U-19 日本優勝

延長戦でも０－０でPK合戦になり、サウジの４人目が大きくはずして、日本の５人目の小川が決めて日本は初優勝を決めた。

試合全体を通じてサウジのほうが圧倒的に押し込んでいたが、決定力がなかった。日本は決定機はたぶんゼロだったように思えるが、これでPKでサウジが負けるのは気の毒にも見えた。まあ、それもサッカー。いつもおもうのだが、決勝でドローだったら両者優勝でもいいのでは。

日本は６試合して失点ゼロ。最後のPKも含めて失点しなかった。この堅守は大きい。しかしこのサウジ相手にほとんどチャンスを作れなかったのは懸念材料である。

しかしなんだかんだ言っても優勝は優勝である。めでたし、めでたし。ほとんど徹夜したかいがあった。

U-19 決勝 前半 ０－０

サウジとの決勝はこちらの1時半がキックオフ。眠いのを我慢してみている。さすがに決勝なのでサウジの応援も多い。拡声器とドラムの音がやたらとうるさい。日本の監督さんのがなり声もそれにかき消されて聞こえない。

さてサウジの攻撃はスピードと突破力があり、サイドバックで抜かれると一気にシュートまでもっていかれる。失点してもおかしくない大ピンチが３回もあったが、すべてサウジがはずしまくってくれたので助かった。

日本の攻撃はサイドから崩していこうとするが、サイドを深くえぐってもそこからフィニッシュまでいけない。後半にスペースがでてくれば崩せるだろう。先制することがなによりも重要。

サウジはSFからほとんどメンバーを変えていないはずなので、主力を温存した日本とのスタミナ勝負か。

トットナムｖレスター

夕べのレスターの試合をみた。ここまでレスターはアウエーゲームは全敗（のはず）。走り回る岡崎をみて、岡崎は中盤とトップをつなぐ潤滑油という意味がよくわかった。これでリーグ戦２試合連続の先発だから、今後も先発が増えるでしょう。

試合はトットナムが圧倒的にボールを支配し、プレスも強い。レスターはカウンターのみ。レスターはボランチでボールをロストする場面が多く、カンテの代役がいない影響が大きい。岡崎の出番がなかったこれまでの試合ではつなぐ選手がいないので、トップが孤立してしまっていた。

岡崎はゴールなくとも重要な存在と褒められるが、しかしFWなんだからやはりゴールが欲しい。この試合でもシュートはヘッドでの１本のみ。フリーでのシュートだったから、あれは決めて欲しかった。

それでもここまでほとんど出番がなかったことを思えば、岡崎が先発すれば負けないという事実は大きい。今後に期待したいが１１月の代表ウイークの直後でのスタメンはないだろうから、代表に呼ばれるのはつらい。いっそのことサウジ戦はロンドンで開催したらどうか。サウジも日本に来るよりは近いだろうから。

香川が先発したルールダービーも見たが、香川はなんとも物足りなかった。ポジションがほとんどボランチのようなものだから、攻撃に絡むには後ろすぎる。チームとしてシュートが少なかった前半にミドルを積極的に打ってもよかった。カストロが出ていればもっと攻撃に絡んでいたはず。

ゲッツエは後半の最後のほうでワンツーで抜け出してシュートチャンスを作ったが、それまではいるのかいないのか分からない。存在感なし。香川とゲッツエではなく、もっと攻撃に工夫ができる中盤がいればドルトムントの攻撃はよくなると思うのだが。

U-19 SF ベトナム戦 ３－０順当勝ち

ここまで出番の少なかった選手を先発に入れて主力を決勝に温存。それでもベトナムはあまりにも弱くて３－０で日本の順当勝ち。これで決勝はサウジとあたる。

この試合は攻撃はこんなものだろうが、守備はあまりよくなかった。DFライン、ボランチ、SBとのボール回してでパスを取られる場面が頻発。試合に出ていない選手が多かったためかもしれないが、ここまでの試合ではこのようなパスミスはほとんど見られなかった。

攻撃陣は堂安と三好がいないとかなり戦力が落ちる。ベトナム相手だったから３点取れた。日本はQFでタジキスタン、SFでベトナムと弱小相手に簡単に勝てたので組み合わせに恵まれた。

サウジとイランのSFは６－５でサウジが打ち合いを制した。野球じゃあるまいし、６－５なんてスコアになることが信じられない。決勝ではサウジを蹴散らしてWC予選への景気づけにしてほしいもんだ。

U-19 タジキスタン戦 ４－０で完勝

日本は４－０で完勝したが、とにかく相手が弱かった。日本は１次リーグもそうだがQFでタジキスタンにあたるなど組み合わせにも恵まれた。毎回韓国、北朝鮮、イラクとQFで負けてきたわけだから今回はラッキーだった。

これでSFはベトナムだがいくら何でもベトナムには勝てるでしょう。ここまで楽な試合ばかりしてきたが、本当の勝負は決勝か。

このチームの中で将来フル代表に定着しそうな選手は、小川、堂安、三好、岩崎だろうか。４点目の岩崎の体をひねってのシュートはすごかった。あの態勢からシュートをきちんと打てる選手はこの年代、いやフル代表でもそうそういない。今後が楽しみな選手である。

来年のU-20WCに出られることになって本当によかった。