サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

1次リーグ総括

2018-06-30 16:44:12 | 日記
やっと長い1次リーグが終了して残りは決勝Tの16試合である。ここからはゆっくりとクオーリテイの高い試合が見られる。寂しくもあり楽しみでもある。


さてアジア勢の結果とみると今大会はこれまでの最大の5チームが出場して、オーストラリアを除きそれぞれが1勝して4勝、日本が決勝Tに進出という大健闘をした。なぜこれが大健闘というtアジア勢は2002年、2010年を除けば毎回惨憺たる結果しか残してこなかったからだ。


アジア勢のワールドカップの勝ちゲームは、1994年のサウジの1勝。1998年のイランの1勝。2002年の日本の2勝。韓国の4勝。2006年の韓国の1勝。2010年の日本の2勝。韓国の1勝。2014年は勝ちなし。そして今回の4勝である。


これを見れば2002年を除けばひとつの大会でアジア勢が4勝するという意味の大きさが分かる。しかし決勝Tに進めたのは、サウジが1回、韓国が2回、日本が3回。日本の3回目というのはアジアカップ優勝4回という偉業にも匹敵するはずだ。


オーストラリアはオセアニア枠で出場した2006年は決勝Tに進んだがそれ以降は3大会連続で1次リーグ敗退。アジアの中では最強かも知れないイランも決勝Tに進んだことはない。日本と韓国以外でももっとコンスタントに好成績をあげられる国が必要である。


2015年アジアカップを制したオーストラリアには今回は期待していたんだけど。

G組 イングランドvベルギー、パナマvチュニジア

2018-06-29 10:54:22 | 日記
イングランドvベルギーはそれぞれスタメンを大幅に変更してあまり知らない選手ばかりが出ていた。主力を温存することが目的だけの試合だった。1位でも2位でもどちらでも構わない。しかし今後の対戦相手を考えれば2位に入りたいというのが本音だろう。しかしそうするとラウンド16でコロンビアとあたる。できれば日本とあたりたいというのがあり、勝っても負けても痛しかゆしという複雑な試合である。


それが試合にも如実に出ていた。もちろん選手は出るからには勝ちたいだろう。しかしSBSのフォスター氏の感想はNot game of real feelingというものでやる気が感じられない試合ということだった。


51分にヤヌザイのゴールでベルギーが先制。直後のマルチネス監督の表情は複雑そうで喜んでいなかった。ゴールをあげても監督が祝福してくれないとは選手も困惑だろう。それに怪我人が出ない限り、今後この試合の先発して選手の起用はほとんどないだろう。だから余計に複雑。


ベルギーが1-0で勝ち切り、日本の相手はベルギーと決まった。今日の控え中心のベルギーでもパワーがあり強そうなのにルカク、アザールなんかが出てくれば日本の勝ち目はほとんどないだろうね。せっかくラウンド16まで来たのだから、持ってる西野でラッキーな勝ちを拾いたい。



消化試合のパナマvチュニジアは前半にパナマがシュートが相手のDFにあたり軌道が変わりオウンゴールで先制。しかし後半に地力優るチュニジアが2点いれて逆転勝ち。初出場のパナマは3連敗、5回目の出場のチュニジアはまたしても1次リーグ敗退で終わった。


日本は6回目の出場で3回目のラウンド16進出だから記録的にはまあまあだといえるし、アジア勢では初の3回目である。これは誇らしい数字だ。

H組 第3節 日本vポーランド 西野さんのバクチは大失敗、薄氷の決勝T進出

2018-06-29 01:59:44 | 日記
セネガル戦からスタメンを6人も変えてきたのは驚いた。ここまでギャンブルする必要はあったのだろうか。酒井高徳の右サイド、山口のボランチには不安いっぱい。


前半はシュートも多かったし、ポーランドの出来がわるかったのでゴールがなかったという点を除けばまあまあだった。前半で先制できていればたとえ同点にされたとしてももっと楽に勝てたはず。


テレビの解説もできの悪い日本と言われていたし、誰が見ても日本の攻撃は機能していないのは明らか。後半になるとポーランドのカウンターをくらいやすくなり、山口の与えたFKから失点。最悪である。


後半にはゴールのにおいがまったくしなかったし、失点のにおいぷんぷん。レヴァンドフスキが決めてくれなかったので追加点を防ぎなんとか0-1で負けた。変な表現である。裏試合のコロンビアvセネガルでコロンビアが1-0で勝ってくれてコロンビアが助けてくれた。


セネガルと得失点差も同じになりイエローカードの差で2位になるという史上初の方法で決勝Tに進んだ。最後の10分間は時間稼ぎに徹底したがあの間にセネガルが同点に追いついたら笑えなかった。


