サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

旗手はどうして起用されないのか

2022-09-30 08:26:57 | 日記

アメリカ戦、エクアドル戦で旗手が全く起用されなかったことに非難ごうごうである。まあもっともな意見である。せっかくセルティックで活躍している選手を2試合もあったのに全くピッチに立たせなかったのだから、何のために召集したのか分からない。しかし30人も呼んだのだから全員を起用できないことは初めからわかっていたし、呼んだからには起用してあげたいという気持ちなのかテストしたかったからか、とにかくできるだけ多くの選手を起用できた。

 

旗手はいい選手だと思うし、これからの代表の主力になれる選手だろう。しかしセルティックでの今季は印象ほど活躍できていない。まずリーグ戦では8試合のうち、先発が3試合、途中出場が2試合。ゴールなし、シュートもなし。CL2試合で先発。いずれも後半25分くらいで交代。主力ではなく準主力、いわばカップ戦要員である。

 

CLのレアルマドリード戦で自分が通用できたことが自信につながったとコメントしているが、そのレアルマドリード戦は0-3で完敗。これがセルティックの実力であるし、旗手の現在位置である。チームでは4-3-3のインサイドハーフの左で起用されている。

 

さて突然4-3-3から4-2-3-1というか、4-4-2に変更されたが、旗手を起用するとすればどこが適正配置になるのか。4-3-3のボランチあるいはインサイドハーフならば遠藤、守田、田中碧が鉄板だし、バックアップに原口、柴崎が森保さんのお気に入り。前線が4人になる関係から鎌田、久保などもインサイドハーフに回されるだろう。

 

すると旗手の序列は下がる。では4-2-3-1ではどうかといえば、ボランチは本職が4人もいるので、ここのバックアップにはしないだろう。前線の左のサイドハーフには久保と三苫、あるいは南野もいる。右には伊東、堂安がいる。トップ下には鎌田、南野か。これらのポジションに旗手を起用という意識は森保さんには出てこないだろう。

 

ではフロンターレ時代のように左SBでは、長友、中山がいるし、伊藤もできる。ここもだめ。レオ君は旗手のSBを推しているが、代表では試されたこともない。

 

ポジションごとに見ていくと、森保さんが監督であるかぎり旗手の召集はないだろう。あるいは柴崎、南野をメンバーからはずして旗手を加えるという選択肢もできるが、この二人はお気に入りだから外さない。

 

結論からして11月1日発表の大会メンバーに旗手が呼ばれることはないと断言できる。

 

 

旗手 怜央

まだまだセルティックでの活躍が足りない。マウスピースだけ目立ってもだめ。


ポチェティーノのインタビュー

2022-09-29 09:23:53 | 日記

サッカーダイジェストにポチェティーノのインタビューふが出ていて面白いコメントがあった。それはPSGではリーグ戦、カップ戦などを制覇してもそれらのタイトルはCLの1次リーグのように扱われて、誰も評価しない。目標はあくまでもCL制覇であること。だからCLのラウンド16でレアルマドリードに負けたことで解任された。リーグ優勝をしても解任されるのは不条理である。

 

一方、マンCITYではCLの準決勝でレアルマドリードに負けたが、その後はなんの影響もなくそのシーズンはEPLで優勝。すぐにハーランド獲得を発表している。PSGとマンCITYのこの違い、リーグ優勝を果たした監督への敬意が全く違うとポチェティーノは愚痴っている。

 

なるほどねえ。しかしメッシ、ムバッペ、ネイマールなどがいて移籍金に費やした金額と選手への年俸の合計は、おそらく世界一だろう。そういうクラブがCLのラウンド16で敗退しては監督は解任されるだろう。クラブの会長の心理では素人でもわかる。

 

PSGとマンCITYの監督のタスクというか、クラブから求められているものは根本的に違う。PSGはあくまでもCL制覇。マンCITYは積み上げたものの結果としてリーグ戦なりCLのタイトルがついてきて、途中経過が重視される。こんなところだろう。

 

ポチェティーノがPSG監督を引き受けた時点でそれは分かっていたはずだし、やめた後に愚痴ってみても仕方がない。

 

電撃解任のポチェッティーノは引く手あまた…間もなく新天地で再 ...

もう一度PSGの監督をしてみたらどうか。

 


セットプレーを隠しているのか?

