サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

カリウス

2020-09-30 10:28:24 | 日記

リバプールのGKカリウスが1年間レンタルでウ二オンベルリンに移籍することになった。カリウスを一躍有名にしたのは、2017/2018のCL決勝のレアルマドリード対リバプールの2失点だろう。リバプールはこの試合を1-3で負けてレアルマドリードはCL3連覇を飾った。このうちの2失点は信じられないようなカリウスの失態が原因だったので戦犯になり、その後2シーズンはベシクタシュにレンタル。そしてリバプールに戻ったが、当然出番はないので、今回のレンタル移籍となった。

 

ウニオンベルリンでの年俸はリバプール払いという報道もあるので、厄介払いということになる。2020年4月のGOALに対するインタビューの中で、カリウスはレアルマドリードとのCL決勝は失点の前にセルヒオ・ラモスと接触プレーがあり、脳震盪状態にあったと答えている。以下がカリウスからの話である。

 

「僕はセルヒオ・ラモスとの接触の後に脳震盪を起こし、空間的な視覚に影響が及ぼされていた。このことは世界を代表する脳の専門医により明らかにされた。あの試合で何があったか知ることができて良かったし、公にするつもりはなかった。でも、結果がリリースされた後、本当に多くの脅迫や侮辱とか卑怯な攻撃が続いた。僕はこのことをミスの言い訳にはしていない。でも、頭の負傷を面白おかしくする人間がいることに理解できない」

 

筆者はこの脳震盪の話を聞いたのは初めてだったので驚いたし、疑問も残った。本当にカリウスが脳震盪状態であったのであれば、プレーを中止して交代すべきだった。そうであればリバプールは失点を防げていた。それがプロ選手の取るべき行動だろう。自分がプレーの続行を希望し、チームドクター、スタッフもそれを許可したのだから、ミスの言い訳にはならない。

 

この試合ではセルヒオ・ラモスはサラーの肩も壊しているので、レアルマドリードにとってはラモス様様ということになる。恐るべしセルヒオ・ラモス。

 

 

https://images.daznservices.com/di/library/GOAL/3/a7/2018-05-28-loris-karius_15rza6nh2vs3c1oi9hm00z9ta1.jpg?t=-1473579021&quality=60&w=1000

情けない表情のカリウス。


アトレチコでのルイス・スアレス

2020-09-29 09:46:42 | 日記

バルサからアトレチコに移籍したばかりのスアレスは、9月27日のラリーガ第3節のグラナダ戦に後半26分から途中出場して2ゴールをあげるという離れ業を示した。第3節といってもアトレチコにとってこれがリーグ戦での初戦である。リーガは3試合消化しているチームもあればアトレチコのようにまだ1試合のみ消化というチームもある。

 

さてさすがスアレスと感心したのは、最初のゴールである。右サイドからのクロスに対してPA内の左側で相手のDFが2枚も目の前にいたポジションで待っていた。クロスに合わせてもヘッドでもキックでも自分の前に2枚も相手DFがいるのにシュートコースがない。

それなのにクロスをヘッドで合わせて、ふわっとしたボールがDFの頭を越してゴール枠の右上のGKの手が届かない隅っこに飛んでゴール。このヘッドはたまたまではなく、スアレスがDFとGKの位置を確認してそこしかないというシュートコースに決めたゴラッソである。こんな芸当ができるのは現役選手の中ではスアレスくらいだろう。

 

CR7とかズラタンとかクロスに対して強烈なヘッドを決められる選手は多い。しかしスアレスのようにヘッドを自分の思いどうりのコースに決められる選手はそうそういない。スアレスは引退してからスアレスさんのヘッデイングアカデミーとでも呼んで教室を作ったほうがいい。

 

あの嗅覚、相手のDF,GKの位置を瞬間に見極める能力は天才である。いくら33才のベテランでゴールがかつてより減ってきたとはいえ、バルサがスアレスを追い出してしまった理由が分からない。実にもったいない。


追悼、竹内結子

2020-09-28 10:03:19 | 日記

女優の竹内結子が自殺した。自殺の理由はよく分からないが、まだ40才で乳飲み子を抱えてまだこれからである。最近は子供のために女優業を控えているのだろうが、本格復帰すれば主演を張れる女優である。残念であると同時に驚いた。

 

さて竹内結子が出たドラマ、映画の中で、筆者のお気に入りはテレビドラマのストロベリーナイトである。原作の姫川玲子シリーズが面白いからでもあるが、刑事ものとしてもけっこう完成度が高いドラマである。警察内部の組織の設定におかしいところもある。20代の女性警部補が捜査一課の主任をしているなんてありえない。まあドラマだからいいか。

 