第2節終了時点で決勝Tに進めていないのに第3節に大幅にメンバーを代えたのはなかった。メンバー変更が多かったのはクロアチアくらい。そもそもクロアチアはすでに決勝T進出を決めていた。勝負をかけるためには第2節と同じスタメンにすべきだったはず。


西野監督はなんだかんだといって決勝Tを決めたが第3節の重要な試合でここまでギャンブルするのは誰にも理解できないだろう。攻撃の4人を温存してこれでラウンド16を勝てたらそれで成功ということになる。しかし相手はベルギーかイングランドだから今日のような試合を見せられると勝てる気がしない。


まあとにもかくにもコロンビアには感謝したい。第1節に負けてくれて第3節には助けてくれた。ぺケルマン監督、本当にありがとう。

E組 第3節 セルビアvブラジル、スイスvコスタリカ

2018-06-28 14:04:41 | 日記
ブラジルvセルビアはセルビアが最初の15分くらいはフィジカルプレスでブラジルを押した。しかしこれをブラジルはなんとか持ちこたえて前半35分にはコーチーニョのDFラインを破る技ありパスにパウリーニョが飛び出して先制ゴール。これはビューティフルなパスとゴールだった。


後半68分にはCKからチアゴシウバがヘッドで合わせてブラジルが2-0とリード。これで試合は決まったようなもの。ネイマールはことごとくシュートをはずしたが要所でボールをうまく展開した。


相手がガンガン来てもそれをかわして、点が欲しいところで点を取る。ブラジルらしい試合運びでブラジルが勝ち切った。華やかな試合ではなかったがブラジルのうまさが際立った試合である。




もうひとつのスイスvコスタリカは実力差からいえばスイスが有利だし、コスタリカには消化試合。しかしコスタリカは気迫のこもったプレーを見せた。やはりワールドカップに消化試合はない。


前半20分くらいまでコスタリカがハイプレスで攻めた。ゴールの枠に2回あてたが決定力がなかった。一方スイスは31分に先制。このままずるずるといくかと思いきや、56分にコスタリカがCKから同点ゴール。これで1-1.


88分にスイスが勝ち越しゴールを決めたが、ATにkコスタリカがPKをもらいそれを決めて2-2.コスタリカが勝ち点1をもぎ取り意地を見せた。ここまでの第3節の試合ではたとえ1次リーグ敗退が決まっているチームでも死に物狂いで向かってきている。日本も死に物狂いでポーランドから勝ち点3を取らなければいけない。

F組 第3節 メキシコvスエーデン、韓国vドイツ

2018-06-28 13:42:10 | 日記
韓国vドイツはドイツの圧勝だろうと予想したのでライブではメキシコvスエーデンを見た。メキシコもスエーデンも1人ずつメンバーを変更。メキシコは負けなければいいという有利な状況である。それが油断を呼んだのか試合は最初からオープンな展開となった。


前半31分にチチャリートがハンドのPKを取られるがこれをVAR判定で免れた。このあたりからメキシコにはいやな感じだったろう。後半50分にスエーデンが先制。GKオチョアはシュートを手にあてたが、はじききれずに失点。


62分にはスエーデンがPKで2点目。74分にはオウンゴールでスエーデンが3点目。これで3-0とまさかの大差がついた。メキシコは失点の仕方がアンラッキーばかりで3-0になった時点で1次リーグ敗退をか覚悟したことでしょう。



しかし裏試合の韓国vドイツで奇跡が起こった。ドイツのメディアは7-0でドイツの圧勝と豪語したがドイツは醜態を世界中にさらした。ドイツはミューラー、ドラクスラーをはずしてエジル、ゴレツカ、ケデイラをスタメンにしてきた。エジルとケデイラはメキシコ戦でよくなかったのでまさかスタメン復帰させるとは思わなかった。


メンバーはどうであれドイツのプレーは緩慢で攻撃が機能しなかった。韓国を見下していたのか、綺麗に相手を崩して決めたいのか知らないがとにかくオフザボールの動きが悪い。


韓国は毎度の韓国でソンフンミン頼み。クリエイティブな攻撃がなくそのうち失点しそうだった。しかし後半になると韓国のほうがハードワークし始めた。ドイツの攻撃を何とかしのいで後半ATに韓国が先制ゴール。オフサイドにも見えたがVAR判定でゴールが認められた。これで1-0.


ノイアーがやけくそになりセットプレーでもないのに攻撃に参加。これが大失敗で無人のゴールにロングボールを放り込まれてまた失点。これは大笑いである。ドイツのワールドカップ史上の最悪の失点だろう。


そのまま2-0で韓国がワールドカップ史上最大の番狂わせで大金星をあげた。メディアには韓国の意地にドイツが巻き込まれたと出ていたが、これはドイツの自滅でしょう。メキシコが3点差で大敗していたので、ドイツは1-0で勝てばそれでよかった。それが韓国相手に2-0で負けるなんて大恥もいいところだ。


ドイツは本当にみっともない試合をした。