サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

香川ドルトムント復帰へ

2014-08-30 18:46:52 | 日記
正式な発表は一両日中だろうからあくまでも「復帰へ」である。

2年間のドルトムントでのブランク、マンUでの不遇からトップフォームを取り戻せるか、かなりメンバーが変わったドルトムントでポジション争いに勝てるかどうかなどなど、いろいろな意見が出ている。

しかしセレッソからドルトムントへ移籍したチャンスをつかんだのも香川、ドルトムントでの2年間、それも最初の年は長期故障もあったにもかかわらず2年目でも活躍できたのも香川、マンUにステップアップ移籍できたのも香川、1年目はまあまあだったが2年目以降からは歯車がかみ合わなかったのも香川、そう全てが香川本人の責任である。

マンUでは監督がころころと代わり、それに左右された一面もあるがドルトムントでの2シーズンのゴールシーンなどを見返すとマンUでのプレーと大きな違いがわかる。それはドルトムントではパスを出すとボールが戻ってくるが、マンUではルーにーなどを除けばほとんどボールが戻ってこないことだ。

香川のように周囲の選手を使い、いわば彼らをボデイガードのようにして相手のDFを崩していくタイプの選手にはマンUのようなプレースタイルではやっていけない。たとえば香川が真ん中にいたとして、右のバレンシアにボールを出す。香川はバレンシアにサイドを切り込んでもらい、マイナスのボールを自分に戻してほしい。しかしバレンシアはそのような細かい芸当よりは単純にクロスを上げるか、ボランチかSBにボールを戻してしまう。

あるいは香川→バレンシア→ルーニー→香川→ファンペルシー→香川といった流れをしたくても必ず途中で流れが切れてしまう。ここまで手数をかけることが少ない。

今季のドルトムントの前線の選手がどこまでこのような細かいプレーをしているのかどうか知らないが、まあ少なくともマンUよりはましだと思う。それにシャヒン、ギュンドガンなどボランチの選手とは以前いっしょにプレーしたので、パスが香川をスキップする傾向はまずないと思う。

問題は香川がフィットするまでクロップがどこまで我慢して香川に出番を与えるかどうかでしょう。

マンUの新加入選手は偶然かどうか知らないが、ヒスパニック系ばかりだ。デイ・マリア、ロホ、エレーラ。従来のヒスパニック系であるチチャリート(出て行くのかどうか)、デ・ヘア、バレンシア、マタもいる。スタメンの中で7-8人もスペイン語選手も夢ではない。

ワンダラーズ

2014-08-29 22:11:24 | 日記
Western Sydney WanderersはACLでのQFで広州恒大を下してなんとSFに進んでしまった。昨季のチャンピオンである広州に2試合合計で2-2だったが、ホームで1-0、アウエーで1-2としてアウエーゴールで勝った。アウエーゴールは本当にばかげたルールである。

小野や他の主力の選手が2-3人抜けて戦力ダウンと予想していたが、さほど落ちておらずワンダラーズの快進撃は続いている。このまま決勝までいければアデレードが決勝に進出してガンバ大阪と争って以来である。ガンバがACLで優勝したなんて信じられるか?

Aリーグの開幕は10月であるから8-9月はいわばプレシーズンマッチなのだが、今年の広州は昨年ほどの破壊力がなく連覇ならず。

ワンダラーズは今季の会員も満杯で平日開催のACLのチケットも取れない。

日本人選手を獲得するという話はどうなっているのだろうか。

マンU

2014-08-27 10:17:19 | 日記
今朝のリーグカップでマンUは2部のチームに0-4で大敗してリーグカップを早くも敗退。残るはリーグ戦とFAカップのみとなった。GKを除いてリーグ戦からメンバーを大幅に変更してきたが、DFのもろさを無様にだして2部相手に4失点の大敗。

リーグ戦2試合で出番がなかった選手たちには格好のアピールの場であるはずが、逆に2部のチームにアピールされてしまった。マンUの現状は主力と控えの選手のレベルの差がありすぎること。そしてなんといってもボランチとCBがもろすぎること。