2022-09-28 13:24:15 | 日記

この代表2連戦では日本はセットプレーのサインプレーは一切見せなかった。何も工夫がないCKなどに対して、テレビ放送の解説者は批判していた。JOチャンネルを見ていると、あれは隠していて、本番前まで直前のカナダ戦は当然のことだがサインプレーをわざと隠しているという。

 

もしそうでなく、本番でも工夫のないセットプレーをするのであれば、それはバカだと城さんは断言していた。ドイツへの秘策はサインプレーだと城さんは言うのだが、果たしてそうだろうか。そもそもサインプレーなんてそう簡単に決まるものではないし、森保監督になってから工夫されたセットプレーなんて見たことがない。

 

そして代表にセットプレー専用のコーチを招聘したというニュースも聞いたことがない。筆者は断言できる。森保監督にはサインプレーをする余裕なんてない。今は選手選考で頭の中は一杯だろう。だいたいサインプレーならばCKからのボールをPA外に張っている選手に戻して、そこからミドルを狙うか、右のCKならば左の大外まで放り込んで、そこからカットインさせるというくらいだろう。

 

そんな器用なボレーシュートができるのは久保と堂安くらいだろう。メンバーも固定されていないのにサインプレーなんて無理に決まっている。練習するのならば直前の合宿だろうし、今から隠しているわけではない。

 

 

日本代表だったプライドと傲り……城彰二の人生が変わった瞬間 ...

JOチャンネルをみてください。


エクアドル戦 0-0

2022-09-28 00:24:55 | 日記

エクアドルは非常にいいチームだった。プレスも強くパス回しも上手い。足がすぐに出てきて、寄せも早い。こういうチームがWCに出てくるチームのスタンダードなんだろう。もったいないのは得点力不足であること。毎試合0点か1点どまりのチームだから、それでは勝てない。日本相手、しかも控え中心の日本なんだから2-0くらいで勝たなければいけない。

 

アメリカ戦、この試合でも前半と後半では展開が違ったので、選手のパフォーマンスを比較するのは無理がある。それでもこの2試合で序列は決まった感がある。FWは上田。2列目は伊東、鎌田、久保。ボランチは遠藤、守田。CBは吉田、富安。SBは酒井と長友。GKはシュミット・ダニエル。

 

このメンツをレギュラーと呼ぶならば、ドイツ戦とスペイン戦はこのメンツで先発。コスタリカ戦は総入れ替えするかどうかは別にしても、それ以外のメンツを中心にローテーションするだろう。エクアドル相手に今日のメンツで前半を0-0でしのげたのだから、コスタリカ戦は後半に前線の選手を入れ替えて得点を狙う。そんな感じかなあ。

 

ドイツ戦とスペイン戦はなんとかドローを狙う。合計勝ち点4。得失点差でなんとか2位にもぐりこむ。もうこれしかないでしょう。

 

古橋は前半のビッグチャンスを決めていればヒーローになれたし、WCも当確だった。あんなイージーなチャンスを決められないのはあまりにも印象が悪い。2試合でも出番がなかった旗手はかわいそうに。セルティックファンの怒りが聞こえてくる。

 

アメリカ戦とエクアドル戦のスタメンで22人。プラスGK、DFライン、ボランチ、前線に各一人ずつ加えて合計26人。DFラインは板倉の回復を待つかも。ボランチは原口だろう。

 

前線は上田、前田、古橋、相馬、旗手のうち二人を落とすことになる。厳しい戦いだね。2試合とも出番のなかった旗手はおそらくだめだろう。古橋は代表で機能したことがないのだ危ない。旗手と古橋を落としたらセルティックが怒るぞ。

 

GK シュミット ダニエル(SCHMIDT Daniel) | SAMURAI BLUE | 日本 ...

一気に評価を上げたダニエル君。


ネーションズリーグ イングランド対ドイツ 3-3

2022-09-27 09:55:13 | 日記

前半は0-0だったのに、後半にそれぞれ3点ずつ取り合って終わってみれば3-3という大味な試合だった。そもそもこのネーションズリーグって本当に必要なんだろうか。公式戦だが、WC予選、ユーロ予選よりは価値がない。それでいて親善試合でもない。選手も見ているほうもモチベーションが出てこない。

 

さてWC前の準備という意味でみればイングランドもドイツもまだまだという感じだった。とくにイングランドは不振でここ5試合で勝ち星がない。攻撃力はあるが守備がひどい。特にCBのマグワイアはギフトパスでボールロストして、それをPA内まで追っかけてファールしてPKを与えるという大チョンボ。どうしてこんな不安定なCBを先発起用するのだろうか。

 

そしてルーク・ショーもひどかった。ゴールは決めたもののSBとしては守備が不安定。このマンUコンビは、クラブではあまり試合に出ていないのに、代表でもそろって先発。ローテーションもあるんだろうが、マグワイアなんて代表に呼ぶレベルではないだろう。

 

ドイツはイングランドに3失点するんだから守備は不安定。しかしざる守備のイングランドとはいえ、3ゴールできるんだから攻撃はやはり怖い。中盤のプレスも強く、日本の遠藤、守田のボランチで対応できるかどうか不安が残る。

 

イングランド、ドイツあたりと比較すると日本はトップが役者不足というか得点力がない。サイドとトップ下はいいけど、そこから真ん中に放り込んでもシュートまでいけない。強い国は得点力があるFWがいる。たとえばイングランドはハリー・ケインがいる。ドイツにはヴェルナーやミューラーがいる。日本にもこういうFWが欲しい。

 

ミスが多いぞ、マグワイア君。