サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

中村史上最高の1年

2021-01-01 19:36:39 | 日記

川崎フロンターレがガンバ大阪を1-0で下し、天皇杯を初優勝した。試合全体を見れば川崎が圧倒的にボールを保持して、ガンバは守るだけ。最後の10分くらいはガンバがフォーメーションを変えて攻めたものの、結局1-0で川崎が逃げ切った。三笘の技ありゴールといい、川崎のいい面だけが目立った試合だった。残念ながら中村憲剛の出番はなかった。

 

後半最後に川崎の3回目の選手交代で、脇坂が出てきてNHKのアナウンサーも言葉を詰まらせた。現役最後の試合なんだから誰でも中村憲剛をピッチで見たかった。それが1分でもよかった。点差が1-0ではなく、2-0であれば憲剛の出番はあっただろう。鬼木監督は堅い。勝負だから仕方がないかも知れないが、憲剛の出番なしはひどい。

 

試合後のインタビューで「中村史上最高の1年でした」とコメントしたが、個人の成績としては現役最後のシーズンとしてはあっけなかった。故障からの復帰が遅れてリーグ戦での出場は13試合。先発は7試合。得点2。あまりにも寂しい数字である。

 

10月31日のFC東京戦でバースデーゴールを決めたのが、今季のハイライトだった。そしてあのゴールが現役最後のゴールであった。自分の成績は悪くてもチームはリーグ優勝と天皇杯優勝を飾った。だから中村史上最高の1年と言ったのだろうが、最後の試合に先発して最後のゴールが見たかった。恨むよ、鬼木さん。


日本のコロナは収まらない

2021-01-01 10:24:36 | 日記

2021年になり、毎年のことだが誰でも年を取っていく。ああいやだ、いやだと愚痴るのも面倒になる。さて昨日は大晦日だというのに日本のコロナの新規感染者は4千人を超えた。冬の間はこれからも増えていくのかどうか知らないが、日本ではそう簡単にコロナは収まらないだろうなという思った。それは昨日の朝日新聞に出ていた記事から分かる。

 

”神奈川県内の大学に通う女性(21)は「カウントダウンイベントがある居酒屋で朝まで過ごします」と話した。全国的な感染状況については、「怖くないことはないけど、議員さんだって大人数で飲んでるから。若者だけ制限される意味が分からない」と話す。”

 

これを発言した大学生は本当にバカだと思う。議員が飲んでいようが、コロナに感染するのは自分自身であり、行動制限を求められるのは若者だけではない。そもそも行動制限はコロナ感染を抑えるためであり、ひいてはそれは自分を守るためである。自分と議員の行動を比較しても何ら意味はない。

 

シドニーでは大晦日にハーバーブリッジを中心にした地域で花火が打ち上げられる。夜21時と24時の2回である。夕べは21時は中止だったが、24時の花火は時間を短縮して行われた。毎年身動きが取れないほど花火見物の群衆が集まる。しかし昨日は違った。

 

まず州政府が群衆を集めないように許可証を発行し、それを持たない人はハーバーブリッジが見えるオペラハウス周辺には立ち入りできないようにした。一方日本では渋谷でも大阪の戎橋でも大勢の人でにぎわった。コロナに感染しても構わないのだろう。

 

議員さんだって大人数で飲んでいるからなどと発言する若者がいる限り、日本のコロナは収まらないどころか、ますます拡大していくことでしょう。