CBにロホを補強したが、SBのショーは故障で使えていない。デイマリアを獲得したのはいいが攻撃と守備の選手層のレベルが違いすぎる。これではフォーメーションをどういじったところでどうしようもない。

香川は最後のアピールの場だったが、はりきりすぎたのか相手とヘッドで競いずヘッドバットを食らって鼻を負傷。どの程度の負傷なのかわからないが、前半20分で交代だからかなり悪いのかも知れない。

スルーパスをウエルバックに通して決定機を作ったが、惜しくもGKに取られてしまった。あれが決まっていれば試合の展開も変わっていたかも知れない。それでも香川が交代してからの4失点だったから戦犯にされずにすんだ。

このままマンUにいてもベンチ要員とスタンド観戦を繰り返すだけだろう。ドルトムントでもどこでも移籍したほうがいいとは思うのだが。

マインツ

2014-08-25 09:38:32 | 日記
ブンデスリーガ初昇格のパダーボルンのホームでのマインツの開幕戦。スタジアムはキャパが15000人とブンデスでの最小である。比較的新しいそうだがブンデス昇格を狙っていたのであれば、せめて3万人のキャパは欲しかった。

さてミューラーとシュポ・モティングの主力を放出して昨季よりもかなりの戦力ダウンのマインツ。昨季は控えの多かったパクとクーもスタメンである。トップ下のジュリチッチは新規獲得選手。連係もいまいちで、1トップの岡崎までとにかくボールがたどりつかない。

一方のパダーボルンは無名の選手ばかりだが初昇格の高揚感で気迫十分。プレスもタックルも強烈でマインツの選手はかなりびびっていた。ほとんどシーズン終盤のプレーオフのような戦い方である。

マインツは攻撃の戦力ダウンもさることながら中盤のDFがひどい。2-2で引き分けたものの2失点とも自分のミスからの失点で完全に防げたケースだった。今後このパダーボルンが今季残留できるくらいの成績を残せるのかどうか知らないが、マインツはこの守備をなんとかしないと確実に降格候補だろう。

それにトップ下と右SHに補強が必要。トップ下でボールをもっと収めてパスを散らすことができる選手がいればもっと攻撃にためができて不必要なカウンターを防げる。香川なんて最適だと思うけど、試合に出られなくても香川はまだマンUのほうがいいのだろうか。

ハノーファーvsシャルケ

2014-08-24 11:16:09 | 日記
昨季3位になり今年もCLに出場するシャルケだが、ファルファン、内田など怪我人が多くベストメンバーを組めない。一方ハノーファーは移籍の出入りが激しく10人出て11人入った。その影響からか前線の連係がいまいち。

内田はまだ故障中でベンチ外。酒井はスタメン、清武は後半途中からでてきた。酒井は守備に追われていたがまあまあの守備だった。攻撃参加は少なく、後半に1回チャンスを作るクロスをあげたが、それにヘッドで合わせてFWがはずしてしまいアシストはつかなかった。それでもこの調子ならばスタメンは維持できるでしょう。

清武は故障の影響でトップフォームではないようだが、ボールロストも多く見るべきところ無し。攻撃に工夫がたりないハノーファーは清武に期待するところが大きいだろうから、早くトップフォームになることを祈ります。

シャルケは先制しながらも2失点して逆転負け。この選手状態のままCLのシーズンが始まると、いいところなくグループリーグ敗退できまりのような気もする。特にファルファンがいないのが痛い。

ケルンvsハンブルグも見たが、大迫はトップ下というか2トップというか、よく動いていたが前線にあてるだけの攻撃だからサイドハーフなり、ボランチともっとパスを回して相手のDFを崩していかないと機能しない。

チャンスらしいチャンスも1度だけで、それもシュートを枠外に飛ばしてしまいいいところなし。1点決まれば他の選手からの信頼も出て来て、もっといいボールに絡めるのだろうけれど。