WCのアジア2次予選は日本だけでなく、オーストラリアも絡んでくる。オーストラリアは２０２０年は代表戦がなく、次の予選はぶっつけ本番となる。3月２５日にメルボルンでクウエート戦、3月３０日にアウエーでネパール戦である。これは実にやっかいである。
現在、オーストラリアへの入国は国籍か永住権保持者に限定され、かつ入国時に強制的に２週間のホテル隔離がある。オーストラリア代表も海外でプレーしている選手が多いので、この規定に従っていれば所属クラブからの招集も戻りもほとんど不可能であるから、入国時でのホテル隔離の免除をＦＦＡ（オーストラリア協会）は要求している。
そしてネパール遠征もできるのかどうか疑問である。そして6月にはコッパアメリカに招待されている。これは開催されるかどうか怪しい。仮に開催されるとして2次予選の残りの２試合（台湾とヨルダン）がコッパアメリカとかぶるので、予選の日程をずらせなければコッパアメリカを辞退するしかない。
従って３月と6月の2次予選はかなり綱渡りであって、困っているのは日本だけではないのだ。もういっそのこと2次予選は打ち切って、現在の成績で決めてしまえば簡単なのに。