をするのか見ものである。