2011年に放送されたドラマの中の第2話と第3話で、「右では殴らない」というエピソードがある。大政絢が演じる女子高生が援助交際をしていて、その客から貢がれた危険なドラッグを他の客にばらまき、死人が続出する。この時、大政絢は20才で女子高生を演じているが、かなり老けた女子高生で、化粧も濃くてほとんどキャバクラのお姉ちゃんである。

 

さて捜査の結果、姫川主任が女子高生を逮捕するのだが、取り調べの際に女子高生がなめた態度を取り続けたので、姫川玲子がぶち切れして壁を思いっきり殴って女子高生をビビらせるというお話である。あまりにも強く壁を殴りすぎて、右手が腫れあがりペンも持てないほどに傷つけてしまったので、「右では殴らない」というタイトルになっている。

 

竹内結子が演じる姫川玲子は昨年リメークされた二階堂ふみの姫川玲子よりも、原作のイメージに近い。というか姫川玲子は竹内結子のイメージが強すぎて、昨年の時点でまだ25才だった二階堂ふみに姫川玲子を演じさせるのは無理があった。完全なミスキャストであった。

 

竹内結子はデビューしたころから、年齢よりも落ち着いた雰囲気があった。そのためか10年たっても20年たってもあまり雰囲気が変わらない珍しい女優である。女刑事、医者、弁護士、検事などをやらせればしっくりとくる女優だったので、彼女の演技がもうみられないというのは残念である。

 

自殺するほどだから何かを思い詰めていたのだろうが、乳飲み子を残して死ぬことに悔悟の念は残らなかったのだろうか。竹内結子の唐突な自殺にただ驚くばかりである。


10月の代表2試合

2020-09-27 08:38:25 | 日記

10月に2試合ある代表戦は、ヨーロッパ組だけで構成される予定である。そのメンバーを予想してみよう。フォーメーションは4-2-3-1。

 

GKは川島とダニエル・シュミット。

CBは吉田と富安。バックアッパーは遠藤航と植田。

SBは酒井、長友。バックアッパーは安西くらいしかいない。

ボランチは柴崎と遠藤。バックアッパーは板倉。

2列目は南野、鎌田、伊東、堂安、久保、三好。中島は試合に出ていないので呼ばない。

トップは大迫。バックアッパーは鈴木武蔵か岡崎。

 

こうみると攻撃陣は豊富だが、CBとSBとボランチの層が薄い。本当ならば川崎Fから大島、田中碧、三苫、旗手なんかを呼んでみたい。大迫は不調で第2節で早くもスタメン落ち。大迫は好不調の波が激しいし、トップのポジションにいなければ活躍できない。

ベルギーリーグにいる日本人選手は数が多いので、誰それがゴールを決めたというニュースが多い。しかししょせんレベルの低いベルギーリーグなのでそこから5大リーグに行った場合、活躍できるかどうかは別問題。

 

上記の選手だけでは20人くらいしかならないので、紅白戦もできないから人数合わせでもっと呼ぶだろう。なんとも位置付けがあいまいな代表戦となりそうだ。

 

 

 

 

 


ブンデス第2節 ヘルタベルリン対フランクフルト

2020-09-26 08:54:02 | 日記

今朝のヘルタベルリン対フランクフルトで、鎌田は2アシストで1-3の勝利に貢献した。この2アシストを分析してみよう。まず最初のアシストは、鎌田がFKを蹴り、それをPA内で待ち構えていたDFのドストというオランダ人選手がヘッドで合わせてゴール。CKからでもFKからでも、それをゴールにつなげるには、いいボールを蹴らなけばならない。だからこれはアシストでいい。

 

2番目のアシストは、右サイドに張っていた鎌田が、ボランチのローデに短く横パス。それをローデがカットインというか、シュートコースをうまく作りシュート。それがゴール枠の左にあたりラッキーなゴールとなった。シュートコースがよかったのでゴールにつながった。鎌田の横パスは単なる短いパスで、アシストと呼べるようなパスではなかった。

 

まあ、鎌田のパスを受けたローデがうまかっただけであり、あのゴールを鎌田のアシストと呼ぶのはおかしい。アシストの定義はいつも曖昧で、マッチマーシャルとでも呼ぶ人たちが決めるのだろうが、あれはアシストではない。

 

よくゴールの起点になったとかいうが、その表現はおかしい。ボールをつなぐスポーツなんだから、どこかに起点がある。GKからのフィード、スローイン、ファールを受けた後のFKから必ず始まるわけだから、それらはすべて起点になる。

 

鎌田はローデのゴールはローデの貢献度が99%なんだから、自分の横パスをアシストとはしないで欲しいと自己申告すべきだ。