サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

日本人選手の海外移籍雑感

2019-07-31 08:40:53 | 日記
この夏の移籍市場で多くの日本人選手がヨーロッパに移籍している。数が多すぎて覚えきれない人もいることでしょう。特徴はベルギーとスペイン2部である。バルサBの安部裕葵も2部と同じようなものだ。

ベルギーリーグへの移籍の特徴はシントトロイデンと2部のクラブである。シントトロイデンは日本人選手のステップアップさせてくれるいわばプラットフォームになっているが、それがかなわずに日本に戻る選手もいる。全員がステップアップできるわけでもないし、海外に行けば必ず活躍できるわけでもない。


ベルギー2部といえばマリノスの天野がロケレンに移籍したことには驚いた。ロケレンなどという日本では知名度が低い2部のクラブに行くことは天野にとってはステップダウンに見える。年俸が上がったかどうかは知らないが、今季で1部に復帰できるかどうかも未知数。マリノスにいたほうが代表に呼ばれる可能性が高いように思える。まあ、これも天野の選択である。


岡崎のマラガ移籍がやっと決まった。マラガは昨季は2部で3位だったが、1部にいても下位に低迷している印象しかない。しかも最近のことは知らないが資金難、オーナーの野望の挫折といった負のイメージばかり。ジャパンアカデミーを開設したり日本マーケットに力を入れていて、岡崎獲得もその一環なのかも知れないが、それも中途半端に見える。岡崎が欲しかったらもっと早く動けただろうに。


柴崎も2部のデポルティボに移籍したし、加藤恒平もフエンラブラダに加入しそうである。加入した事情はそれぞれ違うがかつてはブンデス1部で人気銘柄だった日本人選手が今やスペイン2部に集まるとは隔世の感がある。

ベイルとポグバ

2019-07-30 10:32:34 | 日記
レアルを退団しそうでしないベイル、マンUからレアルに移籍しそうでしないポグバ。この二人の移籍は関係ないように見えてかなり関係している。ジダンから嫌われているベイルだが、正しいポジションで起用すればスーパーなプレーができる選手だと思うが、今年30才でトップフォームでプレーできるのも3年くらいだろうか。


トランスファー・マルクトによるとベイルの移籍金というかバリューは6000万ユーロ。2016年にベイルがレアルに移籍した際の移籍金は約9000万ユーロだったからかなり落ちてしまった。ポシャッた江蘇蘇寧への移籍は2000万ユーロだったから大暴落である。 今後ベイルがどこへ移籍できるのか分からないが、たったの3年半でレアルは7000万ユーロを失うことになる。


さてポグバだが、レアルはベイルを最低でも5000万ユーロで売却してポグバを買いたいと思っていたふしがある。現在のポグバの移籍金は1億ユーロ程度だが、アザールなどを獲得しているのでいくらレアルでも右から左に出てくる金額ではない。


従ってベイルを売却できなければポグバの獲得はないと筆者は予想する。現段階でのレアルの中盤はアンカー、ボランチができる選手が少ないので、ポグバ獲得を見込んで席を空けいているという見方もある。さてどうなることやら。

光ファイバー

2019-07-29 14:15:22 | 日記
オーストラリアにもやっと光ファイバーが普及し始めた。しかし一斉に普及したわけではなく、工事のしやすい郊外から始まり徐々に進んだ。我が家の地域にも予定よりも3年遅れくらいでやっと工事が完了して、希望すればいつでも設置できるようになった。ただここからの道のりが長い。


オーストラリアの光ファイバーはNBNと呼ばれ、国策会社により設置され各通信会社はそこから回線を借りる。一般家庭の料金はインターネットだけならば、通常スピードで60豪ドル(4500円くらい)、速いスピードで90豪ドル(6700円)である。さて日本と大きく違うのは回線の速度である。


