香川がギリシャのPAOKに移籍した。あくまでもスペインにこだわって所属なしでサラゴサで一人トレーニングをしていたのに、ここで観念してギリシャに行ったのは意外だった。外国人枠で制限の多いスペインは難しいので、オファーがあればドイツに行くと想像していた。
まあベテラン選手の移籍は得てしてトルコやギリシャになりがち。一応UEFAだから上位のチームであればCL、ELへの出場機会も出て来る。それにまだ世界の注目度もある。これが中東などに行けば、フットボールシーンからは消えてしまう。
カタールでのオルンガがハットトリックを決めた試合のハイライトをみたが、ざるのような守備でオルンガはフリーでシュートを打てていた。どこにマークがあるのかという守備だから、オルンガならばシーズンで40ゴールくらい決められるだろう。そういうリーグに行くよりはまだギリシャのほうがいいが、年俸は圧倒的に中東のほうがいい。
さて香川のような20代前半で全盛期を迎えた選手が30才すぎて、移籍先をさがすのは大変である。しかし今回のようにまだオファーを出してくれるクラブが出て来る。こういう場合のキーワードは昔の名前である。ドルトムントにいた、マンUにいたというだけで全盛期の香川をイメージしている。
香川がワールドクラスの輝きをしていたのは、2010/2012の2シーズンだけで、あとは鳴かず飛ばずだった。10年前のイメージだけでオファーが来るのだからすごいかも知れない。しかしサラゴサでのプレーを見れば分かるように、香川に輝きを求めるのは無理だ。自分の劣化を本人は認められないだろうが、それでも次のWCを目指すとか言われると晩節を汚すなと言いたくなってくる。
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