日本ならば通信会社によりばらつきはでるが、平均的にダウンロードの最大速度は1Gである。つまり1000MBPSである。これは最大であってもっと遅いことのほうが多い。1本の回線を何人のユーザーで利用しているかにもよる。遅ければ100MBPSになることもある。遅くても100MBPSは出る。料金は環境によりばらつくが月額4000-6000円くらいか。


オーストラリアのNBNは通常スピードがなんと40MBPS,速いスピードでもせいぜい85MBPS程度である。当然これは保証スピードではなく最大スピードである。これでも光ファイバーなのである。ちなみに我が家では光ファイバーの前はケーブルブロードバンドを利用していて、平均速度は25-30MBPSだった。それが85MBPSになれば3倍くらいのスピードアップにはなる。


何年かかるのか知らないが近い将来に一般家庭も含めてNBNに強制的に加入させられることが決まっている。強制というよりも既存のインターネット回線、電話回線が使用できなくなるのだ。こうでもしないとNBNを国策で設置した意味がないからだろう。


こんな重大な決定がなされているにも関わらず、国民の関心は低くNBNに変更しようという人は少ない。政府の宣伝が足りないからである。我が家の地域にNBN回線が来たのが今年の6月くらいだから、まあ無理がないかも知れない。ヘビー・インターネットユーザーでなければ速度が25MBPSもあれば十分かも知れない。

花相撲試合をよいしょするバカ記事

2019-07-28 09:39:11 | 日記
夕べ2試合の親善試合があった。横浜マリノス対マンCITY,ヴィッセル神戸対バルサである。プレシーズンマッチではあるが、それ以上にマーケティングのための試合であり、お互いに怪我さえなければそれでいいという試合である。


結果は意味ないが主力選手からコメントを取り、それをいいように解釈して記事にする日本のスポーツメデイアにはうんざりする。たとえばGOALはマンCITYのデブライネから「「やはり素晴らしいプレーをするチーム、ここまで厳しく来るチームというのもなかなかいない」と言わせてマリノスは頑張ったと自己満足している。


神戸に対してはTHE PAGEがエルネスト・バルベルデ監督から「このチームは後ろからボールをつなぐプレーを試みるチームだと思いましたし、ゴールキーパーの足元の技術も素晴らしかった」と当たり障りのないことを言わせて、さも神戸のGKがよかったような印象を与えたいようだが、神戸の守備はGKからのビルドアップが最大の弱点である。親善試合で相手の悪口をいう監督はいないが、せめてどのように改善すべきかのアドバイスをもらってもよかった。せっかくバルサと試合したわけだし。


マンCITYとバルサが同じ日に日本で試合したのなら、マンCITY対バルサが見たかった。

柴崎のスペイン語

2019-07-27 09:37:33 | 日記
柴崎のデイポルテイーボでの入団会見を見ていたら、柴崎のスペイン語が上達していることに驚いた。スペインの記者からの質問に対して通訳を介さずに回答していた。ただし長い質問になると聞き取りに難があるようで、質問を聞きなおしていた。通訳さんも同席していたが、柴崎はあくまでも自分で回答しようとしていて、質問の聞き取りに難があるので時間がかかる。スペインの記者がそれに対してイラついている様子もあり、ぶら下がりのような質疑は自分で答えてもいいだろうが、正式な記者会見は通訳を経由してもいいのではないだろうか。


ただ2017年1月からのスペイン滞在であそこまでスペイン語が上手くなっているのはすごい。スペイン語は英語と比べて発音が簡単なので日本人には習得しやすいのかも知れない。


さて2部のテイポルテイーボに移籍したわけだが、1シーズンで昇格できるかどうか。それに柴崎の希望するボランチで起用されたとして、それでチームが機能するのかどうか。攻撃に比べて柴崎は守備が緩い。テネリフェの半年間のように評価されればいいのだろうが、ヘタフェで干されたように監督によって柴崎への評価は違う。


スペイン語があそこまでできれば監督、チームメイトとのコミュニケーションには問題ないはず。頑張ってほしい。